傷物語 (講談社BOX)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062836630

感想・レビュー・書評

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  • みんなが不幸になる物語でした。

  • 学園怪異譚の<物語>シリーズ第2弾。

    前作「化物語」の前日譚であり、始まりの物語です。
    みんなが不幸になるバッドエンディングというものの、いい見方をすれば三方一両損的な思いやりの決着だと思います。
    前作ほど会話などがはじけていないので、トーンは落ち着いていて、いかにも前日譚、回顧譚という感じです。
    ある意味、これで完結しているともいえるので、この先のシリーズを読む予定は今のところ未定です。

  • 化け物語を読んだのがかなり昔なので(2年も前!)どうかなぁって思ってましたが、普通に読めちゃいました。最後の展開、予測できなかった・・・キスショット、切ないです(;_;)そしてものすごくアンハッピーエンドだった。読み終わったあとに悶々としてしまいましたorz もう一回化物語読みなおしたい気分。

  • 何といっても読みやすさが特に良い!ちょっと疲れていても、小気味の良いツッコミとボケや飄々とした語り手の口調が流れるように目に飛び込んでくる。難しい表現も少ないので、各場面もスっと想像できる。

    それでいて、軽すぎない。軽快のテンポとは裏腹に、追い込まれた緊張感や、どうしようもない葛藤が、シンプルで分かりやすい表現のおかげかビシビシ伝わってくる。それが物語の緩急にもなり、まったく飽きさせず一気に読了してしまう。

    時列としては化物語シリーズの初めにあたるのが本書なので、他作品を読んでいなくても大丈夫。むしろ西尾ワールドの入り口としてもオススメです。

  • 評価:☆5

    物語シリーズ、全ての始まりと傷みの物語。

    あぁ、こういうことだったのかと納得。
    後半にかけての盛り上がりは流石の一言。
    登場人物は少ないながらも、更にキャラに深みが増したと思う。
    今巻で羽川株が急上昇した。というかこの作品のメインヒロインって羽川なんじゃないか?w
    キスショットもかなり良いキャラしてた。

    化物語で阿良々木くんは羽川に救われたと言っていて、実際救われていたんだけど、羽川は羽川で吸血鬼となった阿良々木くんに、人外の高位の存在に現状を変えてもらうことを密かに期待していたんだよね。
    もう早く付き合っちゃえよお前ら・・・。

    優しくて弱い阿良々木くんが最後にとった選択は残酷なものだった。
    誰でも助ける阿良々木くんが放った「僕はお前を、助けない」という台詞が凄く印象的。
    死にたいと言ってるキスショットを生かすというのは傲慢なのかもしれないけど、人間というのは傲慢なものなのだろうとも思う。
    じゃあ自分ならどうするんだと言われるとやっぱり難しいところだ。
    読み終わった後に切ないというか、何とも言えない余韻があった・・・。

    しかしこれは確かに映像化は難しいだろうな。
    戦闘シーンなんて自主規制なしではグロすぎて見れないぞw

  • 化物語の前日譚。アララギくんとキスショットの物語。

    劇場版がなかなか公開されないうちにTVシリーズのセカンドシーズンが発表されてしまったので、とうとう原作に手を出してしまいました。
    そしてわかったこと。
    原作おもしろい。おもしろいよ!
    今までアニメを見てから原作という読み方をしてきましたが、それはとてももったいないことだ、と思いました。

    アララギくんが吸血鬼化した経緯もわかったし、羽川さんがアララギくんのこと好きになっちゃうのもよくわかる。
    そして忍野さんがカッコいい。
    大満足の物語でした。

    劇場版、早く観たいな...。

  • 冒頭で書かれているのでネタバレではないですが
    この物語はバッドエンドで終わります。

    それもとても残酷な終わり方。

    救いようのない、それは人間も吸血鬼も。

    化物語の時からアララギが言ってたことが読んで分かりました。

    まさしく、バッド、だと。

  • そりゃ阿良々木くんも羽川さんに頭が上がらなくなるよー。納得の羽川さん。

  • 面白い。

    化物語の前日譚としてすごく楽しめた。

  • 新年初読書。
    下着姿の猫耳女子高生に欲情しっぱな年越だったのでつい購入。
    羽川かわいすぎ(これがすべて

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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