あ、はるだね (講談社の翻訳絵本)

  • 講談社 (2015年2月14日発売)
3.59
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Amazon.co.jp ・本 (36ページ) / ISBN・EAN: 9784062830867

作品紹介・あらすじ

2014年6月刊行の『クジラにあいたいときは』(原題:If you want to see a whale)に続く、コルデコット賞受賞作家エリン・E・ステッドとジュリー・フォリアーノによる絵本第二弾。

原題はAnd then it's springで、アメリカで2012年に刊行。ワシントンポストやウォールストリートジャーナルで紹介され、数々のランキングやブックリストに登場。ベストセラーとなっています。

まだ雪が一面に残るある冬の日、一人の少年と、彼の犬は、雪が溶けて茶色の地面が顔を出したとき、種をまくことを決めました。
地面に穴を掘って、種を埋めると、じっくりじっくり待ちました。鳥が地面を掘り起こしませんように。雨が降りますようにと。1週間待って、さらに1週間。そして春が来ると……。

みんなの感想まとめ

春を待つ少年と犬の物語が描かれたこの絵本は、自然の変化をじっくりと観察する楽しさを教えてくれます。冬の寒さが残る中、少年は茶色の地面に種をまき、雨を願いながら待ち続けます。その過程で、彼と犬、さらには...

感想・レビュー・書評

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  • 絵がとても繊細で美しい。
    ずっと眺めていられるほど好きな絵である。

    まだ冬の感じかな…茶色の世界。
    少年もマフラーしている。
    いっしょにそばにいる犬も少年と同じ気持ちのよう。
    たねを植えて待つ。
    動物たちも少年といっしょに待つ。
    さぁ、どうなる  観察だ。想像もしてみる。
    地面の下は どうなってる⁇
    待つ。雨のあとも晴れたあとも ただ待つ。
    すると茶色だったところが、みどりの世界に変わっていた。

    観察日記のようであり、自然を感じられる。
    どんな気持ちで春を待っていたのかがとてもわかる。

  • 〝ちゃいろ...ここも、あそこも、みんな茶色だ...よし、種を植えよう...雨が降るといいな...よし、雨だ! 〟・・・まだ一面に雪が残るある冬の日、少年と彼の犬は、地面に穴を掘って、種を埋めると、じっくり、じっくり待ちました。鳥が、熊が、地面を掘り起こしませんように。雨が降りますようにと。1週間待って、さらに1週間。そして、春がやってくると・・・。『クジラにあいたいときは』の絵本作家ジュリ-・フォリア-ノとエリン・E・ステッドのコンビによる、春の日の長閑さがただよう、ほんわり絵本です。

  • ある冬の日、一人の少年と犬が茶色い地面に種をまく。地面に穴を掘って種を埋めてじっくりじっくり待つ。1週間待ってさらに1週間。そしてついに。
    変化を観察しながら辛抱強く待つ。じっくり見てじっくり音を聞いて。茶色から緑へ。春を待つ感じがいいよね。春は必ず来るから。

  • 最後のページに「あ、はるだね」。

  • <and then it's spring>
      
    装丁/コガシワカオリ

  • 春が待ち遠しい少年が動物たちと緑萠ゆるのを待つおはなし。
    種をまいてみたり、緑が生まれたか観察してみたり。
    それを一緒になって眺める犬とウサギとカメ。
    早くこないかなと言うウズウズ感が伝わるストーリーで、
    耳を地面に当てて音を聞く場面がなんだか新しく面白い。

    春がきた時の喜びが全面に押し出され、こちらまで嬉しくなった。

  • 2年教科書掲載本

    繊細な絵とシンプルな言葉の組み合わせが素晴らしい。

  • ちゃいろ。
    ここもあそこもみんなちゃいろだ。
    よし、たねをうえよう。
    あめがふるといいな……。


    男の子は、春を待つ茶色い世界に種を植えます。
    いろいろな種類の種を撒き、種を観察しながら、種が無事に出てくるように工夫もします。
    待って、待って、待っていると、雨の次の日には…。


    絵がめっちゃ好み。
    鉛筆画と版画の組み合わせでしょうか。(リノリウム印刷技術と書いてある。)
    繊細かつ、版画っぽい彩色におかしみのある素敵な絵です。
    私は文言が少ない絵本が好きなので(読みやすいから)、ド・ストライクな絵本でした。
    お気に入りは、くまが畑に入ってくる妄想のページ。
    気ままな様子のくまがとても可愛いです。そして、くまに対する注意書きもすこぶる素敵です。
    「どしどし あるかないで ください
     たねを うえてあります
     たねは いっしょうけんめいです」
    『どしどし』がおかしくて可愛い。『たねはいっしょうけんめい』がいい。


    『はるがきた』で、春が来る前、街は灰色でした。
    こちらの作品では、春が来る前は、茶色です。
    どうしてかな?と思ったのですが、なるほど街では灰色、農村では茶色なのかもしれませんね。
    (ちなみに『はるにあえたよ』は黒色で描かれています。)
    こちらはすべて光村の1年生の教科書で紹介されているのですが、どの作品にも春と春の前が色の対比で描かれているのが面白いなぁと思いました。
    春はそれだけ、色味に溢れた季節であるということと、人々が春を心待ちにしている心象風景でもあるのかなぁと思いました。

  • 2歳1か月

    ちゃいろの景色からだんだんみどりにかわっていく。
    絵がよかった。
    男の子が種をまき、水をやりまだかなあと春をまつ。
    タイヤのブランコに乗っている姿が気になるみたい。
    茶色の世界から緑にかわるところがきれいだった。

  • 春に向けてタネを植える
    まだかなまだかな…?

  • 男の子と一緒にいる動物たちが可愛い。
    茶色の世界で、緑を求めて種をまき、世話する少年。
    でも、結局、春は勝手にやってくる。

    待ち遠しい気持ちが伝わってくる。

  • これからもっともっとカラフルになりますよ。
    なんたって春ですもの。

    「どしどしあるかないでください」のところ好きです。
    たねはいっしょうけんめいなのね。


    癒し系です。
    絵も、文章も、表現すべてが。
    みんなの表情が素敵です。

    読み聞かせもできます。
    でも絵はちょっと細かい感じなので、読み聞かせのあとに、それぞれでじっくり読んでほしい本でもあります。

  • まだ地面に雪が残っているころ、男の子が庭に茶色い地面を見つける。
    春になったら植物が生えるように、と種を植える。
    雪はすっかり解けて地面は茶色いけれど緑はまだない。
    鳥が掘り起こしたり、クマが掘り起こさないように見張ったり、注意書きを書く。
    毎日見続けるけれど、なかなか芽が出ない。
    あるとき、雨が降り続いた。
    そして、次の日にはあちこちから緑が。
    地面も緑、木も緑。
    もう春がやって来たのだった。

    茶色の地面にも草木が。
    春を待ち望む絵本。

    地面を荒らさないように看板を立てているのが微笑ましい。

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著者プロフィール

米国・ハドソンバレー在住の絵本作家。夫と二人の子供からインスピレーションを得ながら作品を書いている。作品は他に『クジラにあいたいときは』(絵/エリン・E.ステッド、訳/金原瑞人)がある。

「2015年 『あ、はるだね』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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