ちいさこべ・山月記 (21世紀版・少年少女日本文学館15)

  • 講談社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062826655

作品紹介・あらすじ

江戸の職人の意地と人情を描いた山本周五郎の「ちいさこべ」。格調高い文章で、願望と現実のはざまに苦悩する人間の姿を追った中島敦の「山月記」。表題作のほか、私小説の道をつらぬいた尾崎一雄、女性の自我を追求しつづけた円地文子、飄逸な作風の木山捷平、短編の名手・永井龍男、原爆の悲惨を見つめた原民喜など、昭和文化の名品九作を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/703476

  • 山月記を読みったかったので借りました。山月記以外も面白かったり、考えさせられる話がありました。

  • 21世紀版 少年少女日本文学館15 講談社
    1986年同様の少年少女日本文学全集の再編集。
    収録された「夏の花」を読みたく図書館で借りる。小さな図書館であるが在架。
    メディアラッシュ、超多忙、ライトノベル、ゲーム、大人から子どもまでサスペンス好きの現代社会を生きる子ども達がこの本を手に取ることがあるのだろうか?
    まっさらなままで借りられてなさそうだった。
    当のわたしも夏の花を読むのは初めてである。山月記は授業で習った覚えがあるが内容を覚えていない。
    この全集はルビを振り、用語を解説し、地図があり、著者の略年表がある。

  • 『ちいさこべ』を予習のため。
    ぶっきらぼうだけど、情に厚い棟梁がいい。自分の信念を貫く。けな気であったかいお話。

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著者プロフィール

山本周五郎(やまもと しゅうごろう)=1903年山梨県生まれ。1967年没。本名、清水三十六(しみず さとむ)。小学校卒業後、質店の山本周五郎商店に徒弟として住み込む(筆名はこれに由来)。雑誌記者などを経て、1926年「須磨寺付近」で文壇に登場。庶民の立場から武士の苦衷や市井人の哀感を描いた時代小説、歴史小説などを発表。1943年、『日本婦道記』が上半期の直木賞に推されたが受賞を固辞。『樅ノ木は残った』『赤ひげ診療譚』『青べか物語』など、とくに晩年多くの傑作を発表し、高く評価された。 

解説:新船海三郎(しんふね かいさぶろう)=1947年生まれ。日本民主主義文学会会員、日本文芸家協会会員。著書に『歴史の道程と文学』『史観と文学のあいだ』『作家への飛躍』『藤澤周平 志たかく情あつく』『不同調の音色 安岡章太郎私論』『戦争は殺すことから始まった 日本文学と加害の諸相』『日々是好読』、インタビュー集『わが文学の原風景』など。

「2023年 『山本周五郎 ユーモア小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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