風の館の物語1 (文学の扉)

制作 : 百瀬 ヨシユキ 
  • 講談社
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本棚登録 : 87
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062832014

感想・レビュー・書評

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  • 母が入院し、田舎の親戚の家で過ごすことになった水内洵と沙菜の姉妹。2人が訪れたその家は、地元の人たちが『風の館』と呼ぶ古くて大きな屋敷だった。館で起こる不思議な現象……。そしてある夜、洵の前に少年の幽霊があらわれる――。

  • 日常のゆったりとした流れと館の秘密に触れるときのスピード感が絶妙。

  • なぜだか今まで旅館の話だと思っていた。ファンタジー要素のある物語であった。

    大人や老人だからと言って完璧な人間ではない、というあたりがあさのさんの作品から私がよく感じるメッセージ。

  • 12歳の主人公の少女、洵(じゅん)が凜としてカッコイイです。
    『バッテリー』の巧(たくみ)とか、あさのさんはこういうタイプの子を描くのがうまいなぁと思う。少しとがっててハラハラさせられるけど、まっすぐで気持ちがいい。
    母が入院して、「風の館」で暮らすことになった洵と5歳の妹。気難しい館の主、大おばの琴音(ことね)、洵と気が合いそうな少年、千夏。訳ありそうな千夏の母や、不思議な部屋で洵が出会った死んだはずの琴音の長男、洵吾。そして洵とは言葉が通じる2匹のネコ、ボディガードの犬のレン…と登場人物も謎が多く、これから何かが起きる予感でいっぱいです!

  • 早く続きが読みたい

  • 妹と二人で風の館に預けられた洵。風がささやく館で、不思議な出来事が起こる。30年前に死んだ洵吾、化け猫?のカグラ、お茶を入れてくれる猫ポロ、頼りになるナツ、謎の多い大おばあさん風間琴音。2巻が楽しみです。

  •  今回は祝☆初あさのさんの本!ということで、とりあえずそれだけで満足しておこうと思う。内容は"小学上級から"と書いてあるだけのことはある、といったところか。すべてのおいて中途半端だった気がする。
     あらすじは母子家庭の中、母親が入院することになり、洵と妹の沙奈は祖母の姉である大叔母の家へしばらく居候することになった。心細さが隠せない中、大叔母の家に向かう。そこには同居している大叔母の孫とその母、そして同居しているお手伝いさんがいた。話によると大叔母はひどく気難しいという。実際、洵たちがきても大叔母は会おうとはしなかった。しかもこの館は“風の館”と呼ばれ、洵は風の声を聞いたりと不思議な体験をする――。という感じ。
     謎めいている、という雰囲気でなかなかの空気も出ていたのだが、いかせん途中、猫のポロについていったら、ポロがしゃべってお茶入れて、そこに大叔母の死んだ息子もいた、というくだりになると、一気にフィクションの色が濃くなってよくなかった。なまじ洵が現実的というか、男の子っぽい女の子という、どこか俊敏なイメージがあったので、そういうのが似合わない気がして、余計に違和感を感じざるを得なかった。

  • あさのあつこ作品で
    少女が主人公の小説はこれが初読みです。

    全巻読破しましたが
    全体にわたってほんわかしてはおらず、
    「いつも背筋をしゃんとしていなきゃ」という
    主人公の気持ちが貫かれていて
    気持ちよかったです。

  • 洵と沙菜の姉妹が母の里に一時預けられる。地方の旧家のその家は風の館と呼ばれる不思議な家だった……。
    一見男の子のような12才の洵と幼くて愛らしい沙菜。佐藤多佳子との対談で「少年大好き、あやかし大好き」と語っていたあさのあつこの本領が発揮されている。
    連作になるようだが、こんな話なら子どもたちも心惹かれることだろう。

    作成日時 2007年04月19日 02:07

  • 著者が得意とする思春期独特の心理描写があり、なおかつファンタジーで、おいしいとこ取りな一冊だと思いました。
    続きがとても気になります。

    文字の大きさがかなり大きく、挿絵も多いのでとても読みやすいです。
    内容的には、表記してある通り小学校高学年から向けだと思います。

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著者プロフィール

あさの あつこ
1954年生まれの小説家、児童文学作家。岡山県英田郡美作町(現:美作市)湯郷出身。幼少の頃から本に親しみ、中学の頃から創作日記をつけはじめ、中学2、3年生の頃から作家を志す。青山学院大学文学部入学後、児童文学サークルに入り活動。卒業後小学校の臨時教諭を2年間務め、結婚。日本同人協会「季節風」同人となり、そこに連載した『ほたる館物語』で作家デビュー。
代表作に、1996年から執筆を続ける『バッテリー』。97年野間児童文芸賞受賞、99年『バッテリー2』で日本児童文学者協会賞、2005年『バッテリー』全6巻で小学館児童出版文化賞をそれぞれ受賞。シリーズ1000万部超の大ベストセラーとなり、映画化・アニメ化された。

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