ノワール・レヴナント (講談社BOX)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 97
感想 : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (612ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062838207

作品紹介・あらすじ

他人の背中にその人の「幸福度」が見えてしまう。本の背を指でなぞっただけで中身を記憶してしまう。毎朝5つだけ、今日聞くことになるセリフを予知してしまう。念じることで触れたものを破壊してしまう-。そんな奇妙な能力を持ってしまった4人の高校生たちが、何者かの導きで出会い、すべての"偶然"が"必然"だったことに気づく。張り巡らされた伏線、それらがすべて回収された時、あなたは驚きとともに爽やかな感動に包まれる。第十三回講談社BOX新人賞Powers受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 第十三回講談社BOX新人賞Powers受賞作にして
    その選考会で絶賛されたという期待の作品。
    そしてデビュー作にして612Pの大作。
    結果...かなり面白い作品でした。クセの少ない
    丁寧な文章も読み易く、登場人物のキャラクターも
    ライトノベルに寄ったような極端なものではなく、
    自然に好感を抱く造型で非常に魅力的。その
    台詞の一字一句が活き活きしてます。
    絶賛...の煽りは偽りない...ように思います。

    不思議な能力を持つ4人の高校生が、何者かの
    声に導かれ夏休みの5日間を過ごす事になり、
    そので出会った彼等の自分達の能力の真意を
    探りながら、彼等の為の闘いが始まる...というような
    内容ですが、決して異能者達の能力バトルのような
    ものではなくあくまでも人間であり、その心や
    意思によって彼等が闘うところがこの作品の核。

    いくつか強引な部分や多少の疑問符が残る点も
    ありますが伏線の張り方、その回収もニヤリと
    させられる事が多く、本当に上手いな...と。

    講談社BOXでの刊行故、読者を選びそうですが
    充分に一般文芸書マーケットで勝負出来る内容。

  • なるほど、これが伏線の狙撃手と呼ばれている所以なのか、と実感する作品でした。初めて読む浅倉秋成作品だったので、他の著作も読みたいと思います。

  • 六人の嘘つきな大学生を読んでハマった、朝倉秋成さんの小説。
    四人の高校生が特殊能力を使い謎に立ち向かう。
    相変わらず(?)伏線と回収が面白かった。

  •  4人の少年少女たちが、ある特殊な力を持っている。
     そして、彼らは招待状を受け取り、豪華ホテルに招かれる。
     この能力でなすべきことは何かを探る。
     ミステリというより、わくわくする冒険譚という感じ

  • 600ページという分量もなんのその。
    リズムの良い文章と、次々と明らかになる事実に、
    寝ることも忘れて読める快作です。

    オビやサイトでも伏線の巧妙さを押していますが、
    読み終わった感想は、それらの印象を良い方向に覆してくれました。

    なんといっても、伏線の回収の仕方がとても”粋”なのです。
    些細な伏線をささやかに回収していく描写に、
    ここまで感動したのは初めてでした。

    ネタの配置、キャラ作り、物語の進め方、
    どれをとっても素晴らしい。
    その素晴らしさを読むだけで理解できてしまうのが、
    唯一の欠点と言ってしまえるくらい、新人離れした出来でした。

  • ほどほど。個人が持つ力を合わせて、というのは私の好きなパターンです。登場人物のキャラ立ちが良い。三枝のんのセリフが好きだった。覚えたって理解しなければ意味が無いってとこ。しかし途中で飽きそうになった。斜め読みした。これはラノベ?

  • 分厚い本だが、非常に取っつきやすい文章で中弛み無く読み終えることができた。

    名言連発発言や、ギャンブル、果てはクラシックの知識など、著者の取材力には拍手を送りたい。

    疲れたけどとても楽しい読書時間をおくれました。

  • 長い。むだに長い。

    この長さを読破出来たのだから面白いはずだと
    思わせるための長さか?

    伏線の回収にしても予定調和。
    少し考えながら読んでいればどれも驚かない。

    動機やオチも雑。

  • 群像劇としての出来はかなり高い。伏線の使い方も巧みでキャラも魅力的。
    ・・・ただ如何せん長くて。ラストの盛り上がりもイマイチ。

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著者プロフィール

1989年生まれ、小説家。関東在住。第十三回講談社BOX新人賞Powersを『ノワール・レヴナント』で受賞しデビュー。その他の著書に『フラッガーの方程式』『失恋覚悟のラウンドアバウト』など。

「2021年 『ノワール・レヴナント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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