本がどんどん読める本 記憶が脳に定着する速習法! (講談社BIZ)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062821087

感想・レビュー・書評

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  • ## 読書のちからで人生を豊かにするための指南書 ##

    「魔法の速習法」の前作。元フォトリーディング講師の園さんの書かれた読書本です。

    「速習法」についてだけでなく、読書のメリット、本の選び方、おすすめ本の紹介のほか、認知トレーニングや、なんのために読書をするかを書出すページなどがあり、単なる読書術の本というよりかは、より広い範囲の読書を生活に組み込む知恵みたいな印象を持ちました。

    「速習法」について理論的に知りたい場合は、「魔法の速習法」のほうがわかりやすいですが、実践的に学びたい場合は本書のほうがおすすめです。

    また、他の読書術ではあまり見ない、読書への気持ちを楽にする考え方が書かれている点も、読書が目的でなく読書を活かすことを目的にしていると感じました。

    ##### 読書への気持ちを楽にする考え方

    - 本は最初から最後まで全部読まなくてもよい
    - 本はスキマ時間にパラパラめくるぐらいの気構えで良い
    - 読む前にざっと見で自分が知らないところを確認する
    - 「わけて」「くり返し」読む。
    - 忘れたらまた読み直す。一度に覚えなくて良い。
    - すこしでよいから毎日本を開く

  • 読書は元々好きだったけど、自分の成長に繋がる最高の自己投資だと聞いて、ビジネス、自己啓発系に手をつけ出して最初の方に読んだ本!
    とにかく読書のメリットと有効な読み方を教えてくれて、読書欲も大きくなりました。

    本を読んだ方が良いのは分かってるけど、なかなか興味が湧かない、という方にオススメ!

  • 小分けにするなり、何度も反復する必要がある。
    トレーニングがもう少し欲しかった。

  • 非常に読みやすく、初めて読書術を学ぶ方にオススメです!
    読書のやり方に加えて科学的根拠も説明しているため、説得力があります!
    科学的根拠に基づいた記憶力を高める復習スケジュールはとても参考になるため、内容が覚えられないと悩んでいる方にはいい発見になると思います!

  • 初心者向け。1冊読み通すのに時間をかけず反復することで記憶に定着する読み方について説いています。また、その本を読む目的を明確にし、欲求に結び付けることで意識を高めることを勧めています。

  • 本の読み方がわかる。さーて、実践できるか。



    ・受講生に本を出版した人がたくさんいる
    勝間和代さんもそのひとり
    http://yoshihirosono.jugem.jp/

    ・思い込みを捨てる
    1.読解力がないと、本が読めない
    →本を読まないから
    2.最初から最後まで全部読まなくてはダメ
    →部分読みでok
    3.読書の時間が必要
    →空き時間にパラパラめくる
    4.本を読むのはつまらない
    →「本はタメになる。面白い」
    5.読書は独りでするものだ
    →作者との会話

    ・速読法
    目的 x 速読テクニック = 学習効果

    ・勉強効率アップノウハウ
    勉強する前に、自分の知識レベルをつかむ

    ・2ヶ月に4回復習。
    パラパラとめくるだけ、一度覚えたことを
    ちょっと思い出すこと。

    ・思いつく限りの欲求を書き出したら
    マズローの欲求段階説にそって、何番に
    該当するか付記する

    (1)生理的欲求
    食欲、性欲、睡眠欲
    (2)安全の欲求
    危機回避、健康維持、不安解消
    (3)所属と愛の欲求
    人からよく思われたい、仲間に属したい
    (4)承認の欲求
    社会的地位、金銭欲、物欲、他人より優位
    (5)自己実現の欲求
    自分はこうありたい

    目的を設定するうえで、その背景となる
    自分の欲求は、かならず確認しておく


    ・「司法試験に合格したシーンをイメージ」これはダメ
    「司法試験に合格した自分がどんな日常を送っているか」
    をイメージすること。リアルな成功を実感すること。
    「シャンパンの栓をポーンと派手にあけ、大好物の
    ステーキを食べて、家族の祝福を受けている」
    「部屋で判例を読み、裁判にそなている」
    何度か、経験したことと結びつけること。


