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Amazon.co.jp ・本 (202ページ) / ISBN・EAN: 9784062832243
作品紹介・あらすじ
いっそ、サイボーグだったらよかったのに。
小学五年生の乙葉は、木から落ちて骨折し、ボルトが埋めこまれた肩を、サイボーグみたいで案外気に入っている。サイボーグならば、傷ついたり、いらいらしたりしなくてすむから――。
乙葉は、線路脇の古家で、女ばかり――おばあちゃんと15歳年の離れた姉ちゃん・桐子、そしてメスねこのじゃらし――で暮らしている。
気の強い桐子は女庭師。巨木を切り倒す「空師」の軍二と付き合っている。
学校の「いのちの授業」に感動しながらも、自分の誕生にわだかまりを持つ乙葉と、予期せぬ妊娠に戸惑う桐子。
11年前、両親に棄てられたふたりは、それぞれにかかえる思いを、どう変化させていくのか。
わたしも、まわりのみんなも、だれもが自分の力をめいっぱいつかって生まれてきた――。
その事実が胸を打つ、ふたりの姉妹の物語。
みんなの感想まとめ
命の重みや生きることの意味を深く考えさせられる物語。両親に捨てられた小学五年生の乙葉と、15歳年上の姉桐子は、おばあちゃんと共に暮らしながら、互いに支え合って成長していく。乙葉は自分の誕生に疑問を抱き...
感想・レビュー・書評
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中学生と赤ちゃんの時、親に捨てられ、大おばあちゃんの育てられた姉妹の話。
途中、ポロポロ泣かされた。
ジャンルは児童書に入るのかもしれない。
でも、大人も子どもも読んで欲しい。
生まれただけで偉いってこと。
命の凄さ。
お姉さんカップルの仕事もいい。
命の重み。
生きるということ。
ぜひ読んで欲しい物語。 -
親に捨てられ、祖母に育てられた姉妹。姉が妊娠したことで、命について考える。
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命の尊さを知る
人間の命は 親から子へとと引き継がれていく
子供は自分から生まれてくる -
2015.07 市立図書館
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いろいろと詰め込みすぎてる。
いのち。 -
気風のいいお姉ちゃんがいいです。木の仕事も、またいい。
本屋で見つけたから購入できた。 -
資料番号:020246096
請求記号:Fヤツカ -
だいぶ前に読了。八束さんは4冊目くらいかしら。
いろいろ話題を詰め込みすぎて、散逸になった印象。たぶんいちばん中心にしたかったのは出産なんだろうと思うのだけど、それにしては表面的なことしか描いていないし、それにタイトルが庭師と空師寄りすぎる。じゃあそちらがメインかというと、そっちの描写も軽くて、説明的な感じ。家族っていいもんだよ、というのをともかく書きたくて書いた、という印象で、それが押しつけがましく思えたのが残念。
でもいちばん気になったのは、とくに乙葉の方の描写で、文体がわざとらしくて浮いていたこと。年齢に合わせて軽さを出そうとしているのがあからさまで、単なる軽々しさにしか感じられなかった。年齢に合わせようとしない方が、むしろいい文章になったのじゃないかしら。 -
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[心に響いた言葉]
恵まれたところでのほほんと育った木よりな、苦労して苦労して育った木のほうが、高こう売れるんやで -
両親に捨てられ、15歳年上の姉、桐子と祖母の妹にあたる“おばあちゃん”と暮らす小学生の乙葉。
なかなか複雑な家族の話だが、暗くはない。
むしろ、明るくさっぱりしていて、読んでいて気持ちが良かった。
誰かを思いやる気持ちに溢れている。
様々な家族のカタチがあること、命の尊さについて考えさせられる良い本だった。 -
親に捨てられ、母方の祖母の妹に引き取られた姉妹の物語。
赤ちゃんはな、自分で親を選んで生まれてくるんやて。
と、年の離れた妹が、妊娠した姉に伝える。
妊娠に戸惑い、結婚することに怖気づきながらも、次第に強張っていた桐子の性格が緩んでくるのがとてもよかったです。
乙葉も、ちょっとしたことをきっかけに同級生への見方が変わっていくところなど、成長の物語としても素晴らしく感じました。
特に最後が感動的でした。 -
若い夫婦の成長を通して家族愛を描いた青春小説。
それなりに面白かったが、青春小説そのものという印象で、感動は薄かった。 -
5年生の乙葉は、年の離れた姉の桐子とおばあちゃん(母方の大おば)の3人で暮らしている。桐子は庭師で、桐子の恋人・軍二は、高い木を伐る職人・空師。高い木に登る軍二にあこがれ、学校で一番高い木に登ってみた乙葉は、その木に巣をかけていたカラスに攻撃され、木から落ちて骨折。桐子に親がヒナを守ろうとするのは当然と言われ、言い返す。「守ってもらえんかったうちらは?」
乙葉は、学校で『いのちの授業』を受ける。蒸発した親に代わり二人を育ててくれたおばあちゃんは認知症に…。そして、桐子の妊娠が分かり…。 -
空師っていう職業を初めて知った。最後は感動!
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小5の乙葉と15歳上の姉の桐子は両親に捨てられおばあちゃんの妹に引き取られて暮らしている。いびつな家族がお互いを思いやりながら暖かい家庭を作ろうと懸命に生きる物語。児童書なのであっという間に読み終わってしまいましたがジンとしました。
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赤ちゃんはな、自分で親を選んでうまれてくるんやで。
そやからな、姉ちゃんは赤ちゃんから選ばれたんやで。
両親に見捨てられた姉妹の健気な話かと思うとそうでもない。
読んでいる間中、鼻が真っ赤に・・・・すぐに涙がこぼれそうになってくる・・・・母親だからだろうか?小学生が読むとどんな感じに受け止めるのだろうか・・・・
子どもは親を選べないという言葉が私の中から遠ざかった本でした。 -
両親がいない小学生と社会人の姉妹、そして、彼らがまだ幼い時に引き取ってくれたおばあちゃんの物語。小学生の乙葉が、周りに対して強がっているいる姿や自分とは正反対のポジションにいる女子への嫉妬やうらやましく感じる気持ちなど、日常生活の中で私たちの誰もが経験するような感情が実にリアルにテンポよく出てくる。姉の桐子は親分肌だけど、妊娠したことから、これまでの自分の姿や周りに対する気持ちが少しずつ変化してきて、これまた成長していく姿が魅力的だった。ぼけが始まったおばあちゃんも桐子の妊娠で元気になっていく様子や桐子の恋人の不器用な姿なども何もかもがみずみずしい。命や家族をテーマにしているといってもよいのではないだろうか。
妹と姉の二人の視点で交互に描かれているので、飽きることなく読み進められる。
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著者プロフィール
八束澄子の作品
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