化物語(上) (講談社BOX)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 9568
感想 : 795
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  • Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062836029

作品紹介・あらすじ

『怪異』というまか不思議なものと出会ってしまうお話、物語シリーズというものがあります。アニメ化も果たした大人気シリーズの第一作目が『化物語』。

講談社BOXより上下巻で発売された本作は、軽快なノリの掛け合いと言葉遊びだけで話が進んでいくという、ライトノベルの典型的手法を突き詰めたものとなっています。
西尾維新の代表作の一つとなっています。

感想・レビュー・書評

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  • ハーレム物のラノベだと思って舐めてかかったら、京極堂シリーズ並の分量と内容(;゚ロ゚)。人間の欲望や業が怪異として現れるっていうこの物語の根幹は、柳田国男、水木しげる以後も半村良、京極夏彦など多くの作家に取り上げられてきたテーマですが、妖怪の属性をそのまま萌え属性に変換してしまうとは!これなら中高生ラノベの読者も、伝奇SFを読んできた中年層にもウケルわけですな。そして巧みな言葉遊び、漢字遊びに浸れば、化物語の世界を堪能できます。アニメがどうもピンとこなかったので、原作に手を出すのをためらってましたが、一冊読んだことで世界観と、感情表現が下手なオタクキャラ達の思いやりと愛情が読み取れましたので、続巻からはどっぷりその世界に浸れそうです。

  • オーディオブックで読了。これまでにもオーディオブックを何冊も聴いてきたけれど、やっぱり声優界で活躍目まぐるしい神谷浩史さんの声は非常に聴き取りやすい。2倍速でもひとつひとつの言葉がすんなり入ってきて感動した。

    作品は物語シリーズとしてすでに非常に有名。それゆえに後回しにしていたけれど、人気作はやっぱり面白いものだね。これから順番に読み進めていく予定。

  • 物語シリーズ1作品目の上巻。
    3つの物語が収録。
    戯言シリーズよりコミカルでばかばかしい。
    が、暗いところはしっかり暗い。
    現代の陰陽師みたいなことをやっている。
    キャラが立っており、ハイテンション。
    西尾氏の言葉の使い方は本当に面白い。
    阿良々木ハーレム。

  • シリーズ全部読んでいますが、やはり化物語上下が最高です。
    発売が2006年11月ですか・・・
    戦場ヶ原に激しく惚れてからもう7年も経つのかと思うと感慨深いものがありますね。
    見えざる神の手によって予想外に長く続くシリーズとなっていますが、ぜひとも暦たちには幸せになってもらいたいものです。

  • あの日。この本の発売日。本屋さんで迷って買ってよかったと思う。
    毎巻楽しませてくれる。

  • アニメを見ずに原作小説から読んでみたが、結構楽しめた。
    女の子との言葉遊びの会話は面白かったが、戦闘シーンは正直退屈だった。

  • これを読んだときは驚いた。まるで京極夏彦の憑き物落としシリーズを噛み砕いてライトノベル風味に仕立てたような。現代の怪異を見事に表現していると思った。シャフトとの組み合わせも抜群で、アニメの出来も最高でした。

  • 友達に借りて。話題作なのは知っていたけどあらすじ等は全く知らないまっさらな状態で読みました。面白かったです!
    ボリュームは結構あるんだけどテンポ良くサクサク読めました。
    神原さんが好きです。

  • 一気に読める本。言葉遊びが面白いのと人物の性格が面白い。

  • 憑き物落としという展開は好物だし、軽妙な会話は面白くて魅力的だが、時に痛々しくもあり、もっと若いときに手に取っていれば、はまっていたかもしれない。戦場ヶ原さんははたで見ているぶんには楽しいので(笑)、とりあえず下巻も読んでみよう。それにしても、よくもまあこれだけの分量をノリツッコミで埋めたなと、作者の腕には感服した。

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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