- Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062837361
作品紹介・あらすじ
密閉空間で繰り広げられる圧倒的な“プラチナ級サスペンス”
チュンソフトが贈る最新サスペンスアドベンチャーを、ミステリ作家・黒田研二が大胆かつ斬新な解釈により完全書き下ろし!
平凡な大学生・淳平が目覚めると、そこは見知らぬ船室。鉄の扉には、血のような真っ赤な塗料で「5」の文字が書かれていた。必死で記憶を辿る淳平に、ガスマスクを着けた謎の男の顔と奇妙な言葉が蘇える。「これからおまえにはゲームをしてもらう。“ノナリーゲーム”……生死を懸けた運命のゲームだ」。いま、壮大な謎と陰謀が仕掛けられた“極限のサバイバル”が始まる!
※本書は2009年にチュンソフトより発売されたゲームソフト『極限脱出 9時間9人9の扉』のシナリオをもとに、黒田研二氏が書き下ろし、小説化した作品です。
感想・レビュー・書評
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ゲームよりサンタの狡猾さが3割増し。
淳平の妄想力が2割減。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
扉の外、ライアーゲームのようなハラハラドキドキ感があると言って差し支えない。
物語自体は実に面白い。読書嫌いな人にお勧めする一作である。
ただ、多くの本を読みこなしてきた読者からは少し苦言を呈されそうな本であるのも、また事実である。
まず、謎のゲームに参加させられ、負ければ何かしらのペナルティーが待ち受けている、という設定は、昨今においてはありきたりとなってしまった点が挙げられる。つまり、オリジナリティーに欠けているのである。
加えて、登場人物が冒頭から九人という大所帯なため、やや理解が遅くなる。
上記の観点から、星三つとするが、仔細なことにこだわらなければ、星四つは確実だろう。 -
ゲームはクリアー済み。
いい感じにノベライズ化されていると思う。
ところどころの説明するキャラが違っていたりするけれど、
小説にするにあたって、しかたないかなぁ。という感じ。
キヌさんの挿絵もとても良い。 -
ゲーム 9時間9人9の扉 の小説化
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ゲームが元ネタみたいです。ゲームの方が面白そうか。
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軽く読める。ゲームも知らないけど。不明点がおおし。
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同名ゲームの小説化。
平凡な大学生・淳平が目覚めると、そこは見知らぬ船室だった。腕には取り外し不可能なバングルがつけられいて、デジタル表示の文字盤には「5」の数字。そして出会う8人の人物。その中には小学校を共にした幼馴染の茜がいた。
謎の男により強制された「ノナリーゲーム」。ルールを無視すると体内の小型爆弾が爆発して死んでしまうという。
数字根により開く扉を突き進み、様々なクイズに答るメンバー。そして明らかになる9人の共通点「エンジェル熱」。
果たして、無事脱出することは出来るのか?そして謎の男の正体とその目的とは? -
2010/03/27読了
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元々はチュンソフトから発売されたゲームソフトのノベライズ。
そのゲームシナリオをクロケンの解釈によって新たに展開される
極限脱出パニックミステリ。状況や設定はSAWなどのシチュエーション
ものですよね。この上巻では閉ざされた状況説明とその9人の
背景や共通点が明らかにされ、謎的な部分ではまだまだ、ネタの
出し惜しみ感がします。ただこの各パーソナルが後半の
(恐らく)騙し合いや欺き合いで活きてくるんでしょうねー。
クロケンっぽさってのがイマイチ感じられない気もしますが
結構元々のシナリオがこういった状況ものだと
崩し難いでしょうし、案外作家さん的には難しいのかもですね。
とは言え下巻での展開を楽しみにしてます!