アイデアパーソン入門 (講談社BIZ)

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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062820998

感想・レビュー・書評

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  • たぐる話とかまさにと思ったり。色々得るところが多かったです!

    以下メモ。

    ・思い出す、ぶつかる、は身体的。そこには頭で考えるよりも、身体がある感じがある。何度もやってみてこうかな、ああかなとやることが。ポイントとなる。
    ・どちらもだけど、結局考え続けるというところが味噌だなと思う。
    ・違う言葉でいってもいいけど、理屈ばかりではだめで、とはいえ理屈がほるとかおさえるとかでは大事だからそれも大事っすねえ。

    ・P.91のたぐるの実例→P.111のQAで、やはり加藤さんも意識的にどこまでやれているかは分からないというわけで。意識と無意識が相互に訪れるか、分からないんだろうなと。
    ・これはかなり大事な話で、全て意識下にないんじゃないか。つまり無意識下(人はそれを全て偶然と呼びがちだけど)もしっかりあると捉えたい。
    ・意識してなくても出来てるやれているということは大いにあるし、意識せずやれることを学習したともいえるので、ここらへんがポイントになるよなあ。

    ・第17考:知っている≠思い出せるというのが大事で、思い出せるようにしていくのは大事だなあと。
    ・第22考:複合技だし、たぐるとかって単体で極めるのでなくいくつか合わせてやると。確かになあ。自分例出してみようというところでいくつか書いてみるか。

  • タイトルに惹かれて読んでみたけれど、いまひとつよく判らなかった。この内容を実践するとアイデアパーソンと呼ばれるようになるのかな。どうも表面的なアイデアマンと呼ばれるのが関の山のような気もします。

  • 「考具」に感動したので、他の本もと思い予約した本。

  • アイデアは最初はわがままから始まり、そこから思いやりを加えて企画にしていくということを知れた。

  •  著者は博報堂勤務で、企画やアイデアについてのプロ。ロングセラーとなった『考具』(2003年)で知られる。

     『考具』は、マンダラート、カラーバスなど、アイデアを出しつづけるためのツール(=考具)をまとめて紹介した本で、わりと面白かった。その著者が新たに出した「アイデア本」なので期待して読んでみたのだが、本書はイマイチ。

     イマイチの印象を受けたいちばんの理由は、内容が総じて抽象的・感覚的にすぎること。
     たとえば、「自分の記憶を24時間循環風呂にする」という項目があって、そこには次のような一節がある。

    《理想はと云えば、脳はいつでも24時間循環風呂。誰かが入っていようといまいと、お風呂の中でお湯をぐるぐるとかき混ぜながら、新しいお湯はそのままに、古いお湯もきれいにしながら対流させている。お風呂の表面(そのときの顕在意識)に、いろんな記憶が押し流されていくように。

     そしてそれぞれの体験、知識は芋づる式ではなく(一本の蔓だけでつながっているようなイメージありませんか?)、「網づる式」で四方八方につながっている。網のどこかに重みがかかければ、網全体がボヨンと揺れる。しぶとい記憶、とでも云いましょうか。同じネタであってもリピートして構いません。組み合わせる相手が違えば、別のアイデアになるんですから。》

     具体的にどういうことなのかさっぱりわからない。ほとんど“長嶋茂雄の打撃コーチ状態”である。
     本書は、終始そんな調子で話が進む。「たのむからもっと具体的に、具体例を通して説明してくれ」と言いたくなる。

     著者は生き馬の目を抜く広告業界の第一線でバリバリがんばっているのだろうから、広告のアイデア出しの具体例を入れてほしかった。自身が手がけたものでなくても、「みなさんもよくご存じのあのCMのアイデアは、こんなふうに生まれたんですよ」という例とか、成功例や失敗例をふんだんに盛り込んでほしかった。そうした具体例が、本書にはただの一つも出てこないのである。

     著者略歴にも「大手広告会社勤務」とだけあって博報堂の名は出していないから、具体例を出さないスタイルは著者自身が意図して選んだのだろう。
     が、その選択は本書にかぎっては失敗だと思う。抽象的・感覚的な話ばかりだから、「言いたいことがおぼろげにしかわからない」という隔靴掻痒感がずっとつきまとうのだ。

