丸太町ルヴォワール

  • 講談社 (2009年11月1日発売)
3.70
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感想 : 72
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784062837316

みんなの感想まとめ

非日常的な法廷を舞台にしたこの作品は、論理と屁理屈が交錯する独特の世界観が魅力です。展開はめまぐるしく、予測不可能などんでん返しが続くため、素直な読者には少々難解に感じられるかもしれませんが、推理や論...

感想・レビュー・書評

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  • 2020/08/31読了
    #このミス作品44冊目

    祖父殺しの嫌疑をかけられた城坂論語。
    双龍会という私的裁判を中心に話が進む。
    トリックはとても巧みだが
    ちょっと物語の世界観についていけず
    かなり読むのがしんどかった。

  • 厨二病全開で屁理屈合戦をやってる非日常な法廷もの。あまり好みでは無かった。

  • 残念ながらノれませんでした。

    仕掛けとしては結構すごい事をいろいろやっていて、途中「あっ」と驚かされたり、ページを遡って読み返したりという事が何度もありました。変格的な法廷もので好きな雰囲気ではあるので、途中で興奮する事もしばしばあったのですが、結局ノりきれず...

    「美人」「頭がいい」「名家」等の言葉でガチガチに組み上げられたキャラクター達の言動と展開は、先走りすぎたり独りよがりだったりと、読んでいる身には実感が伴わず、作者が描きたかったであろう物語は伝わってきませんでした。
    なんだか、知識はあって頭はいいけど経験が追いついていない人の文章を読んでいるような気分。このプロットで他の人が書いてくれたらなぁ、なんて思いました(中西智明の『消失!』を読んだ時もそう思いました)。

    なんかすごく偉そうな事を書いてしまいましたが、単に自分に合わなかっただけで、とても熱量のある作品です。なので、はまる人には面白い作品であると思います。

    ※あとで知ったのですが、最近発売された文庫版では大幅に加筆修正がされているようで、作者インタビューを読む限りでは御本人もその辺りを意識されているようです。文庫版も読んでみたいと思います。それくらい求心力のある作品である事は確かです。

  • 祖父殺しの嫌疑をかけられた少年・論語を巡っての私家版法定小説。
    京都特有の怪しげな空気が立ち込めているが中身は論理爆発のロジックミステリ。

    終盤のドンデン返しの連続をどう捉えるかが評価の別れるところだねー。
    あれを成立させた作者の力業には脱帽するものの、それぞれの着地点には違和感アリアリで、カタルシスは50点かな。

    要はそこに到るまでのすべてが叙述トリックの伏線なわけで、読み返すのも一苦労、って読み返してないけど(笑)

    次作も買ってあるので期待を込めての70点(100点満点)

  • 論理ずくの大合戦!
    でもとてつもなくアンフェア!
    ヒントあったっけ?というようなどんでん返しの連続なので素直な人向けのお話かも。
    作者との推理合戦はできないです。

  • とにかく展開がめまぐるしく、何度ページを戻ったことか。
    あらゆる技法やネタがこれでもかというほど詰まっていて楽しい読書でした。
    独特の会話文にマニアックなネタなど読み手を選ぶかもしれませんが、それを差し引いても一読の価値はあるかと思います。

  • 作品の雰囲気にとっつきにくさを感じて、中盤まで読み進めるのに苦労した。裁判のような双龍会が始まったあたりからは怒涛の展開になり、どちらが勝つのだろうかという好奇心で読み進めた。全く予想のできない展開で、登場人物の発言ひとつで、証拠や事実のとらえ方が目まぐるしく展開していくのは面白かった。作者を含め登場人物の思考が早すぎて置いてけぼりになりかけたが、ぎりぎりでついていける程度に速度を緩めてくれるので真相まで理解することができた。

  • 15年くらい前だったら、すごい好きだったかも。
    あるあるこういうの、そうそうこういう感じ、ファウスト系っぽいやつ、的な既視感。
    西尾とかあの辺に傾倒してたら、絶対楽しいだろうな。
    いまの自分は、そこらへんとは距離があるので、分かるよーうんうん、止まりだなあ。

  • みかがみつるがカッコイイ❗️
    好きな世界観…

  • 私的裁判で未解決事件を裁く。なかなか面白い設定で登場人物もなかなかと思ったが、、、。最後の大どんでん返し?の繰り返しはかえって興ざめ。トリック?についてもアンフェアだと思う。ただ主人公は面白そうなのでシリーズを読んでみようかな。

