裸でも生きる――25歳女性起業家の号泣戦記 (講談社BIZ)

  • 講談社 (2007年9月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (263ページ) / ISBN・EAN: 9784062820646

作品紹介・あらすじ

一歩踏み出す勇気がここにある!
イジメ、非行……居場所がなかった青春。強くなりたいと入部したのは「男子柔道部」。そして偏差値40から3ヵ月で一流大学合格。大学を卒業し、本当の現場を見たいと渡ったアジア最貧国バングラデシュ。腐敗にまみれた国で見つけた眠る素材、出会う人々。やがてバッグ造りで起業を決意。数々の失敗、挫折、裏切りに遭いながらも歩みを続け、途上国発ブランド マザーハウスを軌道に乗せて各マスコミで最注目の女性の、明日へ向かう力に溢れたノンフィクション!

「途上国発のブランドを創る」。こんな突拍子もないアイデアを実現させるべく奮闘中の女性社長・山口絵理子さんの自伝エッセイです。
まだ20代半ばですが、ここまでの彼女の歩みは、まさにジェットコースターのように波瀾万丈。涙と笑いがぎっしり詰まっています。何度号泣するような絶望的な事態になっても、つねに前を向く生き方は、いまや多くの学生や若い社会人に感動を与えています。
小学校時代は陰湿なイジメにあい、校門をくぐれないような子供。その反動から中学で非行に走ります。しかしそこにも居場所がなく、偶然出会った柔道に打ち込みます。どうせなら強くなりたいと、進学した先は「男子」柔道部が強かった工業高校。何度も監督に直訴して入部し、地獄のような特訓を重ね、3年生のときに全日本女子柔道ジュニアオリンピックカップ-48kg以下級で7位に入賞します。
そこからまた一転、まだ自分にはできることがあるはずだと思った彼女は、ほとんどの生徒が就職する偏差値40の工業高校に在籍していたにもかかわらず、3ヵ月の猛勉強で慶應義塾大学総合政策学部に合格します。竹中平蔵ゼミで開発学という学問に出会い、発展途上国の経済成長理論を学び、途上国援助に目覚めます。
しかし、大学のインターン時代に夢かなって働くことになったワシントンの国際機関で、途上国援助と言いつつ誰一人途上国に行きたがらない現実に大きな矛盾を感じてしまいます。有名大学を出たエリートじゃ本当の援助なんてできない! いても立ってもいられなかった彼女は、「アジア」「最貧国」で検索して出てきた「バングラデシュ」に突然渡ります。
バングラデシュで彼女を待ち受けていたものは、開発学の教科書には載っていない、すさまじい腐敗と格差でした。役所に水道を通してもらう

みんなの感想まとめ

困難を乗り越え、自らの道を切り拓く姿勢が印象的なこの作品は、著者の波瀾万丈な人生を描いています。イジメや非行を経て、柔道に打ち込み、偏差値40からの猛勉強で名門大学に合格した彼女は、途上国援助の矛盾に...

感想・レビュー・書評

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  • 同じく読破した「裸でも生きる2-Keep Walking」から2・3年後に書かれたあるコラムも読んだが山口さんの挑戦は全く止んでいなかった。
    例えばコラムの筆者紹介にあった山口さんが経営する会社マザーハウスについて。
    「現在、日本に15店舗、台湾に5店舗」‼︎
    「裸でも生きる2」の刊行から2・3年で店舗数拡大!しかも海外進出まで果たしてはる‼︎
    少しでもその国特有の素材や伝統工芸について聞きつけるとその場で探しに行く。それが途上国の支援云々の一点張りではなく、単純に上質で「かわいい」商品をお客様にお届けしたいから、という姿勢が純粋でとても良い。(勿論、途上国を元気づける意味合いもある)
    そんな底抜けのバイタリティーも全く失われておらず、山口さんが数多くの人から慕われ応援されているのも頷ける。

    物凄く負けず嫌いで、矛盾を見つけるとすぐさま「何で?」と探る。何より人との繋がりを大事にし、裏切られていると分かっていても最後まで信じきる。
    私が抱く山口さんの印象。
    どれも本当に強くて、到底真似できない。
    でも自分で決断した上で一歩前に出れば、必ず何か答えが出る。決して自分を裏切らない。
    後悔しない生き方の極意が得られたような気がする。これからも注目したい方だ。

  • [ 読了 ]
    にわかには信じられない行動力と精神力。
    でもその裏にはさまざまな苦難があった。軽快な語りで読みやすくあっという間に読み終えてしまった。

    やってみなければわからない。
    とはよく聞く言葉だけど、著者の山口さんが言うのはその重みが違う。
    それでも、自分なりに出来ることをチャレンジしてみようと思える勇気をもらえた本。

  • 君はなんでそんなに幸せな環境にいるのに、やりたいことをやらないんだ?