     具体性の欠如に目をつぶったとしても、著者の主張の多くはアイデア本としてはごくあたりまえのことで、新鮮味に欠ける。たとえば、「浮かんだアイデアは必ずメモる!」なんて項目があるのだが、わざわざ一項目立てるほどのこととは思えない。

     ……と、いろいろケチをつけてしまったが、「なるほど」と膝を打った記述もある。3つほどピックアップしてみよう。

    《アイデア初心者は、昨日見た自分にとって新鮮だった体験をそのままアイデアだとしてしまいがちです。サーカスが面白かったから、次のイベントはサーカスやりましょうよ、みたいなパターンですね。一つのアイデアとしては決して悪くないです。でも、たぶん通らない。

     理由はいくつかありますが、まずは“旬すぎる”ことが挙げられます。今流行っていることが、来月でも効果的なのか。タイミングがずれてしまうリスク、結構大きいですよね。(中略)
     二つ目は、事の本質を捕まえていない(ように見える)からですね。サーカスが受けているのは事実ですが、なぜ受けているのか、どこが受けているのか、をちょっとでもよいから考察してからアイデアとしているかどうか。何で面白いと思ったの? と聞いてみた答えで分かりますね。》

    《本格的なプロフェッショナル・アイデアパーソンになりたいのなら、どこかで練習しましょう。(中略)「アイデアを考えること」は練習可能ですし、練習量に応じて上達します。》

    《プロフェッショナルな仕事って、スポーツの世界に喩えるなら、リーグ戦を戦っていくようなものではないか、と思っています。(中略)トーナメントと違って、全部を勝つ必要はないわけです。あまりいい言葉ではないでしょうが、“捨て試合”なんて云い方もあるくらいですから、要は勝ったり負けたりがあるなかで、全体としての勝率をどうやって高めていくか、の競争なわけです。》

  • 既存の要素>組み合わせる方法
    「アイディアは既存の要素の新しい組み合わせにしか過ぎない」が、前者がより大事。

    既存要素の分解
    ?直接体験
    ?間接体験
    ?知識
    ?まだ知らないこと

    体験と知識を自分ごと化する技、「たぐる」
     たぐる:内・外

    ?ぶつかる:知らなかったことに出会う
    ?思い出す:過去が記憶の表層へ再登場
    ?押さえる:軽度に関心のあるテーマや人物に関して、簡単な調べをする
    ?ほる:案件について深く調べる
     ・追いかけているテーマについて20冊以上読み込む
     ・好きな監督、脚本家、俳優の映画を総べてみる

    『アイディアの作り方』
    ?資料集め←とくに「たぐる」有効・一般知識の貯蔵がキモ。
    ?心の中で手を加える
    ?孵化段階。意識の外に任せる
    ?アイディア誕生
    ?具体化&展開

     アイディアを考えているプロセスにおいては、抽象度の高い話はご法度。
     選ぶ選択肢を多く出す。

  • ビジネス

  • アイデアパーソンになる為の入門書。
    訓練が重要です。

  • ほる・・・I know,On demand
    思い出す・・・I know,By chance
    押さえる・・・I don't know,Ondemand
    ぶつかる・・・I don't know,By chance

    オズボーンのチェックリスト
    転用したら?応用したら?変更したら?拡大したら?縮小したら?代用したら?置換したら?逆転したら?結合したら?

  • 「カラーバス」一つの色を決めて、その色がついているアイテムを探すだけ。意外な発見があるだけでなく、そこからアイデアのヒントが出てきます。60ページ

  • すべての物は既存の物の新しい組み合わせである



    本当かなぁ
    まったく斬新なものも存在するような気もするのだが
    確かに99%はそうかもね

  • タイトル通りの本。先取りQ&Aという本を読んでいく中で、疑問となりそうなところを予め筆者が解説をするというユニークな本。入門と書かれているとおり、アイデアを思いつく為にどう考えれば良いかという内容のもの。まったくアイデアを生み出せない某には気づきの多い本だった。

  • 体系立てて説明されてはいるけれど、それほど深い指摘があるわけではないので、すいすい読めてしまって、あっという間に最後のページに来た。

    心に残ったフレーズといえば、「わがまま→思いやり」という川崎和男の言葉の引用ぐらいか。

    文章の姿勢は丁寧だが、どうも丁寧すぎて、気持ち悪い。読者を発想力ゼロの凡夫と見なしているような気がする。
    なので、幼稚園児に理解できる内容を、かみくだいてサルに説明しているような章が多い。

