日本のもと 憲法

  • 講談社 (2011年3月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (162ページ) / ISBN・EAN: 9784062826815

作品紹介・あらすじ

憲法は、国民から国への命令書だって知ってた?
わかったぞ! 日本のなりたち、今の日本、そして未来のすがた

この本で、日本のもと、憲法について考えてみましょう。憲法ってそもそもだれのためにあるの? 日本の憲法が平和憲法ってよばれるのは、どうしてなの? 世界各国の憲法は、日本の憲法にどんな影響をあたえたの? 『日本のもと・憲法』は、そんな疑問にこたえてくれて、日本国憲法のなりたち、特長、これからのことがとてもよくわかる一冊です。

みんなの感想まとめ

憲法の基本的な役割や歴史をわかりやすく解説しているこの本は、国民の権利を守るための重要性を再認識させてくれます。特に、憲法が国民からの命令書であることや、平和憲法と呼ばれる理由について考えさせられる内...

感想・レビュー・書評

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  •  最近、片付けをしている時に、学生時代に恩師や友人知人から貰った手紙が出てきた。そこに直筆で書かれている文字を見ると懐かしく温かい気持ちになってしまった。

     今の時代、知人や友人と交わすコミュニケーションは、LINEやSNSといったツールを通して行われる。技術の進歩とともにコミュニケーションツールが変化する事は至極当然である。

     しかし、コミュニケーションツールが変わっても、そこには、コミュニケーションをとる自分と相手がいる事には変わらない。手紙であれば、送り主と宛先があるように。

     さて、ここで本書のテーマである「憲法」を手紙に例えた時、「送り主」と「宛先」は誰であろうか?

     本書を読めば、その歴史的経緯からよく理解を深められる。また本書は、小学生から読むことが出来る憲法の入門書である。高度な内容を平易に説明されている憲法入門の名著であると言える。

     本来、憲法の改正論議は国民から生じなければならない。現行憲法が、良いものであれ、悪いものであれ、一度、現在の国民に問いただすもので有ると、私は考える。

     その、知識の手助けになるのが本書であり、監修の宮崎哲弥氏の執筆の意図である。

     手紙を書く際には、自分の伝えたい事をまとめ上げ、丁寧に文章を推敲し、相手に渡す。
     また、手紙は強制的に誰かに書かせられるものでもない。それは、相手に関心があり、何かを伝えたい時に初めて書こうと思うものである。

     今一度、国への関心を持ちながら、自分の考えを問いただす良いきっかけになった、価値ある一冊となった。

  • 「憲法は国民が守るべきものではなく、
    権力者が守るべきもの」

    「この権利は世界の長い歴史で
    先人が血を流して勝ち取ったもの」

    この本質を世界の歴史を紹介しながら説明してあります。

    大きく分けて「温故編」「知新編」「未来編」の3編にわたり、
    憲法の成り立ち、現憲法が今のわれわれにどのような影響を与えているか、
    そしてこれからの憲法についてなど、まったく憲法について知らない人でも
    よくわかる一冊である。

    。「日本最古の十七条の憲法」「今の日本国憲法について」「変える? 変えない? 未来の憲法」など、
    さまざまな時代の憲法について書いてあり、憲法の歴史・現在・未来を考えることができる一冊です。





    出典
    category.shopping.yahoo.co.jp




    1 外国の軍隊が日本国憲法を作った

    日本国憲法の作者はGHQという軍事組織です。
    日本国憲法には英語で書かれた草案が存在します。
    憲法の解釈問題が発生すると必ず議論の材料にされるのが、この英語で書かれた草案です。
    原文はどうだったのか、作者のアメリカ人が何を意図してたかが議論されるわけです。
    日本国憲法は他国の言語で書かれたものを訳したもので、きわめて稀有な憲法です。


    2 米軍の武力で抑えられた占領下の国会が可決した

    日本国憲法ができたのは1947年、日本が主権を回復したのは1952年のことでした。
    日本国憲法ができたときの日本には主権が認められていませんでした。また連合国との戦争状態は終了していなかったので武力で脅されている状態でした。


    5 最高裁は憲法の番人ではない

    近代民主主義では立法、司法、行政の三権がお互いの権力を牽制しあう仕組みをもっています。
    日本でも国会が作った法律を裁判所は違憲かどうかを判断をすることができます。

    しかし日本の最高裁は憲法の番人ではありません。
    最高裁は違憲かどうかの判断をする権利はもっていますが、判断をする義務がありません。

    実際、最高裁は、自衛隊が違憲かどうか、日米安保条約が違憲かどうかの判断を拒否しています。

    これが憲法81条の問題です。

    第81条
    最高裁判所は、一切の法律、命令、規則又は処分が憲法に適合するかしないかを決定する権限を有する終審裁判所である。

  • 子供にも分かりやすく書かれている。
    何かと問題にされている「日本国憲法」。中身を意外と知らない日本人は多い。
    今、メディアや政治家達が声高に叫んでいることが賛同できるか、納得できるのか、憲法自体を知らなければ、何も見えては来ない。

  • ★★★★☆
    「憲法」とは「国家のいちばんの基本になる決まり」です。 国民が対して発する国に対する命令書なのです。 憲法の歴史を知り、現在の憲法について学び、これからの憲法を考えよう。
    今までとこれからを考える。
    各国の憲法を眺めるのも興味深い。
    (まっきー)

  • 今更ながら知らないことばかりなので勉強のために借りました

    憲法の基本は人権の尊重

    憲法は王様や政治家が好き勝手に権力を振るうの制限して国民の権利を守るため!

