勝つまで戦う 渡邉美樹の超常思考 (講談社BIZ)

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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062821155

作品紹介・あらすじ

時代に流されない「思考の軸」を作れば、世界一幸せになれる。起業から25年、真剣勝負を続けた男が、あえて社長を退いて新たな戦いへ。

感想・レビュー・書評

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  • ワタミはワークシェアリングでもフルに働けと新卒採用者への講演で言ったとのことですが前提としてワークシェアリングにならないように会社は全力を尽くすので社員もそれくらいの気概で働いて欲しいという訓示やったんですよね。
    まあ言い方はブラックそのものやったかも知れませんがσ^_^;
    まあ聞いた人がどう感じたか問題やとは思います。
    他にも衆議院議員選挙にも出ないと言ってるのに現実的に参議院議員になってるとか色々矛盾はあります。

    でもいくつも参考になることが書かれてました。
    時代に流されない「思考の軸」を持つというのは「最大多数の幸せ」を軸に据えて考えることで「ありがとう」を集めることとあります。
    僕は仕事で「ありがとう」と言われない担当を新卒から10年以上やってたので「ありがとう」を集める大切さはわかってるつもりです。

    またなにをすれば大丈夫かという方程式を持つことが「チェック」することとあり仕事には総論としてのチェック項目があるとわかります。
    役所でも使えるノウハウがたくさんありました。

    自分の生まれて来た意味を考え自分に与えられた役割を果たす生涯を送る。
    個人的には渡邉美樹さんの考え方とやってることは好感を持ってるのでこれからも読み続ける著者のひとりです( ̄^ ̄)ゞ

  • 自分が情報をアウトプットする立場で無駄を省くトレーニングをする。
    自分でゴールを設定したら、なんとしてでもやり遂げなければ次のステージはない。
    常に変わらない強い理念を持てば、おのずと自分の中に確固たる軸ができあがっていく。どんな逆境もそれを曲げることなく、貫いていく。その積み重ねが時代を超える力を生み出す。

  • 渡邉美樹さんの著書「夢のスイッチ」を読んでからファンになった訳ですが、今回のこの本もかなり良かった。

    ・人間は物が満たされても心が満たされなければ、真の幸福は得られない生き物

    ・長期的、多面的、根本的を習慣にする

    ・自分の欲の為だけに「一線を越えた」お金の使い方をするのは、恥ずかしい、格好悪いと言う感覚

    ・周囲の反応によって変わらない「定数」であれ


    素晴らしい本でした。

  • ブラック企業のイメージが先行しているが、そんなにおかしな人だとは思わないし、むしろ共感点が多い。特に政治に関する意見など。201403

  • パワフルに生きてきた著者の人生哲学がまとめられた本と言えばいいだろうか。
    著者の渡邉氏に関しては色々言われているようだが、この本の内容は「成功したい」と思っている人にとってはとても良いものだと思う。ただ、この哲学を全うするのは覚悟がいるでしょう。

  • 就寝前のフォトリーディング。この方がかなりのやり手だとは聞いていたが、同時にかなり横暴な印象もある。本書はそのどちらも匂わせる内容に感じた。自己啓発書と伝記を合わせたような本。
    高速リーディング。著者はかなり独善的で自分が正しいと確信しきっている。また他人を思いやる気持ちもないように思えた。「軸を持てばぶれない」と言うが、読んでいてかなりぶれていると思った。「最大多数の幸福」を求めていると言うが、ひょっとしたら著者は自分以外は人とも思っていない故に、最大多数とは自分自身のみということなのかもしれない。それなら間違いなくぶれていない。ワタミの過労死(自殺?)や買収した老人ホームでの首切りも、著者の言う「最大多数の幸福」には十分寄与したのだろう。著者が精神病院を経営したらどうなるかと皮肉な想像をしてみた。おそらく戸塚ヨットスクール方式にびしばしスパルタで叩き上げ、患者を甘やかさないのだろう。それでよくなればいいが、多くは良くならないだろう。著者と同じような強靭な精神力(繊細さに欠ける鈍さ?)を持ち合わせている人々は彼に同意をし、同じように強くなれるだろうが、そもそもそんな人々は精神病院にはいかない。
    著者のファンや信者、あるいは新入社員が読むのならとても良い内容であるが、全くこの人物についてよく分からなく、かえって悪い話を聞いていたので確かめるために読んでみようと思った私のような人には読んでいて疲れる内容だと思う。猛烈で元気が良く、社会正義に燃えていることは十分に評価できるが、かなり自分が正しく、おそらく自分を神だと思っているような人物だと分かった。星二つにしたかったが、ほかの人が読めば半分位の人は感化されるのかもと思ったので、星は三つにしておいた。

  • 思考の軸はどう作るのか?

