- Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062837613
作品紹介・あらすじ
漫画界の鬼才×小説界の奇才=予測不能!
この出会いは事件だ!!
『MAGNITUNING』 榎本俊二 『宙の外』 奈須きのこ
因果律を超越した謎のレースに参加する5人の男たち。銀河最強のニートに挑む、宇宙最強の美少女。リスペクトし合う2人の天才がコラボした、かつてない期待と不安に満ちた創造の誕生! 榎本俊二×奈須きのこの対談やBonus Trackも収録の1冊がついに登場!!
感想・レビュー・書評
-
榎本俊二と奈須きのこのコラボ本です。
奈須きのこは知らなかったんですが、
そんな自分には小説がやたら長く
内容も理解できなかった。
そんなわけで、片方だけ知っている人にはあまりオススメできない。
ただし、榎本俊二のマンガは描きおろしで
大変面白く読めました。
両氏を知っている方が楽しめる本になってます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
完全に消化試合…
DDDの番外編目当てで手に取ったのだけれど、この種の下品さは、仮に作品として総合的にどんなに評価が高かろうとも、ちょっと、すごく、相当苦手だ… -
*榎本俊二ファンとしてのレビューです。ただし『えの素』は読んでいない。奈須きのこは今回が初めて。
榎本俊二『MAGNITUNING』と、それの奈須きのこによるノベライズ。そして奈須きのこ『宙の外』と、それの榎本俊二によるコミカライズ。あと、榎本俊二の紹介として『えの素』からの抜粋と、最後に長めの対談、榎本俊二によるあとがき漫画、そして奈須きのこによるあとがきが収録されている。
★5つの主な理由はひとつ。榎本俊二の『MAGNITUNING』が凄い!!!対談でも出てきてやっぱりねとは思ったけれど、これまでの作品で言えば『反逆ののろし』がひとつの出発点になっている模様。内容的にも普遍的故に浅く受け止めることも深読みすることも可能なストーリー(?)だけど、それ以上に(『反逆ののろし』辺りのような意味で)表現そのものの完成度が高い。漫画ならでは、というよりは、普通の漫画の概念を取っ払った榎本の漫画ならではの作品となっている。ノベライズのしようなんてないんじゃないの、という状況において奈須きのこは本当に頑張ったと思う。頑張ったと思うし、書けただけでも凄いと思うけれど、榎本版の衝撃はなかった。そりゃそうか。今回は借りて読んだけれど、榎本版『MAGNITUNING』だけのためにでも買う予定。
『宙の外』もやはり原作である奈須きのこの小説の方が面白かったけれど、これまでの榎本作品にはあまり見られないような絵が見られたのはファンとしてなかなか美味しかった。原作の方が面白いというのは、ここでは短編小説の序盤しかコミカライズされていないというのが大きい。全部コミカライズされていたら漫画の方が面白いかもしれないと思った。それだけちょっと残念。もっとも、榎本があの話を全部描くにはあまりにも壮大なことになっていつまで経っても終わらないかもしれないけれど。
対談もまた、ファンとしてはなかなか美味しい。いつになく真面目に話していて、やっぱりそうかと色々合致・納得する点が多かった。そして『えの素』は読むべきなのか、読むべきではないのか。評判からして所持しているだけで何かが終わりそうで手を出していないけれど、やっぱり代表作扱いのようなので、ちょっと、いや、かなり、正直とても気になる。
ちなみに、奈須きのこは榎本俊二ファンだそうで、対談は榎本俊二の作品をそれなりに読んでいないと意味がよく分からないと思われる。私も『えの素』関連だけは分からなかった。それ以外は奈須きのこより詳しいはず。(ファンとしての無意味な対抗意識) -
榎本って誰?とか思っていたけど,えの素の人か.同じストーリーなんだけど,小説とマンガで受ける印象がすごく異なる.
-
榎本さんを知らなくても不条理ギャグを楽しめる人なら問題ないと思います
ゴッキーを久々に見ました。相変わらずシュールですね
対談でのジェイコブ黒化の話を見て、これが桜の元なのかな?とか邪推したり、あのシュールな絵を書き起こすとこうなるのかとひたすら感心したり
楽しめる1冊だと思います。
ただ、講談社BOXシリーズはお値段が少々高めなんですよね。 -
だいぶ前に読み終わっていましたが、レビューするのを忘れていたので。
この報告はいらないですねw
私の好きな奈須きのこさんが書いた作品がある、ということで興味を持って読んだ一冊。
もう一人の榎本俊二さんは漫画家のようですが、まったく知らなくて申し訳ないのですが、この本を読んだことで興味をもつことができました。
この本は「宙の外」と「マグニチューニング」という短編二つと奈須×榎本のロング対談のある、二人の出逢いは事件だ! と謳われるほどの一冊。(表紙のコメントより)
漫画自体の量は少なく、ほとんどは小説と対談なのですが、実に読み応えのある作品だったと思います。
個人的に好きな展開で、最初はお金がなく本屋で立ち読みしたほどです。もちろん、その後にまた読みたいと思って買わせて頂きました。
榎本さんの描く漫画も、大衆受けとはいかないかもしれませんが、一癖あってはまればどっぷりとはまるんじゃないかと感じました。
個人的に、話は「宙の外」が好きで、なんだかなんでもありなような気がしないでもない話ですが、まぁ、設定がなんでもありみたいなもんだから仕方ない、と広い心で受け入れれば十分に奈須さんの作品として読むことのできるものでした。
お二方のファン、あるいはどちらか一方のファンであるならば買って損はないでしょう。
普段はあまり読まないような対談も面白くて、いくつか学ばせていただくこともありました。
案外、どの書店にいっても一冊だけぽつんとあるような本だと思います。
ちょっと一癖あるものを読みたいならオススメかと。 -
DDD外伝。
銀河最強ニート『大熊猫目々』と殺されるたびに死を学習するフレイムハチェット『石杖火鉈』さんの、まさに宇宙スケールの戦いの記録。「オラ、ワクワクすっぞ」とは今回は流石に言えない火鉈さんがどうやって最強の悪魔憑きと渡り合うのかが見所ですか。
また『マグニチューニング』の方は、題材が題材なだけに、よくここまで話を広げたなあと感心。長めの対談も読んでいて楽しめました。 -
順番としては、①あとがき⇒②対談を読んで裏設定(背後関係)を理解してから⇒③本編を読んだ方がいいです。そうすれば、以前とあまりにも違う作風に、「こんなの○○じゃない!!」などという見当違いな怒りを感じることはないでしょう。
面白かったです。