ドラッカー最後の言葉 (講談社BIZ)

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感想 : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062821384

作品紹介・あらすじ

「日本が直面している問題は、経済の停滞ではありません。問題は、あなたたちの国がグローバル化した情報に基盤を置く世界経済=情報経済の進展の中で、ひどく立ち後れてしまっている点にあります。今後の世界経済の中で、日本が最も苦労する国になるでしょう」――経営思想の巨人は、2005年11月にこの世を去る4ヵ月前に、インタビュアーの前でこう厳しく語りました。いま振り返ると、この発言は日本のガラパゴス化問題の到来を予言していました。しかし全体を通じて、21世紀の日本が世界のメインパワーに復活する条件を、ドラッカーは確信に満ちた言葉で示してもいたのです――。

本書は、最晩年のドラッカー氏に対するジャーナリスト大野和基氏の2回のインタビューをまとめ2006年1月に刊行してベストセラーとなった『ドラッカーの遺言』を、新書サイズで再編集したペーパーバック版です。前著はドラッカー思想の根幹をコンパクトにわかりやすく理解できると好評でした。最近のリバイバルブームでドラッカーに関心が高まっているこの機会に、いま現在の視点から内容を再構成し、もっと多くの方にその思想の素晴らしさを味わっていただきたく、価格を押さえたハンディサイズの本にしました。

【もくじ】
第1章 有能なリーダーは「何をすべきか」を考え抜く
第2章 知識労働者の生産性を上げることだけが意味を持つ
第3章 保護主義という「変化の拒絶」は情報革命に敗れた
第4章 グローバル化を語る時、人は「情報」について語っている
第5章 日本は情報経済の立ち後れから脱出せよ
第6章 自分の強みに磨きをかけ個人のイノベーションを起こせ


ピーター・F・ドラッカー
1909年、オーストリア=ハンガリー二重帝国の首都・ウィーン生まれ。フランクフルト大学卒業後、経済紙の編集記者等を務め、ロンドンでの金融機関勤務を経てアメリカに移住。1943年にゼネラル・モーターズ(GM)のコンサルティング業務を請け負い、その研究成果をまとめた『会社という概念』を出版。以降、経営に関する数々の著作を刊行。他に先駆けて来るべき社会の将来像を提示し、その時代の変化に合わせた経営コンセプトと手法を次々に編み出す。ビジネス界に最も大きな影響を与え続けた経営思想家。2005年11月11日永眠。

感想・レビュー・書評

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  • 自分がすべき事と、自分がすべきでない事を早く見極めよ。

  • ドラッカー関連で初めて紐解いた本。
    他の本も読まなきゃ。

  • おおきな流れを振り返りたい時、いつも頼るのがドラッカーの本。
    学ぶ姿勢とそれを支える環境づくり、その大切さを繰り返し教えてくれます。

  • This book gives an essence of the theory of "Drucker".
    "Focus the strength."
    "Not emploee,they're "partners"."

    This book especially contains "the notion for Japan".
    It matters the future Japan.

  • 考え方として、大事な事が書かれている本だと思います。

    仕事で苦戦してる時、冷静になりたい時に読み返してます。

  • 特に興味深かったことを一点。

    日本の労働者は日本語のおかげで食べていけてるらしい。

    言語の壁は保護政策よりも強力な保護政策だとか。
    なるほど。

  • 日本の停滞理由は経済問題ではなく、情報経済に乗り遅れたこと。
    インド、中国が次に台頭する(アメリカ、ヨーロッパの衰退)
    強みを強化せよ(弱点補強は後回しorやらない)
    これからは知的労働者が中心の世界、常にイノベーションを起こせ
    情報は止められない→保護主義はもう通用しない(護船団方式、関税等)
    保護主義を復活させるファシズムには注意せよ

  • わたしにとって、奥深い言葉がたくさん詰まった本でした。
    ドラッカーの本をこれから読んでいきたいと思いました。

  • "a new era"新しい時代に私たちは生きており、その時代の変わり目をいかに生きていくべきか。
    生き方に答えはないが、私たちひとりひとりがスキルアップを心がけ、個人のイノベーションを起こし続けることの大切さを説いている。
    流れとしては
    経営、リーダーに関する記述→日本と世界の現状と将来→個人のあり方について
    一つ一つが簡潔で読みやすい一冊。


    以下キーワード、個人メモ

    変化、情報、強みを伸ばす、視野を広げる、

    グローバル化が進んだのは情報、情報の遮断はもはや不可能、保護主義は死んだ
    経営の本質
    1:あなたの事業はなにか?何を達成しようとしているのか?何が他と異なるのか?
    2:あなたの事業の成果をいかに定義するか?
    3:あなたのコアコンピタンスは何か?
    「成果を得るために、どんな強みを活かして、何をしなければならないのか」
    「目的は何で、そのために何をすべきか?」
    何をすべきかを考え抜く

  • 高校野球の女子マネージャーも、チリ鉱山の落盤時に現場をまとめた
    リーダーも、とにかくみんな読んでいるドラッカー。
    いくつか読みたい著書はあるが、いかんせん時間がない。
    その点、これはインタビューの内容なので、極めて短く読了と相成った。

    2005年11月に亡くなったドラッカーに、同年7月に実施したインタビュー。
    やはり、ためになるなぁ、って感じです。
    感想うんぬんより、とりあえず片っ端から引用します。
    個人的には、3つ目~6つ目、最後が心に響きました。

    ・「成果を得るために、どんな強みを活かして、何をしなければならない
     のか?」経営の本質は、すべてこの一言に言い表されています。
    ・「われわれの事業の目的は何か?この事業の成果は何なのか?その
     ために何をすべきなのか?」日々の仕事にモチベーションを抱く人は、
     皆このように問いかける習慣を持っています。
    ・J・P・モルガンはかつて、「いかなる組織においても、いかなる企業であ
     っても、トップの人間が一般社員の二〇倍を超える給料を得るようであ
     れば、それは間違った経営である」と断じました。
    ・有能なリーダーに共通する習慣の一つめは、「やりたいことから始めな
     い」ということです。彼らはまず、「何をすべきか」を問います。
    ・有能なリーダーの二つめの習慣は、「何をすべきか」を考え抜いた後に、
     その中のどれが「自分の仕事なのか」を問うことです。・・・そして三つめ
     の習慣として、「不得手なことは、決して自ら手がけない」ことを徹底して
     いるのです。
    ・事業にとって有益か否か-その組織が企業ならば、「顧客にとって有益
     か無益か」と言い換えても同じです-こそ、常に優先されるべき判断基
     準なのです。有能な経営者の多くが、株主資本主義は非常に近視眼的
     な考え方だと気付いています。
    ・有能な経営者は、業務における決定が、業務遂行までの期日を設け、
     その期日内に成し遂げる責任者の名前を決めるまでは、真の意味での
     決定とは言えないことを知っています。
    ・保護主義に絡めて一言申し添えるならば、最も効果的に外部から日本
     を保護しているのは「言語」であるということです。難解で、他の言語とは
     大きく異なった特徴を持つ日本語を母国語にしていることは、関税など、
     他のいかなる保護政策よりも効果的に日本を守ってくれています。
    ・ハイコストな日本が生きていくためには、絶えざるイノベーションと、それ
     によって生み出される新しい価値を輸出し続けていくことが要求されます。
    ・あなたたちの多くが「問題重視型」の思考様式に囚われていて、「機会重
     視型」の発想を持っていないことを危惧しています。・・・問題を放置する
     ことは許されませんが、問題のみに目を向ける姿勢は、過去の悪しき習
     慣を復活させる行為と等しいことを理解しておいてください。

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