ハッピィ・フレンズ (わくわくライブラリー)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 33
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (130ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062832182

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  • 「ハッピィ・フレンズ」という歌は、悲しいことがあってできた歌だけど、だれでもえ顔にできるので、心にひびきます。

  • 小4の瑠衣たちは、運動会でハッピィ・フレンズのダンスを踊る。昔に事故で亡くなった同級生のためにみんなで作った,と言われるこのダンスは、さくらが丘小学校の伝統だ。瑠衣たちも、頑張って練習していた。
    瑠衣のお父さんは人形作家で、お母さんはキャリアウーマン。お父さんは展示会のために、集中して人形を作っている。祖父母はビストロを経営していて、瑠衣はおやつや夕食を、祖父母と食べたりしている。
    学級の女子がダンスの練習でぎくしゃくしだす中、瑠衣は、ある女の人に声をかけられる。バレエ教室で一緒だった中川さとみさんのお母さんだ。
    そして、さとみさんは亡くなってしまったと知る。お母さんはさとみさんそっくりの等身大人形を、瑠衣のお父さんに依頼したけれど、断られたので、瑠衣からもお父さんに人形を作ってくれるようお願いして欲しいと言う。
    瑠衣は怖いと思いつつも、同情する。そして・・・

    ハッピィ・フレンズの踊りは、死んでしまった友達に送るエール。ひとりじゃないよ、みんないるよ。そして、そのダンスを踊ることで、生きているみんなも友情を深めた。

  • おいしい食べ物とちょっぴりの涙。最後の終わり方が少し気になるけど、この本の子どもたちは、みんな優しくていい子だね。好きだなぁ。
    表紙がきれいでかわいくて、イイね!

  • 瑠衣たちの小学校では、4年生になると運動会で『ハッピィ・フレンズ』という
    ダンスを踊ることになっている。
    瑠衣はいよいよ自分たちの番が来たとワクワクしていたが、
    母親や祖母にその話をすると、なぜか顔色が曇るのが気になった。

    瑠衣の父親は人形作家で、独特の表情とからくりじかけの人形は、
    展示会をすればすぐに完売してしまうほど人気がある。
    ある日一人の女の人が瑠衣の父親のところにやって来て、女の子の写真を落としていった。
    その女の子は去年亡くなったという。

    母親の友だちとのつらい思い出と、瑠衣のまわりでのできごとがリンクする。

    表紙がかわいい。

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著者プロフィール

東京都生まれ。エッセイスト、児童文学作家。『寿司屋の小太郎』(ポプラ社)で椋鳩十児童文学賞を受賞。児童書の作品に「ゆうれい回転ずし」シリーズ、『にっこりおすしとわさびくん』『ばけねこキッチン』『ハッピィ・フレンズ』(以上、講談社)など多数。『寿司屋のかみさん うちあけ話』(講談社)をはじめとするエッセイ「寿司屋のかみさん」シリーズは10作を超える。東京・東中野の「名登利寿司」の女将でもある。

「2023年 『晴さんのにぎりずし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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