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- Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062826648
作品紹介・あらすじ
戦争で命を落とした同志たちのため、水島は一人、ビルマに残った。戦死者をとむらうことに、人生を捧げた彼の思いは、そのまま、戦争の悲惨を問う著者の思いでもあった。
感想・レビュー・書評
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この本は戦争のお話です。水島上等兵が隊長に渡した手紙の内容を読んで感動しました
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恥ずかしながら、きちんと読んだのは、これが初めて。
感動した。が、少年少女に読ませるよりも、大人に読ませる内容であると思った。先の長い子どもには、こんな暗い話を読ませるより、明るい話を読ませるべきだと思う。 -
題名は聞いたことがあっても、読んだことはなく、手にとりました。古い本だけど、読みやすい。
作中で触れられるビルマの人々の性質や考え方、宗教感が印象に残りました。
われわれが国を出たときには、もう日本人は腹をすかせて、毎日追いたてるように忙しく働いて、おそれおののいて暮らしていました。
それにひきかえ、この国の人は、おとなしく、弱く、まずしく、しかもそれに安住して、ただしずかに楽しんで生きています。そして、ひたすら心の救いだけを求めているのです。
著者は、近代化とともに日本が失ったものを、この時代からこんな風に思っていたんだなぁと感じました。
子供むけに書いた本だと知り、驚きました。
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