- Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062838184
作品紹介・あらすじ
"赤の王"周防尊が束ねる、炎の"徴"を刻む少年たちの集団"吠舞羅"。彼らのホームである鎮目町の一角にあるバー『HOMRA』に、周防の高校時代の担任教師・櫛名穂波が、姪・アンナをともなって現れた。両親を事故で亡くし、病のために施設に入院していたという無表情なその少女は、青い服をまとい、めずらしいものを見るように"キング"周防を凝視する-。「ミコト」。周防の夢の中で彼の名を呼ぶアンナ-彼女は"王のなりそこない"だった。
感想・レビュー・書評
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Kの小説二作目。
十束さんがまだ生きていたときのお話。アンナが赤の王のクランズマンとなった経緯。
読み進めていってアンナのことがとても好きになる。それ以外にも、まだ猿比古が吠舞羅にいるころのことも知れた。
作品の中で一番感情移入ができたような気がする。個人的な意見だけど、吠舞羅がとても好きになってしまう。 -
アニメでは明かされなかった事実やホムラのみんなの心情が事細やかに描かれていた。これを読んでさらにホムラが好きになった!
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尊さんはやっぱり可愛い。
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[2013.11.25]
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吠舞羅ができたときの話が少し出てくる。
アニメでは既にいなかった十束が沢山出ていて良かった。
炎の鳥見てみたいな。
セプター4の双子が楽しい。
双子によって伏見と八田の関係性が少し見えた気がする。
そのまま伏見が抜ける頃の話まで読みたかった。 -
ホムラの紅一点、アンナちゃんがホムラに入るに至るまでのお話。
青いアンナちゃんもアニメで見てみたい。 -
「No blood,No bone,No ash」
低く少しかすれた、わずかに甘さのある声で周防がつぶやくように言った。それは、弔いの言葉のように響いた。
(P.366) -
アニメKが好きだった人には間違いない。ストーリーの内容だとか展開だとかは、比較的に珍しいものではなく、けれどもそれ故の安定感がある。
読み手が期待するキャラクターが保たれているので、外伝・サイドストーリーとして良作ですね。