ひきこもりでセカイが開く時: 精神医学 (爆笑問題のニッポンの教養 15)

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  • Amazon.co.jp ・本 (139ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062826105

作品紹介・あらすじ

ひきこもりは病名ではない。四六時中自分について考えている状態だ。自分を追いつめず、胸を張って脛をかじれ。自分にできることを考えるために。

感想・レビュー・書評

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  • ひきこもりでパソコン弄ってるのは2割という事実にビックリ。。。
    半年間ニートでひきこもり気味だったことがあるけど、頷けるところもありつつ、たくさんの人はもっと苦しんでいるのだろう。
    太田さんの『泣く女』のエピソードが良かった。

  • 人間は皆精神異常である。程度の差があるに過ぎない。
    何故なら言葉を持ったときから本能に純粋でいられなくなったから。

    プライドが高く自信がないと引きこもりやすいらしいが、判る気がする。
    内面追求する引きこもり系と他者関係性に依存する自分探し系があるらしいが、自分は両方を行ったり来たりしてるかな。

    こんな自分も自分なんだと、いやらしい自分もありなんだと思えるようになるのが大人になっていくことらしい。

    精神の健康に型はないけど、あえて言うならそれは、引きこもるも引きこもらないも自由に選べる状態のこと。

    「愛は負けても親切は勝つ」。愛は憎しみと裏表。
    「君はたいした人間じゃないんだから、忙しがらずちゃんと休みなさい」と友達に言う親切。
    どこまでも肥大する自己愛を落ち着かせてくれる言葉。

    いつでも「おい、これが幸せじゃなくて何が幸せなんだ」と思っていたい。

  • ・オタクだって別に悪くない
     →発展させる人とこじれちゃう人
      ・・・こじれちゃう人はひたすら自分のコンプレックスに向き合いすぎて動けなくなる
    ・ひきこもりの心情を私小説が代弁する
     →現代は魔法少女が活躍するのもある意味投影させている私小説なのか!
    ・結局自分は特別だって思いたいのか。
    ・オタクは外側にか、内側にか発展させているのだから生まれる物はいっぱいある
    ・逆にオタクじゃない人はなにもないのかも?
     →なかになにもないから、社交的になって外からの刺激を取り込みたがる、、、!
    ・オタクさ(深さ)=自分を持っている?
     →こういう人はコミュ下手らしい(論文によると)
    ・オタクひきこもりは楽そうだけどそうじゃない
     →自己批判と自己否定の固まり
     →俺ごときはなにもしてはいけないのではないか、という高いプライドと低い自信でできている
     →自縄自縛
     →とりあえずなにかさせないとやばい(寝るだけの人間になりはてている人がおおい)
     →感動に対する不感症?
    ・トカトントン状態
    ・自分の純粋じゃなさを許せるようになる
     →グレーゾーン
     →美意識(プライド?)の高いところから一段さがれるようになる
     →我は(みんなと同じ)俗物であるー!
     →★そんな自分も嫌いじゃないよね。
     →★そんな自分が好きな物も好きな自分が好き
     →こうしてよい循環をつくりたいな
    ・よくも悪くも自分。
    ・ひきこもるなら、自信を持って引きこもれ!
    ・愛は負けても親切は勝つ
     →愛は諸刃
     →それくらいのスタンスがよいのかもしれない
    ・自分を痛めつけて一人前になる、それが幸福、という人に必ずしも同調しなくてもよいのではないか。
    ・正気を失わない、ということ
     →悲しみをちょっと俗物としてとらえてもいいのかもね。
    ・人間は言葉をつかう時点で全員神経症だ!w
     →そうだよねー非動物的よねー

  • 精神科医との対談。
    ひきこもりについて対談をしているが、太田光が一日一言もしゃべらずに過ごしてきた時代があったのにはちょっと驚き。
    スマイルはほほえみを浮かべることで、ラフは声に出して笑うこと。たしかに違う。

  • ひきこもって考えてみる

  • 好きなテレビ番組の一つ「爆笑問題のニッポンの教養」が本になって登場!
    いくつかのテーマで既に出版されているが、俺が第一弾として選らんだテーマが自然とこれだった。

  • 内に閉じこもることは、
    外にものすごく開いているということと
    同意義なのかもしれなくて、
    結局自分は自分でしかなく
    それを卑下も肯定も別にしなくていいのだ。

  • [ 内容 ]
    ひきこもりは病名ではない。
    四六時中自分について考えている状態だ。
    自分を追いつめず、胸を張って脛をかじれ。
    自分にできることを考えるために。

    [ 目次 ]
    プロローグ 今回は大学ではありません
    第1章 太田のひきこもり時代
    第2章 ひきこもりの実態
    第3章 太田はひきこもりをいかに脱出したか
    第4章 笑いと精神分析の交差するところ
    第5章 ヴォネガットに学ぶ作家の生きざま

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