枕草子 (21世紀版・少年少女古典文学館)

  • 講談社 (2009年11月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (322ページ) / ISBN・EAN: 9784062827546

作品紹介・あらすじ

『枕草子』は、平安時代宮中に仕えた女房、清少納言が書いた随筆である。日本の古典の中で「徒然草」とならんで最もすぐれた随筆文学とされている。宮中でのセンスあふれる会話や歌のやりとり、みずからの体験をふまえた恋愛模様、人間模様などをつづった段と内容はさまざまである。1000年の時を経てなお読みつがれる魅力、それは人間の心を深く見すえる目と、四季や風物に対するたぐいまれな感受性にほかならない。


鋭い知性と感性にあふれた日本初の随筆文学
ドキドキ!思わずふきだしたり、感心したり。
辞書なしで、古典の名作がラクラク読める!

『枕草子』は、
平安時代宮中に仕えた女房、清少納言が書いた随筆である。日本の古典の中で「徒然草」とならんで最もすぐれた随筆文学とされている。宮中でのセンスあふれる会話や歌のやりとり、宮廷人の遊びや男女のファッションなどを色あざやかに描いた段、現代的ともいえる女性感覚で切りとった自然や風物、そして、みずからの体験をふまえた恋愛模様、人間模様などをつづった段と内容はさまざまである。1000年の時を経てなお読みつがれる魅力、それは人間の心を深く見すえる目と、四季や風物に対するたぐいまれな感受性にほかならない。

名作古典文学を21世紀の少年少女たちに!読みやすいふりがな、カラーさし絵、本文中の豊富な用語解説で、日本の古典文学にはじめて出会う少年少女の理解を助ける古典文学全集の決定版です。

<目次より>
第1段 四季の美しさ 春はあけぼの……
第8段 中宮がお産のために 大進生昌が家に……
第9段 命婦のおとどという名のねこ うえにさぶらう御ねこは……
第23段 清涼殿のはなやかさ 清涼殿の丑寅のすみの……
第24段 女の生き方 おいさきなく……
第25段 興ざめなものは すさまじきもの……
第28段 いやな、にくらしいもの にくきもの……
(以下略)

監修
司馬遼太郎/田辺聖子/井上ひさし
編集委員
興津要/小林保治/津本信博

みんなの感想まとめ

多様なテーマを通じて、平安時代の宮中生活を鮮やかに描いた作品は、作者の鋭い観察力と感受性が光ります。自然や恋愛、日常の出来事を軽妙に綴り、現代の感覚とも共鳴する部分が多く、読者は思わず共感を覚えます。...

感想・レビュー・書評

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  • 花や自然を題材にした話も多くしっとりした印象を受けました。貴族の恋愛話は読んでいて今も昔も好きだ嫌いだの気持ちは変わらないと思いました。151段のかわいらしいものなどはなるほどと関心させられました。全体を通して作者の観察力が光る1冊で当時の貴族の生活や文化を知るのにも最適です。是非一般向けの現代語訳も読みたいです。

  • 賢いけれど少し性格の悪い方が書く現代のエッセイと違いがわからないほど、感覚が似通っている。
    特に 第二十八段 にくきもの とか好き。
    古典文学なんて小難しい呼び方に構えないで、まずは読んでみてってその辺の子に言いたい。
    大好き。

  • うた恋い3巻の清少納言の話が好きでずっと読もうと思っていて図書館で借りた。現代語訳と解説が分かりやすくて読みやすかった。噂には聞いていたけど平安貴族の宮中生活ブログ!古典版Twitter!って感じで結構面白く読めた。今も昔も人が思うこと考えてることって全然変わらないんだな〜ってなった、時代背景は全然違うけど共感出来る部分もちらほらあった。平安時代に既に星に名前があったのは知らなかった、あと下ネタも昔からあるんやな。定子より清少納言が歳上なのは知ってたけど10歳ぐらい違うのは初知り。定子も清少納言もすごい知識量。女に学はいらないとされている時代なのに会話のレベルが高すぎる。返しが秀逸。第63段、男が朝帰りする時はもっと名残惜しく帰れよ!味気ないなぁ!って書いてあって面白かった。これが書かれた頃定子は結構窮地にいたはずだけどそんなことは微塵にも感じなかった。清少納言は定子がいかにすごい人かを示すために文章で戦っていたんだろうなぁ。

  • 沖方丁の「はなとゆめ」を読んでるうちに、元祖をも一度読みたいなーと思って、読み始める。全章ではないけど、有名な章を網羅し、空気を伝えつつ、響きやすい言葉を使って訳した読みやすい現代語訳でした。

    改めて、千年経っても人は変わらないものだと思わせられる。美しさを愛でること。いらっとすること、いたたまれないこと、カッコ悪いと思うこと。男女の機微。男と女がわかりあえないカンジ。権力争い。どれをとっても、根本的に大差なくて、面白い。なにもかも否定せずに、明け透けに、カラッと紡いでしまう潔さ。豪気な女がいたもんだ。やっぱり枕草子はいくつになっても面白いのがすごい。

  • 今も昔も人の感性は変わらない

  • 「徒然草」に続いて、古典随筆の名作「枕草子」を読んだ。もちろん、現代語訳。。

    徒然草と同じく、「島は」「虫は」「滝は」など、私には面白さが理解できない段は多くあったけれど、ここに出てくる固有名詞を見ると、その当時の貴族社会の狭さを感じることが出来た。

    枕草子で面白かったのは、例えば「八十二段 頭の中将、藤原斉信さま」

    清少納言と頭の中将のやり取りは、正に知能と知能のぶつかり合い。漢詩や和歌の知識を使って、ちょっとしたひねりも加えてのやり取りは興味深い。清少納言の知識の深さ、聡明さが感じられる。

    紫式部は、清少納言のことを「偉そうに賢さをアピールする嫌な女」と言っているけど。。

    偉いといえば、清少納言が仕えた中宮定子も聡明だったことがよく分かった。定子あっての清少納言だったのかと。

    「徒然草」「枕草子」と読んだから、「方丈記」も読もうかな。。。

  • 読みやすく、親しみやすい。

  • 読みやすい現代語訳で、楽しく読めました。

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著者プロフィール

1930年、東京生まれ。津田塾大卒。68年、処女作『三匹の蟹』で群像新人賞、芥川賞を受賞。代表作に、谷崎潤一郎賞作『寂兮寥兮(かたちもなく)』、野間文芸賞作『啼く鳥の』、川端康成文学賞作『赤い満月』など。小説の他にも、詩、エッセイ、評論、翻訳など幅広い著作を生み出している。芥川賞など数々の賞の選考委員もつとめた。

「2005年 『大庭みな子全詩集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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