    僕も含めてアイデア系の本を読む人って、なにかを考えるきっかけが欲しい人が多いはず。アイデア出しを教える本というのは、「いかに読者に考えさせるか」が肝なのだから、もっと言葉少なにして、がつんと不合理なことを言った方が効果的だと思った。

  • たぐる。その考えに共感。

  • 結論、「考具」をスリムにして考えるための道具よりはアイデアパーソンになるための啓発本みたいだなと思いました。
    ただ、読者からの質問に答えているQ&Aが付いているのがこの本の最大のメリットとも感じました。
    双方でのやりとりが少しでていたので、「それは俺もおもった」とか共感する点もでて面白いなと感じました。

    全体としては、上記に示したが「アイデアパーソンになるための啓発本」と思います。
    かなりスリムな本なので、すぐ読み終わります。

    学びとして
    ・体験をそのままのアイデアとしてしまう理由として、事の本質を捕まえていない。
    ・24時間循環風呂=まず何か新鮮な情報との出会いや体験があったとくにスルッと流さない。
    ・第30考:「ほる」の実際
     ex.業界紙を購読。
      追いかけてるテーマについての本を20冊読む。
    ・カラオケは偉大なる「ぶつかる」場です。
    ・アイデアは描くもの。スケッチするものなんです。

    特に、スルッと流さないことやカラオケは自分自身「苦手」というか避けてしまっていたことなのでこれからは意識して自分改革しようと気が起きました。

  • [ 内容 ]
    アイデア作りの「基礎力」を強化する4つの技、教えます。
    押さえる、ほる、ぶつかる、思い出す。
    「著者に訊きたい!」
    疑問が氷解!
    読者代表の質問に答えた「先取りQ&A」付き。

    [ 目次 ]
    このキーワード、まずは覚えていただけますか?
    仕事とはリーグ戦。
    プロフェッショナル・アイデアパーソンは「打率」にこだわる
    プロフェッショナル・アイデアパーソンにとっての「ヒット」とは?
    プロフェッショナルは練習の虫?
    大人はアタマとカラダの両方で練習する
    考えるとは、選ぶこと。
    アイデアと企画とは別物である
    わがまま→思いやり
    アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせにしか過ぎない〔ほか〕

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • アイデアのもととなる既存の要素、知識をどれだけ豊富にできるか。そのために、押さえる、ほる、ぶつかる、思い出す、24時間たぐる。こうして自分事とし、忘れないようにする。

  • 孝具とセットで分かりやすい引き出し創出本。習慣化するためのアドバイス満載。自分なりの言葉に置き換えて実践すれば、より腹に落ちる。

  • 「考具」「アイデア会議」につづく本。
    前者を読んでおいたほうが、よりよくわかる。
    とくに「考具」で便利ツールの使い方を学んでおき、
    この本でよりよく活用するのがいいのではないかと思います。

  • よい。
    考具を掘り下げた感じ。
    方法ではなく、姿勢的な?感じかと。

  • アイデアも練習
    子どもの頃は練習だらけじゃありませんでしたか?

    考えるとは、選ぶこと。
    アマチュアは選択肢が少なく、プロは多い。

    デザインというのは、自分のわがままな発想を、社会から
    『これは思いやりのあるわがままなんだな』って思ってもらえる、
    そういう形に変えてあげるこのなのです。(デザイナー 川崎和男)

    たった一人だけで考えてみたものがいくら集まっても、
    そんなに面白くないですよ。
    おまけに企画しなくちゃ、となると
    「思いやり作業」にばかりに時間をかけてしまいがち。

    アイデアと企画を分けて考える=アイデアだけを考える時間
    を確保するのがとても重要。
    たくさんアイデアが出てないと企画もショボイ!

