ぐるぐるの図書室 (文学の扉)

  • 講談社 (2016年10月27日発売)
3.57
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  • 本棚登録 :137
  • レビュー :14
  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062832410

作品紹介・あらすじ

舞台は、十々年(ととね)小学校の図書室。
なにかの原因で、もやもやっとした気持ちを抱えている小学5年生たちが、彼らにだけ見える貼り紙に誘われて図書室に入ってみると、不思議な司書から、不思議な本と出会うきっかけを渡され、それぞれのラビリンスに迷い込んでしまう――。

児童文学のトップランナー5人が、ひとつのテーマ、「図書室」に挑んだ競作リレー小説、ここに完成!

「時のラビリンス」  工藤純子
「妖怪食堂は大繁盛」  廣嶋玲子
「秘境ループ」  濱野京子
「九月のサルは夢をみた」  菅野雪虫
「やり残しは本の中で」  まはら三桃

巻末には、児童文学作家となって2016年で10周年を迎える5人が、どのような本を読み、なぜ作家の道を志したのか、それぞれの「これまで」を振り返るとともに、「児童文学」というフィールドで作品を発表しつづける情熱を熱く熱く語り合った、スペシャル座談会を掲載します。

ぐるぐるの図書室 (文学の扉)の感想・レビュー・書評

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  • とある小学校の図書室で5年生の子どもたちが出会う、不思議な本たち。

    昨日のことを後悔するのぞみ。
    大嫌いなかぼちゃを食べさせるお母さんとケンカをした卓也。
    ボーイッシュな千尋と仲良くなりたい、女子力の高い男子の光。
    周りの子を「エイプ」と小馬鹿にしている現。
    本に全く興味がない樹。

    きゅっとなる胸を抱えた相手、親子、友達。
    いろんな関係と本がぐるぐると絡み合う。
    それぞれの作家さんの個性が出ていて、楽しい。

    木の葉は土に還るもの。言の葉も同じです。これはもう、多くの人の中に肥やしとなって糧となって消えた本。朽ちて形もなくなって、読んだことすら覚えていない人もいるでしょうが、その人たちの言の葉の中に、生まれ変わっているのです。

    自分の好きな本なんて、そう簡単には出合えないもの。好きな人に簡単に出会えないように。
    でも、そうやって怒りに囚われているうちに、あなたは平太郎君を見逃し、あの子を失う。

  • 好きな作家さんばっかりで、放課後の図書室を堪能しました。
    学校「図書館」での話だから、タイトルも「図書室」ではなく「図書館」だったら嬉しいなぁと思う私はきっと学校図書館フェチ(笑)
    冷静に考えれば…図書館だと公共図書館だと思うよね…うん。
    とにかく安心して楽しめるお話が5つでした。

  • やり直した人は図書室へ。
    五人の自動作家の連作小説。
    秘境のループが一番切ない終わりかたに思えた。

  • トークイベント 揃います!花の2006年デビュー組! ~「ぐるぐるの図書室」誕生の物語~ 山口市立図書館
    http://www.lib-yama.jp/news/news180205-3.html

    講談社のPR
    舞台は、十々年(ととね)小学校の図書室。
    なにかの原因で、もやもやっとした気持ちを抱えている小学5年生たちが、彼らにだけ見える貼り紙に誘われて図書室に入ってみると、不思議な司書から、不思議な本と出会うきっかけを渡され、それぞれのラビリンスに迷い込んでしまう――。

    児童文学のトップランナー5人が、ひとつのテーマ、「図書室」に挑んだ競作リレー小説、ここに完成!

    「時のラビリンス」  工藤純子
    「妖怪食堂は大繁盛」  廣嶋玲子
    「秘境ループ」  濱野京子
    「九月のサルは夢をみた」  菅野雪虫
    「やり残しは本の中で」  まはら三桃

    巻末には、児童文学作家となって2016年で10周年を迎える5人が、どのような本を読み、なぜ作家の道を志したのか、それぞれの「これまで」を振り返るとともに、「児童文学」というフィールドで作品を発表しつづける情熱を熱く熱く語り合った、スペシャル座談会を掲載します。
    http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062832410

  • 児童文学作家5人による連作短編集。
    実在の図書を軸にした話かと思ったらそうではなく、不思議な図書室の司書がナビゲーターとなり、それぞれの話の主人公が不思議な体験をする。作家によってテイストが違うので、話によって好みが分かれるかも。
    第四話の『九月の猿は夢を見た』が、私には一番リアルで心に刺さった。(唯一、実在する新美南吉の童話が話に絡んでいる)この作者さんの他の作品も気になる。

  • 本を読む楽しさや、本を読んでみようかなと思うきっかけをくれる本だと思いました。
    普段あまり本を読まなかったり、本が好きではない主人公たちが、不思議な女の人に出会い、おかしな世界に巻き込まれていくというお話が5つ入っています。
    5つとも違う作者の作品なので、気に入ったお話を見つけて、その作家さんの他の作品も読んでみようかなというきっかけになるんじゃないでしょうか。

  • デビューして10周年なんですね。まはらさんと菅野さんしか存じ上げてないので新鮮でした。そこがやはりいい、アンソロジー。
    図書室が舞台のアンソロジー、設定も舞台も素敵なんだけどイマイチ惹かれなかった。
    最後の対談が一番興味深かったです。そんなわたしはもう大人になりすぎたのかなー

  • 【収録作品】プロローグ/「時のラビリンス」工藤純子/「妖怪食堂は大繁盛」 廣嶋玲子/「秘境ループ」 濱野京子/「九月のサルは夢をみた」 菅野雪虫/「やり残しは本の中で」 まはら三桃/エピローグ/スペシャル座談会-本たちと私たちが出逢ったころのお話し デビュー10周年記念- 
     本の豊かさを知ってほしいという気持ちが詰まった連作。やや押しつけがましさもあるが、それも本が好きだから。

  • 2017.2.7.

  • とある小学校にある不思議な図書室。
    いきなり少女の可愛いお話ににっこり。
    いいなぁ、こういうの。
    不思議な司書さんの存在もいい。
    カボチャきらい少年のお話もいい。最後に彼の思いつきがナイスすぎる。ママさん、どんな反応するのだろ(笑)
    秘境の話はちょっと切ない。うまくいくと思ったのだけどな。
    子供には子供の悩みがある。
    こういう図書室が少しでも助けになるといいね。

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