    ただただ生きるために、生きていた。

    自分が本気でやりたいこと、せれを本気で考えて行動してやりとげ
    今も前進するひと。
    やりたいことがあいまいでフラフラしている自分の人生がもったいない。
    本気になりたい。

  • 再読ブーム

    以前に大きく心に残った本などを読み直し。

  • 情熱的に生きるって、きっとこういう事なんだなと教えてくれた本。

    著者の山口さんは、発展途上国からブランドを発信するためアジア最貧国バングラデシュから「MOTHERHOUSE」というブランドを立ち上げた。本書はその奮闘記。

    信じた人に何度裏切られ、絶望して転んでも立ち上がる、そんな山口さんの強さは自分を信じて突き進む心にあるのだと思った。

    自分を信じることができる人間はこんなにも強い、と勇気をくれる本。

  • Keep walking 歩き続けることの大切さを教えてくれた本

  • 彼女がすごく大変ですごく充実してるのは伝わる。でもちょっと応援したくなるとか勇気をもらえるというのとは違ったかも。パワフルすぎて怖い、というのが正直な所。特に男子柔道部に入って自分の力で勝ちを目指してた辺りが負けず嫌いの域を超えてる。情熱的と言うか直情的というか、逆境での全力疾走に燃える性質なのかなと。

    途上国で切った張ったしながら起業するにあたって、それは欠かせない資質だったんだろうけど、しかし台風みたいで傍に誰か献身的なクッション役がいないと会社経営大変だろうなあと他人事ながら思ったり。

    ちょっとサイトを覗くと今は革・織物・アクセ販売もやってるそうな。店舗も増えてアジア進出もして、順風みたい。続編も出てるみたいだから、そっち読んだら分かるかも。でも麻かばんが季節柄かほとんど載ってなくて、ヒットしたかばん想像するしかないのが残念。

  • 山口さんの圧倒的な強さとほんの少しの弱さが滲み出ていて、元気も出るし、あまりにも弱すぎる自分が情けなくもなる作品。初心を取り戻したい時に再読したい。

  • 真っ直ぐ前を見つめる、ぶれない軸を持っている人。

    かっこいい!
    その一言。どんなに裏切られても、信念をもって歩き続けるから成功したんだろう。

    夢を実現させるには、強い信念は不可欠。ぬるま湯に浸っていないで、行動起こさなきゃという気持ちと、やっぱり私には難しいとい複雑な気持ち。

  • 「すごい」の一言。
    マザーハウスの成り立ちは何となく知っているつもりでしたが、想像を絶するストーリーに衝撃を受けつつ、1日で読了。

    サブタイトル「25歳 女性起業家の号泣戦記」という部分に、うんうん頷ける内容でした。
    見ず知らずの土地・文化の中で、ひたすら走って徹夜して、体調を崩しても、人に裏切られ組織に不信感を持ち泣き明かしても、それでもブレない信念を持ち続けることがどんなに凄いことか。

    1人で泣き続ける日々が、どんなに辛いか想像も出来ない。
    読んでいるだけで胸が締め付けられる思いだった。

    「成し遂げたいことがある」
    って、素晴らしいことで最強だ。

    身が引き締まる一冊でした。
    続編も読みたいし、マザーハウスのバッグを手に取りたいと強く感じました。
    幸い近くにあるようなので、そのうち店舗へ行って参ります。

  • 久しぶりにスラスラとページをめくれる本を読んだ。でも内容は著者の葛藤がとても伝わってきた。
    私はなんのために生まれてきたのか?

  • テレビなどで紹介されているので、ご存じの方も多いかもしれませんが、著者の山口絵里子さんはバッグの製造・販売を行う「マザーハウス」という会社の代表取締役です。
    「マザーハウス」では、バングラデシュやネパールなどの東南アジアの途上国でバッグの製造を行い、それらの国の人たちの経済的な自立を目指しています。
    本書は彼女の小学生からの生い立ちと、バングラデシュでバッグの製造を行うまでの、道のりを記した半生記となっています。

    小学生のころにイジメに遭い、中学生で不良になった彼女は、柔道名門の大宮工業高校に入学し「男子柔道部」に入部します。男子部員に混じってのシゴキに耐えながら、全国7位入賞を果たします。そのまま柔道の道を進むかと思いきや、その後に猛勉強して、慶応大学総合政策学部にAO入学。大学では竹中平蔵研究室で開発経済を学び、大学4年生のときに米州開発銀行でインターンを経験します。
    米州開発銀行での現場を見ない開発援助のやり方に疑問を抱き、卒業後にバングラデシュBRAC大学院修士課程に進学。バングラデシュから、ブランド力のある・競争力のあるきちんとした品質の商品を送り出すことで、援助を必要としない組織づくりを志すことになります。しかしながら、途上国ならではの障害も多く、会社経営は順風満帆とはいきません。
    困難をひとつひとつ乗り越えながら、会社を必死に運営していく姿にたいへん感動を覚えました。
    仕事できついときなどに本書を読み返すと、彼女の波乱万丈の人生や逆境に立ち向かう根性に比べたらまだまだ甘い、頑張らねば、と気持ちが奮い立ちます。