    『アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせにすぎない』
    より重要なのは、組み合わせより、「既存の要素」

    既存の要素
    �直接体験
    �間接体験
    �知識
    �まだ知らないこと

    腰の軽さはアイデアパーソンの条件

    脳はいつでも24時間循環風呂

    【たぐる】
    �ぶつかる
    �思い出す
    �押さえる
    �ほる

    思いついたアイデアは、必ずメモに落としてください。

    プロフェッショナルとして成長していく順序は、
    まず数を出せるようになること→続いて質も伴うようになること

    ある課題に対して最低20案のアイデア出しはしてみましょう。

    心のハードルが下がると、数を出すことがグンと楽になりますよ。

    アイデアをメモするときにぜひ留意して欲しいことがあります。それは、
    ほんのわずかな違いでも、その相違点をそのまま残しておく、ということです。

    アイデアを考えているプロセスにおいては抽象度の高い話は御法度です。


    ●アイデアの数を増やす方法�  ズラし
    アイデアの一文を品詞分解し、品詞ごとに類似アイテムに置き換える。

    ●アイデアの数を増やす方法�  問いかけ

    オズボーンのチェックリスト

    1【転用】
      新しい使い道は?他分野へ適用はないか?

    2【応用】
      似たものはないか?何かの真似はできないか?

    3【変更】
      意味、色、働き、音、匂い、様式、型を変えれないか?

    4【拡大】
      より大きく、強く、高く、長く、厚くできないか?
      時間や頻度などかえれないか?

    5【縮小】
      より小さく、軽く、弱く、短くできないか?
      省略や分割できないか?何か減らすことができないか?

    6【代用】
      人を、物を、材料を、素材を、製法を、動力を、場所を
      代用できないか?

    7【再利用】
      要素を、型を、配置を、順序を、因果を、ペースを変えたり
      できないか?

    8【逆転】
      反転、前後転、左右転、上下転、順番転、役割など転換して
      みてらたどうか?

    9【結合】
      合体したら?ブレンドしてみたら?
      ユニットや目的を組み合わせたら?


    アイデアは出してから選ぶ、が原則。

    アイデア出しは、スポーツと一緒。
    「やったことがないとできない」
    「やってないと忘れる/思うようにカラダは動かない」

    アイデアのベースはどれだけ既存の要素を集めてこられるか。
    すなわち「たぐる」上手がアイデア上手。

    アイデアパーソンは役者みたいなもの。

    アイデアパーソンとはさまざまな境界線をまたぎ越えていくことが必要な職業

    アイデアパーソンとしてヒットを打ち続けることは、個人としても、
    組織の中でも様々な境界を軽々とまたぎ超えていくことではないでしょうか。

    アイデアパーソンは越境者。越境者はアウトロー。

    目の前にある課題を乗り越えていくことは
    誰かが引いた線を再びまたぎ超えること。

    普通に毎日を生活している生活者としてのリアリティこそが、グッドアイデアの源泉です。
    むしろ「私」の部分をどれだけ充実させられるか、を考えるべきなのかもしれません。
    毎日繰り返される「普通の生活」を充実させることが、
    そのままアイデアの打率向上につながっていきます。

  • 「アイデアを出せ」と急に言われても、すごく難しい。
    アイデアを出すことは一つの習慣であり、積み重ねによって初めて身に着けることが出来る技術だとつくづく感じた。

  • 実は誰でもアイデアパーソンになっている。
    そんなところから入っている本。

    アイデアを出すためのノウハウ、習慣が
    たくさん書いてありました。

    アイデアは既存の要素の組み合わせ

    だからこそ、小さなことでもよいから、
    たくさんインプットする。
    また、インプットした内容を失わないためにも、
    思い返したり、メモを残す。
    ※この本でいうと、24時間循環風呂になると言うみたい。

