- Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062826020
感想・レビュー・書評
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わかりやすく面白い。そのうち野矢先生の一般書マラソンするのもいいかも。
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論理トレーニングを読んだことをきっかけに購入。是非動画で見てみたかったが、とりあえず書籍で。。言葉を用いてわーっと考える合間に、それを忘れる坐禅の時間を持つ部分には強く共感。
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こうやって活字になると、より面白さが分かります。
というのは、ぼくが活字側にいるからなのかもしれません。
TVを観ていても、なんか途中がすこっと抜けていたりするのです。
TVだけじゃなくて、映画やDVDなんかの映像作品ならほぼ同様。
勿論、sceneが丸ごとというのではなく、台詞一つとか。
たぶん、注意力が散漫なのでしょう。
そもそも、本を読む時にもその傾向は多分にあります。
最初の数頁で、その作品の「拍子」を取り始めるのです。
そして、あとはその「拍子」に乗りながら読み進めていく。
なので、あえてずらしたような表現は、すっと読み飛ばしてしまったりします。
細かい描写云々ではなくて、全体の雰囲気を読んでいる感覚。
となれば当然、こう、バシッと決まった台詞以外はうろ覚えになったりです。
それどころか、細かい状況なんかが全く頭に残ってなかったり。
さらには、最初に「拍子」が取れない作品は読めなかったりもします。
いろんな作品を読んだあとに読むと、するすると読めたりもするのですけれど。
だから、海外作品を読む時には、訳者さんの質が重要になるのです。
とんでもなく話が脱線しました。
無理やり元に戻すと、こういう傾向だから、書籍化は有り難い。
本書が優れているのは、脚注でしょうね。
書籍化に当たって、こういうことに気が利くというのは素晴らしいと思います。
そしてこの脚注、非常に気が利いています。
多すぎず少なすぎず、必要最小限で的確に本文を支持しています。
脚注こうあるべき、というお手本のような脚注です。
所々に挿入される小話も巧いです。
本文の主題に沿っていて、それでいて巧く気を逸らせるような。
これも、小話の見本のような小話だと思います。
とてもよく纏まっていて、気軽に読める一冊でした。
NHKらしい安定感と、その上に積まれた「自由さ」。
番組の面白さを活かしつつ、書籍ならではの要素も活かされています。
野矢茂樹氏の「日常の哲学」。
「心って何?」を主題にして、興味深い議論が読めます。
「哲学のプロ」野矢茂樹。
「言葉扱いのプロ」爆笑問題。
一見すると異分野で、でも根っこのところでは繋がっている組み合わせ。
どちらか一方だけでは出てこなかったであろう問いが、沢山出てきます。
とりあえず、爆笑問題が羨ましい。 -
テレビ対談の書籍化。
“「心って何?」と聞かれたら何と答えるか”という問いから、哲学とはどういった学問なのかを説明、或いは体験させてくれる一冊。
哲学に興味のない方には少し読み辛いところもあるかもしれませんが、興味ある方には面白いかと思います。
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私的な感想になりますが哲学とは、言葉の持つ拘束性に一番振り回されている学問のように感じます。
言語の束縛から外れた場所に疑問を抱き、それを解消する為に、或いは現実へ回帰する為に言語によって検証するという何とも表現し難い矛盾に近い感覚。
それを楽しめる方には、この本は勿論、哲学自体を楽しめるかもしれません。 -
メモ:ウィトゲンシュタイン
日本語は論理より感情を語るのに向いている
多忙は怠惰の隠れ蓑
懐疑論 哲学で、人間の認識力を不確実なものとし、客観的で普遍的な真理の認識の可能性を疑って、いっさいの判断を差し控える態度のこと。
村上春樹
新月の夜は、盲目のイルカのようにこっそりとしのびよってきた
価値判断と事実判断
実存哲学→私はこうして生まれてきて、いかに生きていくか
分析哲学→自分より「世界」のあり方にベクトルが向かう
借り物ではないオリジナルな哲学を編み出しているということ。
考えて考えてから歩くと、アイディアが生まれること
幸福とは狂気
幸福は「状態」じゃない
哲学っていうのは病気のようなもので、病気を治す。だから治った状態が普通の健康状態よりもプラスの価値があるわけじゃない -
内容薄い。番組で言ったことがそのまま書かれてるだけっぽいので、動画のほう見てみたいな。ニュアンスがいまいち拾えない。他の回見たことあるから、どうにか読みきっちゃったけど。
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[ 内容 ]
「心って何」と聞かれたらどう答えますか?
ことばのプロ同士が激突!
本気の水論と坐禅を通して、何をつかんだのか。
[ 目次 ]
プロローグ いきなり問題「心って何?」
第1章 太田VS.野矢の哲学バトル
第2章 ようやく、納得
第3章 歩いて、考える
第4章 坐禅で「無」になる
第5章 いざ坐禅体験
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