裸でも生きる――25歳女性起業家の号泣戦記 (講談社BIZ)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 3065
感想 : 578
  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062820646

作品紹介・あらすじ

イジメ、非行…居場所がなかった青春。そして偏差値40からの一流大学への挑戦。大学を卒業し、本当の現場を見たいと渡ったアジア最貧国。腐敗にまみれた国で見つけた眠る素材、出会う人々。やがてバッグ造りで起業を決意。数々の失敗、挫折、裏切りに遭いながらも歩みを続け、途上国発ブランド、マザーハウスを軌道に乗せて各マスコミで注目の女性。明日へ向かう力に溢れたノンフィクション。

感想・レビュー・書評

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  • 同じく読破した「裸でも生きる2-Keep Walking」から2・3年後に書かれたあるコラムも読んだが山口さんの挑戦は全く止んでいなかった。
    例えばコラムの筆者紹介にあった山口さんが経営する会社マザーハウスについて。
    「現在、日本に15店舗、台湾に5店舗」‼︎
    「裸でも生きる2」の刊行から2・3年で店舗数拡大!しかも海外進出まで果たしてはる‼︎
    少しでもその国特有の素材や伝統工芸について聞きつけるとその場で探しに行く。それが途上国の支援云々の一点張りではなく、単純に上質で「かわいい」商品をお客様にお届けしたいから、という姿勢が純粋でとても良い。(勿論、途上国を元気づける意味合いもある)
    そんな底抜けのバイタリティーも全く失われておらず、山口さんが数多くの人から慕われ応援されているのも頷ける。

    物凄く負けず嫌いで、矛盾を見つけるとすぐさま「何で?」と探る。何より人との繋がりを大事にし、裏切られていると分かっていても最後まで信じきる。
    私が抱く山口さんの印象。
    どれも本当に強くて、到底真似できない。
    でも自分で決断した上で一歩前に出れば、必ず何か答えが出る。決して自分を裏切らない。
    後悔しない生き方の極意が得られたような気がする。これからも注目したい方だ。

  • 君はなんでそんなに幸せな環境にいるのに、やりたいことをやらないんだ?

    ただただ生きるために、生きていた。

    自分が本気でやりたいこと、せれを本気で考えて行動してやりとげ
    今も前進するひと。
    やりたいことがあいまいでフラフラしている自分の人生がもったいない。
    本気になりたい。

  • 情熱的に生きるって、きっとこういう事なんだなと教えてくれた本。

    著者の山口さんは、発展途上国からブランドを発信するためアジア最貧国バングラデシュから「MOTHERHOUSE」というブランドを立ち上げた。本書はその奮闘記。

    信じた人に何度裏切られ、絶望して転んでも立ち上がる、そんな山口さんの強さは自分を信じて突き進む心にあるのだと思った。

    自分を信じることができる人間はこんなにも強い、と勇気をくれる本。

  •  23歳にして株式会社「マザーハウス」を起業した著者が、生い立ちから起業、そして事業が軌道に乗るまでの波瀾万丈の道のりを綴った自伝。ベストセラーになったそうで、昨年には続編『裸でも生きる2』が刊行されている。

     生き方の振幅の大きさがものすごい。小学生時代に壮絶なイジメに遭い、中学では思いっきり不良に。高校では男子柔道部にまじって対等にハード・トレーニングをこなし、女子柔道でトップクラスに。その後、偏差値40の工業高校から、3ヶ月の猛勉強で慶應義塾大学に奇跡の合格。

     ……と、ここまででも並の人間の一生分くらい濃ゆい人生である。が、本書のメインテーマである起業への道のりはここからだ。
     後半は、最貧国バングラデシュに留学してすさまじい現実を目の当たりにし、ジュート(麻)を使ったバッグを現地生産し日本で輸入販売するビジネスに挑戦していくさまが描かれる。

     小柄でかわいらしい感じの著者なのに、内に秘めたパワーがものすごい。バングラデシュでたったひとり、徒手空拳でオリジナルバッグの生産にこぎつけ、現地で手痛い裏切りも経験しながら、著者は壁を一つひとつ乗り越えていく。その道のりは、副題に言うとおり「号泣戦記」と呼ぶにふさわしいものだ。

     あとがき的に添えられた「エピローグ」が感動的だ。一部引用する。

    《バングラデシュのみんなに比べて山ほど選択肢が広がっている私の人生の中、自分が彼らにできることはなんだろう。
     それは、まず自分自身が信じる道を生きることだった。

