- Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062830843
作品紹介・あらすじ
雪のうえに残った、ちいさな足あと。それは、冬の夜、雪にとざされた農場を、順々にこびとがみまわっているのです。牛、馬、ひつじ、にわとり……そしてにんげんの子どもたち。長い冬のあとには夏がやってくると、勇気づけるように語りかけていくこびと。
北欧ではおなじみのこびとのトムテはスウェーデンのサンタクロースともいわれる農家を守る妖精。そのこびとについてうたった古い詩をもとに、児童文学作家アストリッド・リンドグレーンが1960年代初頭に書いたお話が長い年月を経て再発見されました。その文章にアストリッド・リンドグレーン記念文学賞受賞作家であるキティ・クローザーが絵を添えてできたのがこの絵本。ふたつの才能が見事にぶつかり合った、奇跡のコラボレーションによる珠玉のクリスマスストーリー。
感想・レビュー・書評
-
冬の夜 たったひとり、おきているのは
みまわりこびと
みんなが寝静まる真夜中にそっとみまわり。
そして こびとの ちいさな ことばで
そっとはなしかける。
牛小屋から馬小屋と…
みんなにそっとはなしかける。
冬はきて、また さっていく もの
夏はきて、また さっていく もの
冬なシーンとした音のない世界でこびとが、そっと話しかけながら動いているのが素敵に思える。
静かなのがいい。
そっと そっと話しかけるのがいい。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
遠い遠い昔から、農場は森の中にあった。 真冬の夜は肌を刺す寒さのなか、人も動物も寝床で丸くなりぐっすり眠っている。 そこに、たった一人で起きているのは・・・いつの頃からか農場の納屋に住みついている、年老いた<こびと>。 月あかりのなか、牛小屋から馬小屋、ひつじ小屋、とり小屋を見まわりながら「冬は来て、また去っていく・・緑の牧場で草を食べる日も、もうすぐさ・・・」 動物たちには、その言葉がちゃんと分かっている。 人間には<こびと>の姿が見えないけれど、雪のうえの小さな足跡で<こびと>のことを知っている・・・
-
トムテのお話はたくさんあるが、絵もお話も嫌味がなく、小人が私の横にも居るような気がするから不思議。
-
息子8歳6か月
息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子が一人で読みます。作品によってはボリュームたっぷりでも読む。母はサミシイ。
〈親〉
絵が好き ◯
内容が好き ◯
〈子〉
読んだ◯
何度も読む(お気に入り)
その他
やさしいちっちゃなおじさん「みまわりこびと」。
きっとわたしのそばにもいる。 -
小人が夜におきてるなんてしらなかった!
-
アストリッド・リンドグレーン (著), キティ・クローザー (著), ふしみ みさを (翻訳)
-
<Tomten är Vaken>
装丁/田中久子(ENSEMBLE) -
長靴下のぴっぴの著者。素敵な絵で、スウェーデンの画家さんです。
-
小人トムテ、ご苦労様です~~
著者プロフィール
アストリッド・リンドグレーンの作品






この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。





