マクドナルドはなぜケータイで安売りを始めたのか? クーポン・オマケ・ゲームのビジネス戦略 (講談社BIZ)

  • 講談社 (2010年11月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784062821438

みんなの感想まとめ

消費者の心理や企業の販売戦略を鋭く分析した一冊で、身近なテーマを通じて経済の動向を理解する手助けをしてくれます。特に、マクドナルドやゲーム業界に焦点を当て、価格戦略やオマケ商法、値下げ競争などの実例を...

感想・レビュー・書評

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  • 身近な価格のウラに隠れた驚きの戦略。 というものがいったいどういうものか?この本では詳細に解説されております。皆さん、あの手この手で者を買わせようと知恵を絞っていますね。

    この本は一回読んで。また先ほどもう一度読んで現在この記事を書いております。この本は中学生に世の中の経済的な動向や、企業がどのようにして売るための『戦略』というものについて、懇切丁寧に描かれていて、大人が読んでも納得がいくものだと思いました。取り上げている題材は『オマケ商法』ですとか、『牛丼チェーンの値下げ競争』に始まり、『中古ゲームソフトと廉価版のそれではどちらが得か?』という日常にテーマを絞りながらも、その鋭さに思い当たる節が多々あって、あぁ、そういうことか!!と何度も心の中でつぶやいてしまいました。

    廉価版、よく言えばベスト版は中古ソフト対策で出ているのだ、ということと、時間差を利用した価格戦略、ということに大きくヒザを打ったことを思い出します。ああ、ゲームソフトを売っている会社はそうやって利益を出しているのか、と。今まで気にはなっていたんですけど、今回こうしてそのカラクリが説明されていたことで目からうろこが落ちましたね。そして、牛丼の値下げ競争についても鋭い分析が展開されておりまして。個人的に安い牛丼が食べられるのはいいんですけど、彼らはきちんと儲けを出して企業としては存続できるのかな?と最近思っていましてね。これはいわゆる『囚人のジレンマ』というやつが深くからんでいるみたいですね。

    こうして消費動向を読んでいると非常に面白いものです。そして、企業が出すポイントカードで得た顧客の消費データを使って、企業側がさまざまなことを『提案』してくる、という一種の『囲い込み』戦略には空恐ろしささえ、感じました。そのほかにも、『ネットでいろいろなサービスが無料なのはなぜ?』という章の中にも、鋭い分析があって、最期まであきさせないつくりになっております。

  • 中高生に読んでもらいたい本。経済学入門編かな。

  • 価格戦略について扱われた書籍は、あまりないと思います。

    そのなかで、マクドナルドなどファーストフードや、任天堂などのゲーム機といった身近なテーマを選びつつ、経済学の観点から価格戦略が解説されています。

    他の読者の評価が、それほど高くないのが意外です。

    ちょっと経済学っぽすぎるのでしょうかね。

  • 消費者の心理と、企業による販売戦略、
    鳴るほどの経済知識が満載

  • 図書館

  • スタンプカードから始まり、おまけ商法の話、ゲームソフトによって時間的な売値の変化の違いがあるのはなぜか、ユニクロでは何で色違いの服を作るのか、商品の価値には「明確な機能」と「あいまいな価値」があり、「あいまいな価値」なほうが高値になりやすい、マクドナルドのケータイクーポンの目的は、顧客情報の取得と顧客が来店する時間帯の平準化にある、ナチュラルローソンとローソン100の話、マクドナルドやセブンイレブンよりファミマのほうがポイントカード戦略は成功しているなど、身近な販売形態をいろいろ学べて有意義だった。

  • 価格戦略の立て方は?

    →高く買う客には高く、安くないと買わない客には安く売る
    消費者に自分で選択させて、価格差別をする

  • 「スタバではグランデを買え!」の著者。相変わらず面白い本を書かれています。冒頭の価格差別の話から分かりやすく面白い。身近な例の取り上げ方がとてもうまいからだろう。

  • 非常に分かり易く、経済の仕組みを解説している。身近な症例をあげさらにそれを噛み砕いており、とても読みやすかった。
    実際の仕事に置き換えても色々と、いいアイデアが浮かんでくるようなほんだった。

  • 経済入門としてわかりやすい!

  • わかりやすい経済の本ですね。

    価格差別
    クーポンの目的
    ブランドの意味
    ポイントカードの企業側の利点(個人情報活用方法)
    この辺は勉強になりました。

    でも、なんか頭の中を素通りしてしまい、誰かに薦めたいとは思わなかった。

    結局、マックやTSUTAYAの表面上の話をしてるだけだから、深みがないんですよね。

    クーポンやポイントカードを実際にどう活用して、どこで、どれくらいの業績UPを実現したのかって裏付けが聞きたかった。

    まー子供向けなので、これ位で充分だと思いますが。

    小難しい経済の本が嫌いな人にオススメ。

  • 平易な文章で書かれており、とても読み易かった。
    備忘録がてら、響いた点を纏め書き。

    ・3種の価格差別 ~グループ別 / 自己選択型 / オマケ型~
    ・中古版、ダメ絶対 ~時間による価格差別・価格弾力性・情報収集コストに基づく廉価版の価格決定~
    ・クーポン戦略 ~①顧客情報の収集分析②究極の価格差別、個別クーポン配信③ピークシフトと稼働率向上~

