それぞれの名前 (文学の扉)

  • 講談社 (2015年5月29日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (218ページ) / ISBN・EAN: 9784062832335

作品紹介・あらすじ

双子の妹のユカは、そっくりな姉のチカと服も髪型もいっしょでかまわないけど、チカは、千代田君にパッと見だけでチカだってわかってもらいたい。小黒君はクラスの金魚に名前をつけるのに苦労していて、葉月君はみんなの名前を変えて小説にしてる。モエちゃんは、千代田君に「自分のことを下の名前で呼ぶな」って怒られて口ぐせを直そうとしていて、千代田君は、自分の下の名前が気に入っていない。名前をめぐる小学5年生の物語。


双子の妹のユカは、見た目がそっくりな姉のチカと髪型や服だけじゃなくて、歯ブラシまでいっしょだってかまわないと思っているんだけど、チカのほうは千代田君に、パッと見ただけで、ちゃんとチカだってわかってもらいたい。
千代田君と仲良しの小黒君はクラスの金魚の名前をつけるのに苦労していて、葉月君は授業中にぼんやりしてると思ったら、先生やみんなのことを名前を変えてオリジナルの小説にしてたんだ。
モエちゃんは、幼なじみの千代田君に、「自分のことを下の名前で呼ぶなんて子どもみたいだからやめろ」って言われて、「モエは~」っていう口ぐせを直そうとしていて、そんなことをえらそうに言う千代田君は、自分の下の名前が気に入っていないみたい……。
みんな、名前のことって、気にならない?

みんなの感想まとめ

名前をテーマにしたこの物語は、双子の姉妹チカとユカを中心に、子どもたちが抱える名前にまつわる悩みや思いを描いています。見た目がそっくりなチカとユカは、友達に見分けてもらいたいという気持ちを抱えつつ、そ...

感想・レビュー・書評

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  • サイコ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!

  • 小5長女、完読

  • よくまとまってて読みやすい。ひっかかりがなくて、通り過ぎてしまった。

  • 双子のチカとユカは顔はそっくりだし、いつも同じ格好をしている。そのため友達もなかなか見分けるのが難しい。でも好きな子には見分けてほしいし、ちゃんと名前で呼ばれたい。女の子みたいな名前の男の子、ノゾミ。自分の名前が好きになれない。どうして女の子みたいな名前になったのかその由来が知りたい。名前にまつわるそれぞれの目線での物語。
    わたしも双子の母なので、人ごととは思えないところもあった。

  • 小5の娘が何度も繰り返し読んでいたので、
    この年代の子には何か惹かれるものがあるのだろう。
    その時、その瞬間でなければ忘れてしまう感情はあるのだなぁ、と、娘と同じ本を読み、感想を聞くたびに思う。
    30年前の気持ちにはもうなれないのだと思うと、少し残念だな、自分。

  • 2018/4/16

    913.6||ハル (3階日本の小説類)

    みんなは自分の名前、好きですか。
    きっと思いを込めてつけられた名前。その由来を聞いたことがありますか。
    新しくできた友だち、名前で呼びたい? 呼んでもらいたい?

    名前にまつわる小学生たちの悩み。
    かわいらしい物語、読んでみて!

  •  小学上級からということで子ども向きのお話ではありますが、侮ることなかれ、なかなか面白いです。

     タイトルのとおり、名前をきっかけにしたようなお話が、6話。岡田ユカ、小黒ケンヤ、岡田チカ、葉月ヒロト、野中モエ、千代田ノゾミは、小学校5年生の同級生。それぞれが主役となって1話ずつ進みますが、話全体としてもつながって流れていく感じです。

     岡田姉妹は双子です。しかも親が間違うほどにそっくり。二人は、そっくりなことに喜びを感じていて、安易に髪型や服装で変化を出そうとはしたがりません。しかし、好きな男には見分けて欲しい(笑)。これだけでもドラマがあります。

     私のお薦めは、何といっても千代田君のストーリー。母親を早く亡くした彼は、自分の名前の由来を知りません。しかも、ノゾミという女の子っぽい名前に抵抗を感じていました。そこには、どんな母の思いがあったのでしょうか。ラストは感動の涙です!!

  • 第55回講談社児童文学新人賞に佳作入選

    最初から最後までよかった。すごくよかった。最後なんて泣いてしまったし。。。シンプルで、みんなが一度は考えたことがある名前のあれこれについて。
    ものには必ず名前がある。モノだけでなくもちろんヒトにも。
    見た目がそっくりな双子の妹のユカ。ちょっぴり内気。個性について考え中。
    姉のチカは千代田君に恋をしていて、瞬時に自分を見分けてほしい、名前を呼んでほしいと奮闘
    チカとユカを見分けることができる小黒君はクラスの金魚の名前をつけるのにあれこれ考え、
    葉月君は妄想家。夢ある物語をにんまり妄想。
    モエちゃんは天然。自分をモエと呼び、幼馴染の千代田くんをノンちゃんと呼ぶのだけど千代田君にそれをやめろと言われうまくしゃべることができなくなった。
    そんな千代田くんは自分の女の子みたいな『ノゾミ』という名前を好きになれない。。。
    担任の加藤先生に見守られながら描かれる小学校高学年の子、5人のおはなし。

  • 名前って大事なぁ。

  • 名前にまつわるエピソードがとてもうまく絡められている。子どもにすすめたい。

  • そっくりな双子ちゃん、自分の名前がきらいな男の子など登場人物たちがだれもが一度は考えたことがあるだろうパーソナリティーについて悩み、成長していく姿に同感したり懐かしく思ったりしながら読み進めました
    ちょっとしたことで喜んだり悲しんだり…微笑ましく思いつつ、チカちゃんの真剣な想いに小学生=こどもの恋って単純にバカにできないなって思いました!

  • 双子のチカとユカは、家族からも間違えられるくらいにそっくりだ。
    おっとりしたユカは気にしていないみたいだけれど、チカは自分をちゃんと見分けて、名前で呼んでほしいと思っている。
    特に気になる千代田君には。
    でも、千代田君は全然区別がついていないらしい。

    名前には、みんなコンプレックスや思い入れがあるのですね。

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著者プロフィール

神奈川県生まれ。第55回講談社児童文学新人賞に佳作入選した『それぞれの名前』でデビュー。著書に『どうくつをこねる糸川くん』『ぼくのジユウな字』(ともに講談社)があるほか、『YA!アンソロジー 約束』(講談社)、『タイムストーリー 1日の物語』(偕成社)などに作品が収録されている。

「2019年 『ジークの睡眠相談所』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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