  • 日本版ペリー・メイスン。裁判中のどんでん返しミステリは日本を舞台にするのは無理だと思ってましたが、こんな形を創造した作者に脱帽です。弁護側と検察側の斬り合いのようなやりとりや、言葉遊び、叙述トリックなど盛りだくさんに楽しめる作品。

  • 装飾過剰な恋愛ミステリ。映像化は無理だろう。

  • 真実とは違っても納得のいく説明ならば良しとする私的裁判・双龍会。「3年前の祖父殺し事件」をお題に論争していきます。証拠の捏造や屁理屈、ハッタリ論法もあるのでロジックとしては微妙な気がしますが、終盤の逆転に次ぐ逆転は驚きの連続で圧巻でした。クイーン、鮎川哲也、山田風太郎など、ミステリー好きの人にはニヤリとしてしまう小ネタも盛り沢山で楽しめました。
    ただ、非現実的な思考のキャラクターで紡がれる物語なので、万人受けしない作品だと思いました。

  • う~ん、まさに京大推理研出身の方らしい本。やたら文章がめんどくせいんだよなあ~

    登場人物もなかなか馴染めないし、名前覚えにくいし、誰が誰やらややこしすぎる印象。あと、最後がしつこい。

    作者自身が奈良出身とのことだし、話に出てくる主人公達の出身の越天学園のモデルっぽい東大寺学園の出身かな?

    他にも烏丸ルヴォワール、今出川ルヴォワール、河原町ルヴォワールとあるがちょっとパスだなあ、読んでみたくもあるが・・・

  • 京都の一角ではるか昔から秘かに繰り広げられる私的裁判「双龍会」
    青龍師と黄龍師の何でもアリの戦いは
    秘密を握る女性「ルージュ」の正体は?!

    京が舞台ということで、不思議な設定も案外すんなり入り込めました。
    なんとも形容しがたい世界観だけど、とにかく面白い。
    とくに「双龍会」が始まってからの
    くらりくらりと入れ替わるどんでん返しの連続は
    うおーーー!という感じでした。

    シリーズ全部読まなくちゃ!

  • 最後の2人の甘々なやりとりにいい意味で鳥肌が立ちました。

  • 城坂論語は祖父殺しの疑いをかけられ、私的裁判“双龍会”の被告となってしまう。

    双龍会とは、青龍師(弁護士)と黄龍師(検事)を中心に行われる私的裁判である。

    普通の裁判とは違う独自のルールがあり、真実を求めるというよりは騙し合いに近いかも。

    ようは、裁判に勝つためなら基本的に何でもありなのだ!それが例え、証拠の捏造だったとしても……。

    果たしてこの究極の騙し合いに勝ち、城坂論語は無実を証明出来るのか?

    そして、すべてのキーマンである“ルージュ”の正体と、事件の真相とは!?

    言いたい事はたくさんあるけど、とにかくドンデン返しが何度もあります(笑)正直、途中でおなかいっぱい。

    物語自体は、とにかく双龍会が面白い!

    個性的なキャラクターがたくさん出てくるし、何より騙し合いが面白くて好感触。

    ただ、前半の論語の語り口がどうも苦手な感じで、なかなかページをめくる事が出来なかったのは残念。

    中盤以降、双龍会が始まってからはどんどん楽しくなったけど♪

    あと、ドンデン返しがたくさんありすぎるのもマイナス評価。

    やっぱりドンデン返しは最後の最後に一回!これが一番だと思います。

  • とにかくどんでん返しが面白い。夢中になって読んだ。ただ、キャラが濃いから人を選ぶかも…

  • 独特の世界に入り込むまでに「ん?」が続いたものの
    分かってからは面白い!
    展開も軽やかに白から黒へ、黒から白への移ろいもまた楽しめました。

    私的裁判。
    何とも面白い裁判でしょう。落花かっこいい

  • おもしろいというか新しい!という意味で☆×5。
    ジャンル分けするならミステリになるんでしょうね。
    私ってしゃべくりモノが好きだったんだな~と気づいた。
    (「しゃべくり探偵」の“なんでやねんワトソンくん”“そうやがなホームズくん”みたいなのは違う)
    この本は知ボケが多いけど、西尾維新の化物語シリーズみたいな言葉遊びだったり、オタクネタであったり、シモいことも合わせて言っちゃうようなノリがいいな~。でも登場人物達みんな頭よいし。ストーリーよりも言葉の応酬に心惹かれてしまった本でした。

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著者プロフィール

1983年、奈良県奈良市に生まれる。小説家としてデビューしたが近年はゲームシナリオや漫画原作の仕事ばかりしており、本業が解らなくなりつつある。好きな食べ物はラーメン。城崎にて5杯分の蟹を貪り喰った。

「2024年 『城崎にて 四篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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