     他人にどう言われようが、他人にどう見られ評価されようが、たとえ裸になってでも自分が信じた道を歩く。
     それが、バングラデシュのみんなが教えてくれたことに対する私なりの答えだ。
     (中略)
     自分自身が本気でやりたいこと、それが途上国で「かわいいバッグをつくる」ことだった。
     目の前には、たくさんの壁がある。周りが全部敵に見える時もあるし、いつも泣いてばかり。
     しかし、泣いた後に思う。失敗したって転んだって、すべてを失ったって、また私は裸になればいい。

     そして、今日もバングラデシュのみんなが私に問いかける。

    「君はなんでそんなに幸せな環境にいるのに、やりたいことをやらないんだ?」》

     世の中には、この著者のようにすごい若者もいるのだ。読む者に勇気を与えるさわやかな好著。続編も読んでみよう。

  • 彼女がすごく大変ですごく充実してるのは伝わる。でもちょっと応援したくなるとか勇気をもらえるというのとは違ったかも。パワフルすぎて怖い、というのが正直な所。特に男子柔道部に入って自分の力で勝ちを目指してた辺りが負けず嫌いの域を超えてる。情熱的と言うか直情的というか、逆境での全力疾走に燃える性質なのかなと。

    途上国で切った張ったしながら起業するにあたって、それは欠かせない資質だったんだろうけど、しかし台風みたいで傍に誰か献身的なクッション役がいないと会社経営大変だろうなあと他人事ながら思ったり。

    ちょっとサイトを覗くと今は革・織物・アクセ販売もやってるそうな。店舗も増えてアジア進出もして、順風みたい。続編も出てるみたいだから、そっち読んだら分かるかも。でも麻かばんが季節柄かほとんど載ってなくて、ヒットしたかばん想像するしかないのが残念。

  • 山口さんの圧倒的な強さとほんの少しの弱さが滲み出ていて、元気も出るし、あまりにも弱すぎる自分が情けなくもなる作品。初心を取り戻したい時に再読したい。

  • 真っ直ぐ前を見つめる、ぶれない軸を持っている人。

    かっこいい!
    その一言。どんなに裏切られても、信念をもって歩き続けるから成功したんだろう。

    夢を実現させるには、強い信念は不可欠。ぬるま湯に浸っていないで、行動起こさなきゃという気持ちと、やっぱり私には難しいとい複雑な気持ち。

  • 「すごい」の一言。
    マザーハウスの成り立ちは何となく知っているつもりでしたが、想像を絶するストーリーに衝撃を受けつつ、1日で読了。

    サブタイトル「25歳 女性起業家の号泣戦記」という部分に、うんうん頷ける内容でした。
    見ず知らずの土地・文化の中で、ひたすら走って徹夜して、体調を崩しても、人に裏切られ組織に不信感を持ち泣き明かしても、それでもブレない信念を持ち続けることがどんなに凄いことか。

    1人で泣き続ける日々が、どんなに辛いか想像も出来ない。
    読んでいるだけで胸が締め付けられる思いだった。

    「成し遂げたいことがある」
    って、素晴らしいことで最強だ。

    身が引き締まる一冊でした。
    続編も読みたいし、マザーハウスのバッグを手に取りたいと強く感じました。
    幸い近くにあるようなので、そのうち店舗へ行って参ります。

  • 再読ブーム

    以前に大きく心に残った本などを読み直し。

  • 23歳で起業する強さ。波瀾万丈さに圧倒されるも、自分で道を切り開いて進んでる部分には羨ましさも感じた。
    現地の人に裏切られても何度でも起き上がる意志の強さ。
    私も頑張ろう。

    55/100

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著者プロフィール

やまぐち・えりこ1981年埼玉県生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業、バングラデシュBRAC大学院開発学部修士課程修了。大学のインターン時代、ワシントン国際機関で途上国援助の矛盾を感じ、当時アジア最貧国バングラデシュに渡り日本人初の大学院生になる。「必要なのは施しではなく先進国との対等な経済活動」という考えで23歳で起業を決意。「途上国から世界に通用するブランドをつくる」という理念を掲げ、株式会社マザーハウスを設立。バングラデシュ、ネパール、インドネシアの自社工場・工房でジュート(麻)やレザーのバッグ、ストール、ジュエリーなどのデザイン・生産を行っている。2016年現在、日本、台湾、香港などで28店舗を展開している。Young Global Leaders(YGL) 2008選出。ハーバード・ビジネス・スクールクラブ・オブ・ジャパン アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー2012受賞。毎日放送「情熱大陸」などに出演。著書に『裸でも生きる 25歳女性起業家の号泣戦記』『裸でも生きる2 Keep walking 私は歩き続ける』『自分思考』(いずれも講談社+α文庫)。

「2016年 『輝ける場所を探して 裸でも生きる3 ダッカからジョグジャ、そしてコロンボへ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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