    ・プリペアードマインド(準備された心)
    (目的、条件、欲求、イメージ)
    とプライミング(先行する刺激が後続する刺激に影響)

    (1)用意した本の読みたい章を2分間普通に読む
    (2)何行読めたかメモ
    (3)読んだ章と違う章を選び、なぜ選んだか考える
    目的意識を持つ
    (4)目次を見て、各章の中身を想像する
    (5)その章からどんなメリットがあるか
    どんな「ごほうび」があるか考える
    (6)(3)〜(5)で考えた、目的、想像した内容、
    ごほうびを30秒ほどで書くか、話す
    目的意識を高める
    (7)プライミングをかけて、目的に関わりそうな
    単語を探す感覚で、最後までざっと見る
    (8)章に戻って、今度は2分間、普通に読む


    ・速習法の3ポイント

    (1)本は分けて読む
    1日10時間より、1時間を10日で
    (2)目的に応じて読み方を変える
    ・概要把握(スキミングリーディング)
    ・詳細把握
    ・通読
    (3)内容を振り返る
    ・人に話す
    ・読書日記
    ・ブログで書評
    ・要点をメモし、いつでも思い出せるように


    ・スキミングリーディング
    (1)目次を読む。自分仕様に書き直す
    (2)プリペアードマインド(目的、条件、欲求、イメージ)をセット
    (3)プライミングをかけてパラパラ見
    (4)スキミングしながらメモとり


    ・クリティカルリーディング
    ・自分はどう考えるか
    ・著者の考えの根拠は何か
    ・疑問点がないか
    疑問点をちょっとでもメモしておく

  • タイトルからすると一見速読法の本に思えるが、読書法についての本。速読も含まれているが、読書による学習に重点が置かれている。

    本の読み方だけでなく、読書に対する意識の持ち方、本の選び方や読んだ後も含めた読書術になっているのが良い。

    類似の本で、フォトリーディングについて書かれた『あなたもいままでの10倍速く本が読める』やSRSについて書かれた『本がいままでの10倍速く読める法』を読んだことがあるが、これらよりも現実的で受け入れ易い印象を受けた。

  • 本を早く読むための本を読んだのは、これで4冊目ぐらいだと思う。そのどれも、なんだかイマイチ。今回もその例にもれず。そもそも、本当に速読など原理的に可能なのだろうか?

  • 図書館

  • 読書のメリットとして、7つ挙げているが、そのうちの最後が、「うまくいけば本を書ける」だそうである。著者は、読書方法に関してのセミナーを主催しており、勝間和代氏もその卒業生だというから、それもあながち言い過ぎではないのであろう。

    さて、本書は読書というものに大してどのように臨めば、本がたくさん読めるようになるかということを、わかりやすい文章で書いているものである。すでに、読書が習慣となっているような人にとっては、当たり前の事しか書いていない。ただ、プライミング効果やプリペアードマインドという概念を知ったことはプラスであったが。。。

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著者プロフィール

京都府生まれ。「速習セミナー」主宰。
学習障害であるディスレクシア(読字障害)を記憶のメカニズムにあった読書法で克服。
32歳から多読をはじめ、約13ヵ月で日本語、英語の書籍を含め、ビジネス経済関連図書58冊、脳、神経の関連専門図書43冊、心理学関連図書48冊、学習障害(読字障害)関連図書82冊、スポーツメンタルトレーニング関連図書27冊を読破。
「高卒・読書経験ゼロ」の状態から、34年間の学業の遅れを一気に取り戻す。
現在の蔵書は5000冊を超える。その経験を活かし、速読教室のインストラクターを2002年から2008年まで務め、235回の講座で7336人を送り出してカリスマ講師となる。セミナーは高額にもかかわらず、常にキャンセル待ち状態。受講生には、著名人や著者が多数いる。
現在は、自分の経験した読書経験をもとに、脳科学を根拠とした記憶のメカニズムにあった勉強法を伝えるために速習セミナーを開催中。
著書に『本がどんどん読める本』『すぐに頭がよくなる!「超速」勉強法』(ともに講談社)などがある。

「2014年 『4日で脳が変わる習慣 とつぜん記憶力がアップする』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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