夜宵 (講談社BOX)

著者 :
  • 講談社
3.87
  • (25)
  • (35)
  • (26)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 381
感想 : 49
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062837873

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 面白かった!
    パクリと言われている本を読んでないからかもしれないけど

    でも民俗学的な内容をよく調べて書いてあるのでは?
    雰囲気も独特で良かったし、物語としても面白かった。

    ライトノベルの人と思わずにいろんな人に勧められる読み応えのある内容でした(^-^*)

  • 夜市のパクリ…などと言われているようですね。

    でも私は六七質さんの美麗な表紙を鑑賞したいので
    こちらを先に読む事に。あとで夜市読んでみます。

    しかし残念ながら図書館でお借りした夜宵、黒に提灯だけの表紙です…
    どういう事?と借りた本のISBNで入れてみたけど…。
    ちょっ、どういう事!?マジでどういう事!?orz

    とかなり凹みましたが

    内容は

    こりゃあたまらん、という感じでした。

    分からないもの、謎、良い感じです。
    そういうものが良い分量で入っているので。
    色々自由に想像したり妄想したり予想しながら楽しめる作品は凄く好みです。

    しかもキャラも良い出来。
    サザさん…サザさんがあ…!
    後のサザさんや周りの人達?のその後の物語も是非読んでみたいです。
    続編希望。

  • まぁ『夜市』のパクりだって言われちゃうよね。


    差別化をはかるためあれこれ設定を詰めるより
    スッパリ諦めた方が良かったか。

  • 面白かった!
    ホラーが苦手でも読める作品です。すこし薄気味悪いお話。
    サザとヒチリキのやり取りがとても好きです。
    幼いカンナも可愛い。

    章の構成がおもしろく、ラスト付近まで気がつきませんでした。
    『古事記』や折口、柳田…などなど民俗学を学んでいるとさらに面白く読めると思います。個人的には超好み。

    恒川光太郎の『夜市』に設定が似ていますね。

  • 装丁が印象的。最初、講談社BOXだと分からなかったです。
    夜市っぽい雰囲気だな~と思いながら読んでいたのですが、いい意味でライトノベルとしての面白さがあって、キャラクターも好きです。
    この作家さんには今後もこういう作風のものを書いて欲しいなと思いました。

  • ■海外出張に持ってきてパリで読了。(^^)v

    ■だいぶ前に読んだ「夜市」に通じるような不思議な世界の物語。現実感があるようで幻想的な、半透明のベールがかかったような世界観。

    ■まさか「サザ」が....。って部分でやられちゃったけど、これってミステリーだったのかな?

  • ひとつひとつの章の中でのお話が、独立しているようでいて繋がっている、という。
    読み進めていくうちに解けてくる謎があって、でも最後まで分からないままのこともあって。
    すごく不思議な、お話でした。
    サザが、好きだったな。
    柴村さんは、本当に色々な雰囲気のお話を書かれる方ですね。

    とんからり、のうたをきいたことがある気がするのだけれど。
    どこで、きいたんだろう。

  • (読む前の印象)
    表紙の路地裏と、「夜」と入った題名に惹かれた。
    何やら妖しげな匂いがする。

    ある小さな島では、ある期間だけ毎夜市が開かれる。

    ホラーは苦手。
    でも、不思議の中に怖さがあるのは好き。

  • B級小説でよくありがちの,無法地帯な市場とそこの番人のお話.序盤はオムニバス風にライトなホラー,後半はミステリ色強め.市場の独自ルールやそこに来る人々の説明で外堀から入りつつ,重要な部分は説明を省き,不思議な世界観を創っている.終始暗い雰囲気だが,救いようのない話ばかりかといえばそうでもなかった.表紙の絵から想像するほど後味は悪くなかった.

  • 柴村さんの講談社BOX本。
    作品の雰囲気を上手く表現してる挿絵、使い分けられた文体。こだわっているな、という感じ。
    仄暗くホラー風味な話が好きな人にはおすすめ。

全49件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

第10回電撃ゲーム小説大賞金賞を受賞し、受賞作の『我が家のお稲荷さま。』(電撃文庫)でデビュー。本作はシリーズとなりアニメ化される。主な著書として『プシュケの涙』シリーズ(講談社文庫)、『おーい!キソ会長』シリーズ(徳間文庫)、『オコノギくんは人魚ですので』シリーズ(メディアワークス文庫)、講談社BOX『夜宵』シリーズ、などがある。

「2020年 『虫籠のカガステル 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

柴村仁の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×