爆笑問題のニッポンの教養 ロボットに人間を感じるとき…… 知能ロボット学

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062826044

感想・レビュー・書評

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  • NHKの番組の書籍化。
    産業用でない、思考や、人間側の認知などをメインにしたロボットの話。
    結局、人間とは何か? に行き着くんだなと。
    シリコンゴムはオリエント工業辺りかな。

  • 人間型ロボット:アンドロイドに人はプログラミングされていない筈の意思や感情を感じるそうです。何故か?人は相手の動作から想像して意思や感情を感じ取るからです。つまり一々確認しない限り、相手の意思や感情とは想像の産物、自分勝手な妄想に過ぎないのです。
    肩に手を置く。人に寄りかかる。視線が合う、ずらすetc.アンドロイドにこのようにされた時、あなたは無視できますか?
    モノや車に愛着感じ、機嫌いいだの怒ってるだの感じたことありませんか?
    一流の役者は感情を込めないそうです、動作の型に徹底し、観客の想像に任せるのだそうです。人形浄瑠璃然り。

    石黒さんはアンドロイド開発の最先端で「ロボットはヒトを映す鏡である」という信念に至り、ロボットを作ることで”人間とは何か?”というテーマを追うようになったそうです。

    未来を感じる対談でした。

  • アンドロイドの研修者との対談。
    人間とアンドロイド、ロボットの境目が分かりにくいくらい、人間に近づいている。しかし、それは人間が足りない分を補完しているから。
    ロボットに人間らしい微妙な+αをつけるととたんに人間らしくなるというのも興味深い。

  • [ 内容 ]
    人間の機能をロボットに置き換えて、置き換えて、それでも最後に残るものが、人間の本質である。

    [ 目次 ]
    プロローグ 大阪大学吹田キャンパスへ
    第1章 マッドサイエンティストだ!
    第2章 成長する赤ちゃんロボ・CB2
    第3章 ロボットは人になれるか?
    第4章 アンドロイドに乗り移ってみた
    第5章 また哲学に来ちゃった

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • TV番組「爆笑問題のニッポンの教養」の内容を書籍化したもの。知能ロボット学という、ロボットをつくる技術と人間そのものについても研究する分野の研究者を取材しています。ロボットをつくりながら、人間についても研究するというスタンスが新鮮に思えました。人間のような知能をもったロボットができるのはまだまだ先とのことですが、これからのロボット工学に期待したいです。(2008.1.30)

  • 人間の感情も全ては脳に支配されているということか。人間を見ても人間を理解することはできない。人間とロボットを見なければ。

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著者プロフィール

一九六五年埼玉県生まれ。八八年に田中裕二と「爆笑問題」を結成。二〇一〇年初めての小説『マボロシの鳥』を上梓。そのほかの著書に『違和感』『芸人人語』『笑って人類!』などがある。

「2023年 『文明の子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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