四方世界の王 1 総体という名の60(シュシュ) (講談社BOX)

  • 講談社
3.33
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本棚登録 : 70
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062836951

作品紹介・あらすじ

大河ノベル2009
神話と歴史の一大スペクタクル、開演。
運命の2人が出会う時、壮大な英雄叙事詩(ヒロイックサーガ)の幕は上がる。

1つの天空に、3つの太陽は輝けない。

紀元前1800年。群雄割拠する東方の地(オリエント)。バービルムの書記学生・ナムルは、神の欠片(マルドゥークの1/50)を持つ謎の少女・シャズと出会い、大いなる戦乱の渦へ飲み込まれていく。壮大なる英雄叙事詩(ヒロイックサーガ)、始まりの刻(とき)は今――。

感想・レビュー・書評

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  • 3.5

    1つの天空に、3つの太陽は輝けない――。


    読んでいてわくわくしました。
    ただ小胞体の説明や、マルドゥークの欠片についての説明が少々わかりづらく、何度か読み返しました。
    そして前述しましたが、この巻はほんのプロローグに過ぎません。
    ですので、説明やキャラの描写が前に出ていて、そこまで大きな動きはありません。
    しかし、非常に魅力的な世界観で続巻をよんでみたくなりました。
    つぎもたのしみ。

  • 途中で投げました。

    オリエント特有の情景描写が少ないのに、オリジナル設定の解説だけが延々と続く(しかもつまらない…)のに堪えられませんでした。

    古代オリエントということで、かなり期待していたので残念です。

  • 古代バビロニアを舞台としたファンタジー.謎の少女・シャズの言動についていき難く,物語にのめり込めない.これからといった感じ.

  • 今まで読んだ中で一番古い時代の話かも

  • 2009/01/10読了。
    古代オリエントだと〜〜〜!?と興奮して、勢い余って購入してしまった、この本。
    1000円もしたのに、中身はホントのペーパーバック…。普通に新書ノベルじゃいかんのか?講談社という、みんなが思っていることはおいといて。

    設定自体はおもしろい。
    所謂、「魔術」の設定も、独特であり、文化人類学の香りすらする高度なものである。
    地の文も、なかなか砕けてないし、心情描写も読み応えのあるところはあるのだが。

    ラノベの要素いれました☆みたいなキャラクター設定と会話はなんとかならないもんだろうか。
    文体からすると浮いてるし、たぶん、ラノベ「要素」としていれてるんだろうな〜という感じが丸わかりの人物設定には、少々苛々した。

    この内容からすると、もっと硬派にキャラクター書いても良かった。
    本格幻想戦記を期待していたところからすると、すこし期待はずれな部分がある。
    講談社BOXというまがりなりにもラノベレーベル以外から出版するのだから、もう少しターゲット年齢をあげた書き方をしても良かったのではと思う。

    せっかくの世界観と文章とキャラクターがなんとなく打ち消し合っているところ、かなり残念である。
    なんといっても値段が1000円だから…。
    続刊を買うか考えるな〜

  •  いやぁ、おもしろかった。予想しない展開が読者を襲ってくる。そのスリルが楽しかった。
     ただ、読み終わって時間が経つと残るのはその印象だけ。
     個人的にちょっと文章のリズムが悪い感じがする。でも、もしかしたらそれはあらかじめ準備されたものかもしれない。
     でも確かに欠片保有者の今後の行動、ナルムとシャズの行動は気になる。
     これは第一巻。これからの展開に期待です。

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著者プロフィール

作家。1971年大阪府生まれ。京都大学大学院工学研究科修士課程修了。1991年、『ジハード』で第1回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞に入選し、デビュー。本作は、11年の長期にわたって多くの読者に愛される大人気シリーズとなった。他の作品に『姫神』『四方世界の王』などがある。

「2014年 『ジハード 6 主よ一握りの憐れみを』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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