    そこを忘れてはいけないし、分かってない人多いのではないかと思う

    憲法は国民から変えよう!!ってなるならいいと思うんだけど国主導で変えようとしてるのってどうなの?って思った

    今も議論が続く憲法と言うことだったけれども、本当に議論を重ねて話し合うことが大切だと思いますした

    国民主権
    平和主義

    私は世界に誇る憲法なんじゃないかなーと思った

  • (2013-01-06)

  • 日本最古の憲法は、7世紀に聖徳太子が制定した「十七条の憲法」だ。
    隋王朝に対して日本が独立国であることを示すと同時に、国内の権力者や役人達へ、日本でもっとも権力を持っているのは天皇であることをしめすために作られた。

    現代の憲法は、権力の制限と権力の使命を明らかにすることを目的としている。
    そのルーツは、1215年にイングランド王国で制定された「マグナ・カルタ(大憲章)」だ。マグナ・カルタは、イングランド王ジョンの権力を制限するために貴族達が作った。そこでは、王や王の役人達も法律を遵守すること、王であっても気まぐれに税金を徴収してはならないことなどが定められていた。

    マグナ・カルタは、王であっても法律を守る義務があることを人々に示し、後の議会政治にも繋がっていった。

    1776年、トーマス・ジェファーソン(後の第三代アメリカ合衆国大統領)が「アメリカ独立宣言書」草案を作った。
    同年7月4日、「独立宣言書」が正式に採用される。

    1783年、アメリカ独立。
    1788年、アメリカ合衆国憲法発効。全ての人間の人権や平等を謳っているが、ここでいう「全ての人間」とは白人男性のことだけだった。

    アメリカの独立は全世界へ影響を与えた。フランス革命のきっかけとなり、ヨーロッパの植民地支配を受けていた南アメリカの多くの地域でも、独立の気運が高まった。

    1789~1799年 フランス革命
    当時のフランスは、カナダを巡るイギリスとの戦争やアメリカの独立戦争の援助によって逼迫した財政状態にあった。しかも、貴族や聖職者達は税金を免除されていたので、負担は全て市民階級へのしかかっていった。

    耐えかねた市民は貴族や聖職者に対し、平等な憲法を作ることを求めた。しかし貴族達は軍隊で市民を押さえようとした。礼儀正しくお願いしても叶えられることはないと知った市民達は、暴力によって要求を通そうとした。フランス革命だ。

    1789年8月26日 フランス議会はラ・ファイエットの「人権宣言(人間及び市民の権利の宣言)」を採択した。
    人間の自由と平等、人権が守られなくてはならないこと、国民主権、権力は集中させてはいけないことなどが示されている。この人権宣言はその後全世界で作られた多くの憲法に影響を与えた。

    明治時代
    1874年 民撰議院設立建白書が国に提出される。国民が選んだ議院の設立を求めた文書だ。
    その後、国民の自由や権利、国会を開くことを求める自由民権運動が活発になる。
    明治政府は自由民権運動を弾圧していたが、諸外国に近代国家として認められるためには憲法や議会を作る必要があることは認識していた。

    1889年2月11日 「大日本帝国憲法(明治憲法)」発布。これは天皇主権の欽定(きんてい)憲法だった。

    1890年 第一回大日本帝国議会が開かれる。
    貴族院(251名)と衆議院(300名)から成る二院制。ほぼ同じ力を持っていた。貴族院議院には、天皇の親族か家族、または天皇に任命された人しかなることができなかった。
    衆議院議員に身分は関係なかったが、立候補できるのは15円以上の税金を納めた30歳以上の男性のみ、投票権を持つのは15円以上の税金を納めた25歳以上の男性だけだった。当時の一円は今の2万円相当の価値があった。当時の人口の約1%の人々しか投票権を持っていなかった。

    戦後、GHQの主導で日本国憲法が公布、施行された。

  • とても読みやすい一冊。子供向けだが大人でも十分楽しめる。憲法を学び始めるきっかけの本にすれば良いのでは。

  • 「憲法」についての過去、現在、未来について書かれています。大人が読んでも勉強になります。

  • 憲法って大事ですね。dy憲法の事はよく知りません男。
    というわけで、~今回の一言~憲法ができるまでにはたくさんの
    歴史があった!以上!(今回の一言とは、本を読んで思った事を一言にまとめたものです。)

  • 小学6年生向けに書かれた本。

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著者プロフィール

宮崎 哲弥(みやざき・てつや):1962年、福岡県生まれ。慶應義塾大学文学部社会学科卒業。テレビ、ラジオ、雑誌などで、政治哲学、生命倫理、仏教論、サブカルチャー分析を主軸とした評論活動を行う。著書に『仏教論争――「縁起」から本質を問う』(ちくま新書)、『ごまかさない仏教――仏・法・僧から問い直す』(新潮選書、佐々木閑氏との共著)、『知的唯仏論』(新潮文庫、呉智英氏との共著)、『教養としての上級語彙――知的人生のための500語』(新潮選書)など多数。

「2026年 『『100万回生きたねこ』のナゾを解く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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