    波乱万丈のノンフィクションが読みたい方はぜひご一読を。

  • モチベーションが尽きたときに読めばいいさ

  • 23歳で起業する強さ。波瀾万丈さに圧倒されるも、自分で道を切り開いて進んでる部分には羨ましさも感じた。
    現地の人に裏切られても何度でも起き上がる意志の強さ。
    私も頑張ろう。

    55/100

  • 起業家精神の塊。

    自分の能力やリソースの範囲を遥かに超えるものに直面した時、今の自分ならリスクを考えたりじっくり方法を考えたりするだろう。
    著者は、圧倒的行動優先型。逆境でも「想い」と「行動力」で次々に未来を切り開いていく。その姿は格好良く圧巻だった。
    今の自分にはすぐには真似できないかもしれないが、逃げずに取り敢えずやってみることから始めたいと思う。

  • 異常すぎる行動力。こんな方が成功しないわけがない!と思わずにはいられないけど、この方は常識にとらわれず、恐れず踏み出す勇気があるだけ。それにしても国際機関で感じた問題意識がきっかけでここまで突き進めるのはすごい。わたしだったらそれを感じてもさすがにダッカの大学院に行こうとは思えないと思う。すごすぎる。何回もわたしだったらここで辞めてる!って思う場面ばかり。

  • 開発途上国の支援を志し、大学生時代に
    ODAプロジェクトチームのアシスタントになり
    次に米州開発銀行でラテンアメリカ向けの援助を
    する夏季雇用募集に応募。
    ワシントンでの仕事は、援助の仕事をしながらも
    現場の体験を持たないメンバーが多く疑問を持つ。
    おとづれたバングラディシュで、日本人初めての
    大学院生に。そこで起業するも、次々と起こる難問。
    壮絶と言えるほどの、挫折と失望。裏切り。
    日本とあまりに違う、現場で、作者は同じ目線で商品開発を。

  •  発展途上国の現状を知らなければ、本当の援助は出来ないと、バングラディシュに単身乗り込み、「株式会社マザーハウス」を作った、山口絵理子の半生記。
     若さというか、自分を信じて突っ走る行動力がすごかった。
    でも、今の自分にそれが出来るわけじゃなくて、ちょっと疎外感を感じてしまった。
    何か自分を変える為になる話が読みたくて、読んだんだけど、すごすぎて手が届かない感じがしてしまいました。
     でも、何かしたいと思ったら、やっぱり自分自身が勉強して、その道の専門家にならないといけないということは参考になりました。

  • 「スリランカでソーシャルビジネスなにかやりたいけど、ヒントないかな」と思って購入。

    想像を遥かに超える壮絶さ。「私にはここまでやりきる勇気はない…」と読んだ後、落ち込みました。しばらくスリランカから目を背けることに…。

    単身で何かをやろうとするのも、裏切られてもやろうとし続けるのもすごい。スリランカで信じてた人に裏切られたら、しばらく立ち直れなさそう。

    バングラでかばんを生み出すことも、働く人々の誇りを生み出すことも、とてもカッコいい。物に囲まれて生きるのではなく、満足感のある人生をバングラディッシュで発信しているこのすごさ。

    さっきから「すごい」としか言ってないこのボキャ貧具合が悲しいけれど、またこの本に、山口さんに向き合えるよう頑張りたい。

  • この人だから成し得たんだなぁという関心・尊敬と、あとこの人のようになれないんだろうなぁという現実を突きつけられた気もした。山口さんの前に進む力が凄いと思った。

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著者プロフィール

やまぐち・えりこ1981年埼玉県生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業、バングラデシュBRAC大学院開発学部修士課程修了。大学のインターン時代、ワシントン国際機関で途上国援助の矛盾を感じ、当時アジア最貧国バングラデシュに渡り日本人初の大学院生になる。「必要なのは施しではなく先進国との対等な経済活動」という考えで23歳で起業を決意。「途上国から世界に通用するブランドをつくる」という理念を掲げ、株式会社マザーハウスを設立。バングラデシュ、ネパール、インドネシアの自社工場・工房でジュート(麻)やレザーのバッグ、ストール、ジュエリーなどのデザイン・生産を行っている。2016年現在、日本、台湾、香港などで28店舗を展開している。Young Global Leaders(YGL) 2008選出。ハーバード・ビジネス・スクールクラブ・オブ・ジャパン アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー2012受賞。毎日放送「情熱大陸」などに出演。著書に『裸でも生きる 25歳女性起業家の号泣戦記』『裸でも生きる2 Keep walking 私は歩き続ける』『自分思考』(いずれも講談社+α文庫)。

「2016年 『輝ける場所を探して 裸でも生きる3 ダッカからジョグジャ、そしてコロンボへ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山口絵理子の作品

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