偽物語(下) (講談社BOX)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 5565
感想 : 278
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062837026

作品紹介・あらすじ

「200パーセント趣味で書かれた小説です。」――西尾維新

“ファイヤーシスターズ”の参謀担当、阿良々木月火。暦の妹である彼女がその身に取り込んだ、吸血鬼をも凌駕する聖域の怪異とは!?

VOFANの“光の魔術”は鮮やかに花開き、西尾維新が今、<物語>を根底から覆えす――

これぞ現代の怪異!怪異!怪異!
青春は、にせものだけでは終わらない。

感想・レビュー・書評

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  • 下巻。
    妹たちも皆、怪異。
    新キャラも登場。
    みんな偽物で、みんな本物。
    この作品で第1部終了みたいです。

  • 今回は一番下の妹・月火の話

    下ネタ系の話や駄洒落が2/3位あって、その面白さや楽しさが私には全くわからないです。

    やっと怪異の話が出てきたと思ったら…短い。
    私は怪異の話の方が読みたいと思った作品です。

  • ふたりめの妹は、世界の終りを宣告する。 「こんな偽物だらけの世界は滅んじゃっていいと思うんだよね、お兄ちゃん」。阿良々木暦の妹・月火が実行する、燃え盛るような正義とは!?『偽物語』堂々完結!

  • 相変わらず登場人物の兼ね合いが面白く、一気に読むことが出来た。

  • 阿良々木ハーレムの妹編だが、現実の妹は(^_^;)
    今回は、「正義と悪」「本物と偽物」この二つの対となるはずのものが、実は表裏一体であること、実は正義も本物もないことをあざ笑う哲学的なことが今回の主題でした。ラノベなのに、はっとするような、表現がいっぱいでてきました。
    うん正義も悪もなく、それぞれの立場と主張しかないことはわかってきましたが、本物もない!っていうのはまさにその通りだと思いました。

  • 下巻。こっちのが些かシリアスである。
    このシリーズ疑問なのは名前の付け方ってなんか由来とかあるのかな。阿良々木とか、地名?
    今回は正義が力を持ちすぎるとか、普通と違うとかなのかな。メインテーマ。しかし、そんなことより会話の妙を楽しむ小説ですよね

  • 上に同じくアニメから。
    後半の後半(戦闘シーン)はさすが、って感じ。
    忍野さんの存在大きいな…(笑)

  • 物語シリーズ、主人公阿良々木暦クンの妹たち二人の物語。テーマは偽者?
    会話劇としては化物語に続き、丁々発止のかけあいマンザイのノリで笑えます。


    元吸血鬼キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードの成れの果て忍野忍も復活。主人公を巡るのは女の子ばかりで、ラノベ特有のハーレムものっぽいけど、陳腐ではないかな?

    最後においてとんでもない「偽者」が明らかになったけど、そのパートにおける偽者と本物の対比は、意味が重かった。

    アニメから入ったけど原作もいいです!で、読了後にアニメをまた見ると見逃してたところがあったりしてまた楽しめる!ごちそうさまです。

  • アニメを先に見ているが、まったく違和感がなく
    面白く読めた。

    殆どがギャグシーンなだけに、重いシーンが非常に重く
    月火ちゃんの話ではあるが、様々なキャラクターとのやりとりが
    意味深な伏線であったりなかったり。

    ちょっと物足りない気もしたが、良かったと思う。

    何が正しいのか、何が悪なのかということは
    見方や立場が違えばあっさり逆転してしまうこともある
    非常に危ういものだ。
    その中で、綺麗事ではなく飽く迄も自分のエゴとして
    妹を守る阿良々木くんは恰好良いと思えた。

  • おもしろい。
    小説らしさを求める人からするとトンデモナイ物語かもしれないがー、面白い、愉快、深い。

    八九寺との掛け合い。
    火憐の正義と月火の正義、表裏一体。
    影縫の貫き、忍野の俯瞰、貝木の到達点。
    忍の魅力。
    阿良々木、すべてがエンターテイメント。
    僕はキメ顔でそう言ったw

    そして次の物語へと誘われる

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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