丸太町ルヴォワール (講談社BOX)

著者 :
制作 : 純 
  • 講談社
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本棚登録 : 318
レビュー : 66
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062837316

作品紹介・あらすじ

消えた初恋の女(ひと)は殺人者?
真相をめぐる、めくるめく論客たちとの対決!

こころを狂おしくまどわせる――美しすぎる謎とはじめての恋

祖父殺しの嫌疑をかけられた城坂論語(しろさかろんご)は、変幻自在の論客が丁々発止の応酬を繰り広げる私的裁判“双龍会”の被告となる……容疑を解くためではなく、事件当日、屋敷の一室で2人きりの甘く濃密な時間を過ごした謎の女性“ルージュ”と再会する、ただそれだけのために……。

感想・レビュー・書評

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  • 残念ながらノれませんでした。

    仕掛けとしては結構すごい事をいろいろやっていて、途中「あっ」と驚かされたり、ページを遡って読み返したりという事が何度もありました。変格的な法廷もので好きな雰囲気ではあるので、途中で興奮する事もしばしばあったのですが、結局ノりきれず...

    「美人」「頭がいい」「名家」等の言葉でガチガチに組み上げられたキャラクター達の言動と展開は、先走りすぎたり独りよがりだったりと、読んでいる身には実感が伴わず、作者が描きたかったであろう物語は伝わってきませんでした。
    なんだか、知識はあって頭はいいけど経験が追いついていない人の文章を読んでいるような気分。このプロットで他の人が書いてくれたらなぁ、なんて思いました(中西智明の『消失!』を読んだ時もそう思いました)。

    なんかすごく偉そうな事を書いてしまいましたが、単に自分に合わなかっただけで、とても熱量のある作品です。なので、はまる人には面白い作品であると思います。

    ※あとで知ったのですが、最近発売された文庫版では大幅に加筆修正がされているようで、作者インタビューを読む限りでは御本人もその辺りを意識されているようです。文庫版も読んでみたいと思います。それくらい求心力のある作品である事は確かです。

  • 祖父殺しの嫌疑をかけられた少年・論語を巡っての私家版法定小説。
    京都特有の怪しげな空気が立ち込めているが中身は論理爆発のロジックミステリ。

    終盤のドンデン返しの連続をどう捉えるかが評価の別れるところだねー。
    あれを成立させた作者の力業には脱帽するものの、それぞれの着地点には違和感アリアリで、カタルシスは50点かな。

    要はそこに到るまでのすべてが叙述トリックの伏線なわけで、読み返すのも一苦労、って読み返してないけど(笑)

    次作も買ってあるので期待を込めての70点(100点満点)

  • 論理ずくの大合戦!
    でもとてつもなくアンフェア!
    ヒントあったっけ?というようなどんでん返しの連続なので素直な人向けのお話かも。
    作者との推理合戦はできないです。

  • とにかく展開がめまぐるしく、何度ページを戻ったことか。
    あらゆる技法やネタがこれでもかというほど詰まっていて楽しい読書でした。
    独特の会話文にマニアックなネタなど読み手を選ぶかもしれませんが、それを差し引いても一読の価値はあるかと思います。

  • 15年くらい前だったら、すごい好きだったかも。
    あるあるこういうの、そうそうこういう感じ、ファウスト系っぽいやつ、的な既視感。
    西尾とかあの辺に傾倒してたら、絶対楽しいだろうな。
    いまの自分は、そこらへんとは距離があるので、分かるよーうんうん、止まりだなあ。

  • みかがみつるがカッコイイ❗️
    好きな世界観…

  • 私的裁判で未解決事件を裁く。なかなか面白い設定で登場人物もなかなかと思ったが、、、。最後の大どんでん返し?の繰り返しはかえって興ざめ。トリック?についてもアンフェアだと思う。ただ主人公は面白そうなのでシリーズを読んでみようかな。

  • 日本版ペリー・メイスン。裁判中のどんでん返しミステリは日本を舞台にするのは無理だと思ってましたが、こんな形を創造した作者に脱帽です。弁護側と検察側の斬り合いのようなやりとりや、言葉遊び、叙述トリックなど盛りだくさんに楽しめる作品。

  • 装飾過剰な恋愛ミステリ。映像化は無理だろう。

  • 真実とは違っても納得のいく説明ならば良しとする私的裁判・双龍会。「3年前の祖父殺し事件」をお題に論争していきます。証拠の捏造や屁理屈、ハッタリ論法もあるのでロジックとしては微妙な気がしますが、終盤の逆転に次ぐ逆転は驚きの連続で圧巻でした。クイーン、鮎川哲也、山田風太郎など、ミステリー好きの人にはニヤリとしてしまう小ネタも盛り沢山で楽しめました。
    ただ、非現実的な思考のキャラクターで紡がれる物語なので、万人受けしない作品だと思いました。

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著者プロフィール

1983年、奈良県生まれ。京都大学卒業。京都大学推理小説研究会に所属し、2009年に『丸太町ルヴォワール』で講談社BOXよりデビュー。同作から始まる『ルヴォワール』シリーズ(講談社)のほか、『キングレオの冒険』(文藝春秋)、『シャーロック・ノート』(新潮文庫nex)などの著作がある。

「2019年 『FGOミステリー 翻る虚月館の告解 虚月館殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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