偽物語(上) (講談社BOX)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062836791

作品紹介・あらすじ

「200パーセント趣味で書かれた小説です。」――西尾維新

“ファイヤーシスターズ”の実戦担当、阿良々木火憐(あららぎかれん)。暦の妹である彼女が対峙する、「化物」ならぬ「偽物」とは!?

これぞ現代の怪異!怪異!怪異!
青春は、ほんものになるための戦いだ。

台湾の気鋭イラストレーターVOFANとのコンビも絶好調!
「化物語」の後日談が今始まる――西尾維新ここにあり!

感想・レビュー・書評

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  • 物語シリーズ3作目の上巻。
    2作目を飛ばしてしまいました汗
    化物語の後日談。
    貝木初登場。
    内容としては幼稚でした。
    下ネタばっかり。
    異性とする会話じゃない(笑)
    はまりませんでした。

  • 物語シリーズを読み進めてきたけれど、この辺りでだんだん自分の好みとかけ離れてきたため、終わりにしようと思う。

  •  登場人物たちのリズミカルな会話や本でしか出来ない文字遊びがあり、読んでいてとても楽しかった。メタ発言や下ネタが多々ありコメディにしか思えないのだが、時折り意表を付くような真理に近い発言が出て考えさせられることも多い。今回の作品では、「本当の正義」について考えさせられた。「正義の第一条件は強いこと。だから、正義はいつも勝つ。」この言葉が一番印象に残っている。私たちが思っている正義は実は正しいからではなく、強いからなのかもしれない。そうならば、正しいだけでは「偽物」となる。これが正解なのかはまだ分からないが、これから考えていく上で大切なヒントをもらった気がする。

  • 最初から最後まで会話のみ。なのに面白いだなんてずるい。

  • 化物語、傷物語に続く3作品目、アララギくんの妹火憐のストーリー。
    アニメもだけどどうにも前作を越えられない印象
    それは恐らく個人的な問題で私自身に妹がいて、妹に対する所謂シスコン的な描写を受け付けられないからでしょう
    作者からしたら勝手すぎる理不尽な理由になりますが他作品と比べて星は3つになりました。
    それでもキャラクターたちの掛け合いや秀逸な言葉遊びは読んでいておもしろかった。

  • 再読、いろいろキャラ造形の部分について参考にするため。
    見た目の描写ではなく「会話」、刺さる台詞を如何に作るかが西尾維新先生の手法であるなということで、失敗したのもあるけど、とにかく特徴的な台詞をどんどん投入することかなと。ただ、くどくなる危険性はどうしても避けられない。
    西尾維新先生でも十全にそれを回避しているとはいえない。

  • 大人気『化物語』シリーズ、待望の最新作! 阿良々木暦の青春は、常に怪異と共にある!?前作からの主要キャラに、今度は暦の二人の妹<ファイヤーシスターズ>が加わって大暴れ!シリーズ待望の最新作!

  • 化物語のその後、阿良良木の妹たちが首を突っ込んだ事件とその前後の阿良良木のお話。絶対に無理だけれど、ひたぎさんより羽川さんと結婚して欲しいと思ってしまう。他の人のコメントで傷物語が先だということに今気づいたが、全く不都合はない。ひたぎさんと阿良良木くん以外の登場人物の好感度がなぜか上がっていく。逆にこの2人の嗜好に引いた、かなりの重症っぷりに。だからこそ、この2人がヒーローとヒロインなのだろけれど。たまにズバっと来る真っ当な言葉が好き。

  • 言い回しが面白かった。
    一人っ子の身からすると、兄弟姉妹がいることはとてもうらやましいのです。

  • 偽物って、本物に似ているから偽物なんであって、本物に似せようとがんばれば、本物と本質的には差がなくなってくだよなぁ。精巧に出来た偽ブランド品って、本物と機能的にはなにも変わらないんじゃないかなあ。精巧に作られた贋作も、コピーよりもよほど本物の近かったりする。本物ってそんなに価値があるものなのだろうか。本書を読んでそんなことを考えました。表面はハーレムラノベでも底に流れる、常識的なが価値観を根本からぶっ壊す思考はやっぱり面白かったです。

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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