  • お買い物ゲームを楽しむための、指南書

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。
    通常の配架場所は、3階開架 請求記号:337.8//Y91

  • 小中学生でも分かるように企業の戦略を説明しているので、かなり丁寧に書かれており、内容も簡単なものとなっている。
    とはいえポイント戦略など知らない部分も有り、勉強になった。
    内容のレベルは別にして、やはり具体的な企業の事例がある本というものは良い本だと思う。

  • わかりやすい

  • ポイントカードってそういうことだったのか~

  • 図書館で借りて読みました。

    こういう本を読むと、経済学を勉強してみたくなる。

    書籍としては読みやすいのですが、読んでいて言葉がすぅーと入ってこなかった。

    本書中で紹介されていた、「美学vs.実利」と今度読んでみようと思った。

  • 我が家では昨年ころから、週末のランチに時々マクドナルドにお世話になることがあるのですが、妻のケータイのもとにくるクーポンを利用しています。

    学生時代にマックを食べ飽きた感のある私ですが、娘たちが楽しそうにクーポンを選んでいるのを見ると、たまに予約してしまうこともあります。週末ランチ時には待たされることが多いのですが、ケータイクーポンを使っていると、スムーズのようです。

    さて、この本では、最近のマーケティング手法を、物語風な語り口で、とてもわかりやすく解説していてためになりました。

    特に、昔から、正規料金のものと同じ内容のものが、格安料金でDVDが発売されるのはなぜかが気になっていたのですが、それらも解説してあり(p138)興味を持てました。

    私の現在の仕事に生かせる視点としては、「消費につながる「価値観」を発信して、その価値観に基づいた商品を提供することにより高い賃金が得られる(p174)」でした。

    以下は気になったポイントです。

    ・2007年の夏から、マクドナルドは都道府県ごとに5段階に分けたか価格設定に切り替えた、東京大坂は一番高いグループ、宮城・島根県は最も安いグループになる(p17

    ・商品を売る側は、「客側でかなり手間のかかる方法での値引き」を 用意して、消費者能力テストとして活用している(p22)

    ・自己選択型の価格差別(自動車でのオプション選択)は、工業化が進む中で、自動車産業がナンバーワンになった原動力(p29)

    ・転売は価格差別の天敵である理由は、正規ショップば特定の相手に安く売ったものが、本当なら高くても安く転売されてしまうことだが、オマケ商法の副作用として生じる転売は、正規ショップがまだ安く売っていないうちに、安くないと買わない客に対して転売されるので価格差別の効果を強める(p35)

    ・おまけ商法をされても困らない理由は、その代金は、先に複数買った消費者から回収するので(p41)

    ・価格を下げた時に、「まあ買ってもよいかなグループ」が増える場合には、需要の価格弾力性が大きいと表現する(p68)

    ・平均コストと利益が安くなりすぎないように、すぐに性能を高くした商品に切り替えることを繰り返す(p96)

    ・ひとつのゲームソフトを複数のゲーム機に向けて同時に開発するマルチプラットフォームというやり方は、範囲の経済を活用したもの(p100)

    ・主翼製品は赤字で売っても、他で稼ぐという発想は危険、他の商品は競合店でも売っていることが多く、単なる値下げ競争に巻き込まれる(p103)

    ・繰り返しの囚人のジレンマにおいて、もしも最終回が決まっているなら、最終回にどうなるかを考えればよく、初回から裏切るのが良い、最後がわからないケースは「協調」が良い(p127)

    ・廉価版が売り出されるときには、本当に高くでも買う人はすでに正規版を買っているので、廉価版の転売によって価格差別が邪魔されることはない、これは「時間を通じての価格差別」という(p138)

    ・服の本当の「標準価格」は、シーズンの真ん中で始まる、最終バーゲン開始時点での価格である、これも時間と通じての価格差別である(p141)

    ・中古品対策として、正規版の中古品を買うのと同じ程度の価格で購入できる「廉価版の新品」を売る、中古品を買うお金はメーカーに回らないので(p145)

    ・いまの社会は、明確に役に立つ仕事をしている人ほど、お金を稼ぐことがむつかしい状況になっている、消費につながる「価値観」を発信して、その価値観に基づいた商品を提供することにより高い賃金が得られる(p172、174)

    ・機能性が高い製品(技術=特許)は数年から長くて20年しか稼げない、キャラクター付き(著作権)は50年、ブランドマーク付き(ブランド)は永遠である(p185)

    ・サービスは転売しにくいので、価格差別がやりやすい、女性向けの割引価格の導入が好例(p195)

    ・ケータイクーポンを使ってマクドナルドがやりたいことは、お店と顧客の相互に利益のある取引(顧客別にクーポンを発行することで稼働率をアップ)である(p226)

    ・ポイントをつけたり特別のクーポンを配って値引きするかわりに個人情報をくださいというのが企業の本音(p237)

    ・正しい判断をするためには、それまでにつぎ込んだ投資から撤退しても回収できないコスト(サンクコスト)は忘れるべき、有料アイテムにかけたお金も一例(p251)

    2011/6/12作成

  • 2011年3月
    川口市立図書館で借りて読みました。

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著者プロフィール

エコノミスト

「2016年 『学校では教えてくれない経済学の授業』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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