    色んなアイデアを生み出すためにも、
    日々の生活で気になったことをたくさん拾いたい、
    そう思いました。

  • メモ:4つの技
    押さえる
    ほる
    ぶつかる
    思い出す

  • 編集中

  • まだ入門まで辿り着けてないことがわかった。

  • 仕事とは、リーグ戦。トーナメント戦ではない。大切なのは、勝率。
    アイデアを考える習慣は、カラダで覚えるのが基本。加えてアタマも使って、習得までのスピードを上げる。
    考えることは、選ぶこと。
    たくさんの選択肢を出せるのがプロ
    アイデアと企画は別物 アイデアだけを考える時間を確保するのがとても重要
    既存の要素>たくさんのアイデア>いくつかの企画 のピラミッド構造
    既存の要素>組み合わせる方法
    既存の要素 ①直接体験 ②間接体験 ③知識 ④まだ知らないこと 
    記憶にタグをつけておくと引き出しやすい
    知っている≠思い出せる
    ある課題について自分が知っている既存の要素を全員でポストイットに全部書き出す
    ①自分が書けた一枚 ②自分が知らなかった一枚 ③知っていたけど、書けなかった一枚
    一人きりで考えることの怖さを知る
    自分の記憶を24時間循環風呂にする
    「たぐる」 体験と知識を自分ごと化する
    「たぐる」は4種の複合技
    ①ぶつかる ②思い出す ③押さえる ④掘る
    通勤 ①適当に乗り物を変える ②昔通ったあの場所経由で ③乗り換えパターンを試す ④すべてのドアを乗りつぶす
    カラオケ ①フルで聴いたの初めて ②その歌は止めて.. ③この曲、歌ってよ ④◯◯縛り
    アイデアの数を増やす方法① ズラす
    居酒屋で、高級日本酒に専用グラスを別料金でセット商品にする。
    アイデアの数を増やす方法② 問いかけ ex. オズボーンのチェックリスト
    アイデアの数を増やす方法③ わがまま全開!
    すでに知っている「既存の要素」+知らなかった「既存の要素」→たくさんのアイデア→いくつかの企画

  • キーワード 1.アイデアパーソン=公私を問わず、どんな課題に対しても素敵なアイデア(くだらないものまで含めて)を沢山出し、それを企画として仕上げることが出来る人。アイデアの素となる既存の要素を追い求める為に『たぐる』という行動習慣を使いこなすことが出来る人。 2.たぐる=アイデアの素となる既存の要素、(1)直接体験、(2)間接体験、(3)知識を自分の中に取り込む行動。ぶつかる、思い出す、押さえる、掘るの4つの小技。アイデアとは既存の要素の組み合わせに過ぎない、という立場から、自分の記憶を24時間風呂化(自分ごと化)し打率を高めるべしとする。その為に、偶然に知らなかったことに(1)「ぶつかる」(ex.カラーバス)、(2)思い出す(ex.具体的な質問を自身にぶつける。カラオケの縛りとか)、(3)押さえる(ex.footwork、簡単な下調べ)、(4)掘る(deepな知識や見解を得る為に専門的な部分を追うこと)を示す。その上で、浮かんだアイデアは躊躇わずにメモる、オズボーンのチェックリストを用い、越境者として創発者たらんとせよ、とする。選択肢としてのアイデアを考える時間と選ぶ時間、具体的な企画につめる時間を峻別することが必要。ものの見方は直接的な業務に役立たなくても間接的には役立つのだから、磨くべしと思った。頭と身体を使って、選択肢を複数出す取組みを習慣化したいと思った一冊。

  • 毎週同じような広告ばかり制作してしまうので、アイディアを求めて読んでみた。
    アイディアをそのまま実施してしまうことが多い私ですが、アイディアと企画(実施出来る状態)をもっと分けて考えようと思った。
    アイディアは、既存の要素の新しい組み合わせでしかないが、重要なのは既存の要素が多いこと。
    既存の要素が多ければ、それだけアイディアも増えてくる。
    また、一人で考えない。チームを組んで考える環境があるのだからたくさんの人のアイディアを知る。
    アイディアに詰まったら、「オズボーンのチェックリスト」
    以前別の場所で教えて頂いたものだが、ここでも活用出来るんだなと改めて感じた。
    ・転用したら?
    ・応用したら?
    ・変更したら?
    ・拡大したら?
    ・縮小したら?
    ・代用したら?
    ・置換したら?
    ・逆転したら?
    ・結合したら?
    これでアイディア数増えまくり。

  • 名著「考具」の人の本なので期待。

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著者プロフィール

加藤 昌治:
作家/広告会社勤務
大阪府出身。千葉県立千葉髙等学校卒。1994年大手広告会社入社。情報環境の改善を通じてクライアントのブランド価値を高めることをミッションとし、マーケティングとマネジメントの両面から課題解決を実現する情報戦略・企画の立案、実施を担当。著書に『考具』(CCCメディアハウス、2003年)、『発想法の使い方』(日経文庫、2015年)、『チームで考える「アイデア会議」考具応用編』(CCCメディアハウス、2017年)、『アイデアはどこからやってくるのか 考具基礎編』(CCCメディアハウス、2017年)、ナビゲーターを務めた『アイデア・バイブル』(ダイヤモンド社、2012年)がある。

「2021年 『仕事人生あんちょこ辞典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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