- Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062830355
感想・レビュー・書評
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サイレント絵本。寄せては返す波と女の子の触れ合い。ウミネコもかわいい。
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ずーっと曇り空が続き、青空を忘れちゃいそう……。梅雨が開けるのが本当に待ち遠しいですね!
夏を待ちきれない私は「なみ」をご紹介します。
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2008年にアメリカで刊行され、あっという間に各国から出版依頼があった絵本!でもね〜文字のない絵本なんです。翻訳は題名だけ……、なのに注目度が高いって、それだけ絵が物語る作品ということですね!
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青と白だけの世界、横長なサイズが海の広さも表現され、いっきに海辺へと連れて行かれるよう。
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小さな波
大きな波
よせてはかせす波
カモメのざわめき
女の子の喜ぶ声
磯の香り
暑い日差しときらめき
どれもまるで自分が絵本の中にいるように感じられます。
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どうやら左ページが女の子の世界、右ページが波の世界のようです。
「ノド」と言われる本のページの境目を効果的に使ったことが評価されているようですよ。
そう思ってページをめくると、波に追いかけられても、ずぶ濡れになっても女の子はへっちゃら……ちゃんと波のこない浜辺にもどってこられます。
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実は私的には、左右のページがちゃんと繋がっていて欲しかった……。そう思うのは私だけ?
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最後は波がはみ出して左右のページが融合!海の壮大さを感じます。
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女の子を見守る日傘をさしたお母さんの笑顔がとても素敵!
小さい頃海に行った思い出がいっきによみがえってきましたぁ〜!
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#なみ#Wave
#スージーリー
#講談社
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◆スージー・リー『かげ』に続いて。◆なんか、あるある! こういう波、こういう体験。生きてるみたいだよね、波打ち際って(*^^*) ◆かもめの表情がなんともいえずよい♡ 【2013/08/30】
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女の子が波打ち際で波と追いかけっこ。
鳥もいっしょに。
一段と波が高くなって女の子はびしょ濡れ、でもそのあとには貝殻がいっぱい。
そして、お母さんが迎えに来る。
文字のない絵本。
爽やか。 -
文字がないのに、すごい感じる波の様子。
筆使いがアジアを感じます。
海近くのカフェにぜひ置いて欲しい本。 -
色の無い浜辺に映える、波の青や白い光が美しかった。自然はいつだって予測不能だ。一つとして同じものは無く、それぞれに個性を放つ。子供はそれを本能的に知っているのだと思う。この絵本の少女も例外ではなく、波が見せる動きのある表情を発見し、嬉々として戯れていた。見ているこちらも、少女の楽しそうな目線にほっこりしてくる。でも自然は怖さもあることをいつか知ることになる。それがほっこりする分だけ少し悲しい。
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波打ち際の子どもと風景が、波が寄せる度に変わっていく。言葉が添えられていない連続性のある絵から読み取る<意味>(意味生成)が新鮮である。大人には子ども時代の懐かしさも湧いてくる。
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文字がまったくない絵本。
しかも黒と青だけ。
それなのに、音が聴こえてくるよう。 -
音を感じます。
風を感じます。
水を感じます。
自然の力強さ、美しさ。
生きる喜び。
文章が無いから全て感じるんですよね。
これがアニメーションの原点だと思います。