東海道中膝栗毛 (21世紀版・少年少女古典文学館)

  • 講談社 (2010年2月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (306ページ) / ISBN・EAN: 9784062827706

作品紹介・あらすじ

ここに登場するのは、名コンビ弥次さんと喜多さん。花のお江戸をあとにして、のんびり観光旅行としゃれこむはずが、小田原では風呂の底をぬき、浜松では幽霊に腰をぬかす。あまりのおもしろさに、作者も読者の期待にこたえて、続編を書きついだという大ベストセラー。

名作古典文学を25世紀の子ども達に!

読みやすい総ルビ、カラーさし絵、本文中の豊富な用語解説で、日本の古典文学にはじめて出会う子供の理解を助ける、児童むけ古典文学全集の決定版。

みんなの感想まとめ

江戸時代の人々の旅と笑いを描いたこの作品は、弥次さんと喜多さんの珍道中を通じて、当時の文化や人々の心情を豊かに表現しています。作者の独特な才能が光る騒動の数々は、現代の読者にも新鮮な驚きを与え、登場人...

感想・レビュー・書評

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  • 江戸時代にこんなにも面白い作品があった
    のかと改めて思いました。次々に騒動を思い
    つく作者はとても才能のある人だと思います。

  • やっぱ百年を超えて読み継がれたものは面白いよなあ。さすが、江戸の名作東海道中膝栗毛!!
    登場人物のおどけたセリフとかについつい笑ってしまう。
    特に、弥次さんと喜多さんが何かあったら、すぐに歌を詠むところも面白い。十返舎一九、歌もできたんなあ、すごい。
    昔の人は江戸から、お伊勢まで行くのはお高くて、手が出せない…、だから、こういう物語や、歌川広重の東海道五十三次があるわけで、現代の人にとっても役にたつ作品が江戸ではたくさんあったんだなあ。江戸の民衆の文化がすごいと感じられる作品でした。

  • タイトルは歴史の授業で聞いた記憶があったかな程度の認識。
    原書では恐らく読みきれないので小学生向けの本書で読んだが、用語解説や当時の風習、旅のルートの解説がイラスト付きで丁寧で、弥次さん喜多さんの珍道中の趣きを存分に味わえた。
    (ちなみに監修を司馬遼太郎が務めている点が思いがけず贅沢)


    物語冒頭から妻を騙して三行半を叩きつけ、その後に来た新しい妻(妊婦)も産気づいたのを放置して死なせるという、悪事を通り越して極悪非道なことを淡々とやってのける様は唖然とした。
    しかし道中で出会う人をからかって、からかわれて、騙されてお金を盗まれても大して落ち込みもせずに歌にして詠むなど、憎めない江戸っ子の「粋」な心構えが随所に見られて楽しい。

    峠を越えれば茶店があり、団子や焼き魚、その土地の名物料理のいい匂いがしてくる。
    徒歩での旅は骨が折れるだろうが、二人でああでもないこうでもないと漫才のような掛け合いを繰り広げながら伊勢を目指す道中に退屈する余地はない。


    一見お気楽な時代にも見えるが、訳者あとがきには「当時は幕府への反乱防止や治安維持のために庄屋・五人組など相互監視の厳しい窮屈な時代だった」と書かれてあってハッとした。
    庶民の娯楽や自由が制限されている中で、本作品に触れた人々が癒しや安らぎを得ていたのであれば、単なるエンターテイメントに止まらない価値の重みと意義を感じる。


    今後、東海道線・東海道新幹線を利用する際には、窓の外の景色を眺めながら弥次さん喜多さんの歩んだ旅路と、読者として二人と共に歩んだ大勢の江戸時代の人々に思いを馳せたい。

  • 2025.9.25市立図書館
    大河ドラマをもっと楽しむための副読本に。中盤過ぎて恋川春町や山東京伝の作品がクローズアップされ、いよいよ終盤登場の滝沢馬琴・十返舎一九(蔦重の店で雇われ、後に大きな花を咲かせる次世代)などもクレジットされたので。