    →長期的、多面的、根本的を習慣化する
    自分は何を目指して生きているかを明確にし、それに向かって今どうすればいいかを考えて行動し、ぶれていないかを日々チェックする
    環境に悩むより変えられない前提として考える

  • 渡邉さんの思想には共感することが多く、その思考法を学ぶことができればと思い、本を読んでみた。
    非常に崇高な思想が語られており、改めてすごい人だと感じた。
    逆に言えば、言っていることのレベルが高すぎて、自分が同じような思考で行動するにはハードルが高いと感じてしまった。
    存在対効果を高めることを意識して、いつかは渡邉さんのような思考が持てるように頑張りたいと思う。

  • どれだけ感謝を集められるか?「喜んで」って確かワタミだよね?

  • ご存知「ワタミ」の創業者、渡辺美樹の最新の著書です。



    欧米を中心とした先進諸国が



    「もっともっと競争」



    をくり広げた結果、わずか数十年の間に

    環境問題をここまで深刻化させてしまいました。



    いま世界中を覆っている不況も、

    実体のないマネーゲームが

    「もっともっと競争」を煽り立てたあげくに、

    膨らみすぎてパンクした結果です。



    そうまでして私たちが手に入れた

    「豊かさ」とは、



    何だったのでしょうか。



    たしかに、身の回りに物があふれるようになり、

    便利な暮らしができるようになりました。



    でも、



    それで私たちは本当に幸せに

    なれたでしょうか。



    多くの人が気づいていないようですが、

    「物」を求める以上に、



    じつは「心」を求めるのが、

    人間の本質です。



    おなかがいっぱいにさえなえれば満足して、

    幸せな眠りにつくことができるのは、

    犬や猫の話です。



    人間は物が満たされても、

    心が満たされなければ、



    真の幸福を得られない生き物なのです。



    「満腹」だけでは、

    人間の幸福は半分しか成立しません。



    人間が幸せを感じるには、

    胃袋だけでなく、



    心が満たされる必要があるのです。



    (「勝つまで戦う」渡辺美樹 より)




    分かっているようで・・・

    分かっていないこと。



    胃袋だけではなくて、



    心も満腹にしなければいけない。



    「心」が嬉しくて笑うときって

    いつだろう?



    人に優しくできたとき、



    人を助けてあげられたとき、



    そう、

    誰かの役に立てたとき。



    人は本来そういう優しい生き物です。



    「もっともっと競争」をしている

    場合ではなかったんです。

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著者プロフィール

ワタミ株式会社代表取締役会長兼社長
学校法人郁文館夢学園 理事長兼校長
元参議院議員

明治大学商学部卒。
ワタミグループ創業者。「地球上で一番たくさんのありがとうを集めるグループになろう」という理念のもと、外食・宅食・農業・環境等の事業を展開し、「独自の6次産業モデル」を構築。実名企業小説「青年社長 上・下」「新青年社長 上・下」(高杉良著)の実在モデルでもある。
政府教育再生会議委員、神奈川県教育委員会教育委員などを歴任。教育者としての顔も持つ。

「公益財団法人School Aid Japan」代表理事としてカンボジア・ネパール・バングラデシュでの学校建設(333校)・孤児院運営を行う。「公益財団法人みんなの夢をかなえる会」代表理事として、実践経営塾「渡美塾」や「みんなの夢AWARD」を主宰し起業家を育成。「公益財団法人Save Earth Foundation」代表理事として、限りある自然資源を有効利用し持続可能な循環型社会づくりにも取り組む。

「2022年 『論語に学ぶ我が子の夢の叶え方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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