- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062817394
作品紹介・あらすじ
頑張らなくていいことに「命=時間」を費やしている君へ
現代社会を生き抜くためのミニマム仕事術!
「To Do」を手放し、仕事の効率を高める。「心の荷」を捨て、理想の生き方を手にする。超高ストレス社会で自分を守り抜き、軽やかに働くための40の技術が語られた、「世界一簡単な」人生デザイン学の本。
感想・レビュー・書評
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音楽業界でミリオンヒットを生み出した元プロデューサーの著者が、「あなただけの理想」を手にするために、「やらなくてもいいこと」「やってもいいこと」を、40個のポイントに分けて紹介した本。
新人時代のダメさも書かれてはいるものの、英語教師の資格も持ち、好きなフライフィッシングに没頭したりできる環境にあったなど、元々色んな意味で恵まれていた人だからできたことも多いと思うが、次の点は参考になった。
○欠点を直すことに時間と手間をかけるより、いいところを伸ばすことに集中したほうが絶対にいい。
○自分がやりたくないと思っている「TO DO」に振り回されるのではなく「やりたいことリスト」を書いてみる。
○チームリーダーが意識すべき3点
①メンバーが才能を最大限に発揮できるよう「潤滑油」になること
②個々が自発的に動ける「余白」を残すべく努めること
③チームで目指す「たったひとつの目標=クレド」を忘れないこと
○人生、楽しんだ者勝ち。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『超ミニマル主義』を読んでいる時に、たまたま書店で見つけた。ミニマルを読んでいる時は、クールで合理的な人かなと思ったが、本書を読んでイメージ逆転。著書の人生と、今までに身につけた当たり前だが、大切な真理が綴られています。著書の熱が感じられる良書です。
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人間嫌い、空気を読めない、落ちこぼれの音楽プロデューサーだったという著者の四角さん。
自分はすごい人間ではなかったけど、こういう信念を持って行動したらだんだん上手くいったんだ、というストーリーにとても共感しました。
テクニックではなく、心の持ちようを指南してくれます。
上から教える、ではなく同じ目線で寄り添ってくれる感じに親しみが湧きました。
講演のエピソードで、「ノートは取らなくていい、音楽を聴くように、言葉のシャワーを五感で感じて欲しい」というくだりはワクワクして鳥肌が立ちました。
「アーティストのように生きる」という、社会人になって忘れていた感覚を思い出しながら生活してみようと思いました。 -
【※本文抜粋、要約がメイン】
2023.11.23木、読了。
・みなと同じ「舗装道路」ではなく、「オフロード」だっただね。
・「魂を売らず」に済んだ。もちろん否定され続けるし、軋轢あつれきにさらされていた。
・自分の心に嘘をつく行為自体がもっともつらく、単純にその選択肢を選べなかっただけ。
・①彼らと接するすべての場面と現場で、照れず真っ直ぐに「大好き」「尊敬している」ということを、言葉と態度でしっかり伝える。②本気の愛情表現を続けることで、ぼくがレコード会社側の単なる担当者ではなく、彼らの「本当の味方」であると理解してもらう。③彼らのことを心から「認め」「理解すべく努力」し続け、その姿勢を全身全霊で彼らに伝え続ける。
・人間嫌いの僕が心許せるほどに、寛容で優しい人というのは、必ず上に昇るんだと知った。
・心を込めてリスクを取ってくれた人には必ず、堂々と恩返ししよう。
・うまくいくチームは「意見が言いやすく全員の意思疎通がスムーズ」「根本的な指針"クレド"にブレがない」の二点が徹底されている。
・チームリーダーが常に意識すべきことは、①メンバーが才能を最大限発揮できるよう「潤滑油」になる②個々が自発的に動ける「余白」を残すべく努める③チームで目指す「たったひとつの目標=クレド」を忘れない
・「よくわからない誰か」に勝つために、疲弊しながら走るのはもうやめよう。登山も人生も競争ではない。目指すは終始ワクワクしながら長く歩き続けて、できる限り遠くまで行くこと。自分らしく最期の時まで生きること。
・荷物はできる限り軽く、ゆっくり自分のペースと小さな歩幅で歩み続ける。 -
電車通勤していた頃に、朝、車内で読んだ記憶がある本。歌手のSuperflyなどをプロデュースした筆者。この本は、人はみんな完璧なんかじゃなくていいんだと改めて思わせてくれる。
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とんでもなくいい本でした。
共感できることがたくさん書いてありました。
文庫本にこんなに線を引いたのは初めてかも。 -
自分らしく生きていければいいのかな。
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不器用だけど、愚直に直球だけ投げ続けたら、こうなった、という個人の人生を振り返ったお話。
よい言葉もありましたし、うーん、というところも。
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著者の体験からのアドバイスなので、説得力がある。
情熱が一番大事という事。
リーダーは潤滑油として動き、クレドを共有させるという役割があり、多数決は最終手段など、今の自分に役立つ言葉が色々あった。
社会に出てからこそ親友が出来るという言葉はとても勇気づけられる。 -
読了。
メガヒットを連発した元敏腕プロデューサーで、現在はニュージーランドでフライフィッシングに興じる四角大輔氏のエッセイ。
「自然の摂理と自身の心の声にのみ従えばいい」と、優しく純粋な筆致で彼独自視点での自己肯定観を説く。
しかし実際の著者は、苦手なこと、自身のネイチャーに逆らうような強烈な経験の中で、悶絶しながらその答えに辿り着いているのであって、答えだけを先に得て、苦手なことから逃げる人生に本当の安息が訪れるとは思わない。
読む人によっては自己肯定感を得る一助になるのかもしれないが、恐らく著者は弱さを克服した、或いは本質的に強い人間であるのに、人の弱さに無責任なエクスキューズをバラまいているように感じた私は、優しさを失っているのだろうか…?