    弥治さん喜多さんの珍道中、というイメージだけしか知らなくてはじめてちゃんとよんだけれど、二人の関係性と伊勢参りに出る顛末というのがまずすごくて、おふざけ満載の東海道の旅も進むにつれてどんどんすごい話が増えていって(桑名すぎたあたりからがメタ設定などもでてきてすごい)、馬鹿と人情がいいあんばいで、なるほどシリーズ化するわけだなあと感心して終わった。現代だったら清水義範あたりのイメージか。
    現代語訳した村松友視があとがきに書いていたが、子ども向けにいろいろぼかさなければならなかったようで、大人向けの現代語訳もそのうち見てみなければと思った。南伸坊の挿絵もよかった。

  • 次々と巻き起こる騒動が面白おかしく、あっという間に読み終わった。
    終盤、二人の心情が吐露される場面では、それまでの珍道中も相まって心に沁みた。

  • 「知ってるようで知らない古典を、教養のために読んでみたい」と思い立った大人にもおすすめ。
    軽妙な語りでいきいきした弥次喜多コンビの様子が浮かぶ。とても読みやすい。
    このシリーズは他にも佐藤さとる「雨月物語」、吉村昭「平家物語」、俵万智「伊勢物語」と、錚々たる面子が少年少女のために筆を取っている。

  • タイトルだけは子供の頃から学校で習って知っていたが、子供のために図書館へ行った際、少年少女のための現代語訳という取っつきやすそうな本作を見つけ、初めて作品に触れた。東海道を江戸から伊勢まで膝を栗毛(馬)にして行く、つまり歩いていく旅行を題材にした小説なのだが、弥次さん喜多さんの人情あふれる掛け合い、珍道中が面白い。江戸時代のベストセラーも納得である。

  • 弥次さんと喜多さん、最初はろくでもないやつだと思ったけど、旅していくうちにそれでもなんだか憎めなくなってきてしまった。
    十返舎一九ってそのペンネームからしてもそうだけど、とてもユニークな人だったのだろうと思う。江戸時代に写真が無かったのがとても残念。

    文章としても時代や語句の解説があるのでぜひ子どもに読ませたい1冊!!

  • 子供の頃、中学生かな
    読んだ記憶がありも一度同じものを読みたいと思ったけど、一体どの本だったか見つからない、十辺舎一九の原作でないことは明らかで、この本も2010年発売だから違うんだけど、読んだ感じは近いんだ。
    やっぱり面白いね

  • 面白い物語

  • 挿絵は南伸坊

  • 原書で読む自信がなかったので、購入。
    面白かったです。
    これを読んでみてから、実際その土地に足を運んでみたら、もっと楽しめると思います。

  • 面白かったです。

  • 府中出身の元武士、十返舎一九のベストセラー本「東海道中膝栗毛」を、現代の言葉で分かりやすくかつ面白く伝えてくれるのは、やはり静岡出身の村松友視氏!
    原作での「しぞーか弁」も再現・・・してたっけ?←しぞーか弁

    一応「少年少女向け」の本とはなっておりますが、大人向けだと思います。
    だって、弥次さん喜多さんの行動はいつだってオトナ向けだからなのです(^^;
    少年少女に「伝えてしまっていいの?」な内容をふわあっと包み込み、二人の滑稽さに焦点を当ててます。
    しかし刀を持たない理由を熱く語らせ、色々な人と出会い、騙され、エッチな目的もしっかり忘れない二人をイキイキと描き出してます。

    原作本を読む前に読んでおくと、原作本に素直に入りやすいです。
    または原作本が読みにくくて進まなくなってしまった人にもオススメです!
    ↑ワタシのことです。 やっと読み終えましたが(^^;

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著者プロフィール

1940年東京生まれ。慶応大学文学部卒。『時代屋の女房』で直木賞、『鎌倉のおばさん』で泉鏡花賞受賞。著書に『アブサン物語』『北の富士流』『アリと猪木のものがたり』『猪木流』『老人の極意』『老人流』等。

「2022年 『ゆれる階』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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