みまわりこびと (講談社の翻訳絵本)

  • 講談社
3.68
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感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062830843

作品紹介・あらすじ

雪のうえに残った、ちいさな足あと。それは、冬の夜、雪にとざされた農場を、順々にこびとがみまわっているのです。牛、馬、ひつじ、にわとり……そしてにんげんの子どもたち。長い冬のあとには夏がやってくると、勇気づけるように語りかけていくこびと。
北欧ではおなじみのこびとのトムテはスウェーデンのサンタクロースともいわれる農家を守る妖精。そのこびとについてうたった古い詩をもとに、児童文学作家アストリッド・リンドグレーンが1960年代初頭に書いたお話が長い年月を経て再発見されました。その文章にアストリッド・リンドグレーン記念文学賞受賞作家であるキティ・クローザーが絵を添えてできたのがこの絵本。ふたつの才能が見事にぶつかり合った、奇跡のコラボレーションによる珠玉のクリスマスストーリー。

感想・レビュー・書評

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  • 冬の夜 たったひとり、おきているのは
    みまわりこびと
    みんなが寝静まる真夜中にそっとみまわり。
    そして こびとの ちいさな ことばで
    そっとはなしかける。
    牛小屋から馬小屋と…
    みんなにそっとはなしかける。

    冬はきて、また さっていく もの
    夏はきて、また さっていく もの

    冬なシーンとした音のない世界でこびとが、そっと話しかけながら動いているのが素敵に思える。

    静かなのがいい。
    そっと そっと話しかけるのがいい。


  • 遠い遠い昔から、農場は森の中にあった。 真冬の夜は肌を刺す寒さのなか、人も動物も寝床で丸くなりぐっすり眠っている。 そこに、たった一人で起きているのは・・・いつの頃からか農場の納屋に住みついている、年老いた<こびと>。 月あかりのなか、牛小屋から馬小屋、ひつじ小屋、とり小屋を見まわりながら「冬は来て、また去っていく・・緑の牧場で草を食べる日も、もうすぐさ・・・」 動物たちには、その言葉がちゃんと分かっている。 人間には<こびと>の姿が見えないけれど、雪のうえの小さな足跡で<こびと>のことを知っている・・・

  • トムテのお話はたくさんあるが、絵もお話も嫌味がなく、小人が私の横にも居るような気がするから不思議。

  • 農場でひっそりと(人間には姿が見えない)こびとのおじいちゃんが住んでいて、夜になると見回りをしている。いろんな動物、人間も見守るこびと。すっごくじんわり素敵な絵本なんだけど…。こびと?いや、人間のこども位の大きさじゃない?ちょっとデカすぎない?…って思う、夢のない大人のわたし(笑)

  • 「雪のうえに残った、ちいさな足あと。それは、冬の夜、雪にとざされた農場を、順々にこびとがみまわっているのです。牛、馬、ひつじ、にわとり……そしてにんげんの子どもたち。長い冬のあとには夏がやってくると、勇気づけるように語りかけていくこびと。
    北欧ではおなじみのこびとのトムテはスウェーデンのサンタクロースともいわれる農家を守る妖精。そのこびとについてうたった古い詩をもとに、児童文学作家アストリッド・リンドグレーンが1960年代初頭に書いたお話が長い年月を経て再発見されました。その文章にアストリッド・リンドグレーン記念文学賞受賞作家であるキティ・クローザーが絵を添えてできたのがこの絵本。ふたつの才能が見事にぶつかり合った、奇跡のコラボレーションによる珠玉のクリスマスストーリー。」

  • 息子8歳6か月
    息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子が一人で読みます。作品によってはボリュームたっぷりでも読む。母はサミシイ。

    〈親〉
    絵が好き ◯
    内容が好き ◯

    〈子〉
    読んだ◯
    何度も読む(お気に入り)
    その他

    やさしいちっちゃなおじさん「みまわりこびと」。
    きっとわたしのそばにもいる。

  • 小人が夜におきてるなんてしらなかった!

  • アストリッド・リンドグレーン (著), キティ・クローザー (著), ふしみ みさを (翻訳)

  • <Tomten är Vaken>
      
    装丁/田中久子(ENSEMBLE)

  • 長靴下のぴっぴの著者。素敵な絵で、スウェーデンの画家さんです。

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著者プロフィール

1907年‐2002年。スウェーデンに生まれる。1944年『ブリット‐マリはただいま幸せ』(徳間書店)で、出版社主催の少女小説コンテストの二等賞を得て、デビュー。以後、児童書の編集者として働きながら数多くの作品を発表しつづけた。1958年には国際アンデルセン賞を受賞。「長くつ下のピッピ」「やかまし村の子どもたち」「名探偵カッレくん」のシリーズや、『ミオよ わたしのミオ』(岩波書店)など、世界中で今も愛されている数々の物語を生み出し、「子どもの本の女王」と呼ばれた。

「2018年 『長くつ下のピッピの本 決定版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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