今出川ルヴォワール (講談社BOX)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 131
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062838214

作品紹介・あらすじ

京都・河原町今出川にある妖しき寺・大怨寺で密室殺人が起きる。容疑者とされたのは、龍樹家の若き龍師・御堂達也。彼の処遇をめぐって私的裁判「双龍会」が開かれるが、それは壮絶なサバイバルゲーム「権々会」への序章に過ぎなかった…。ある想いを胸に大怨寺に乗り込む達也。…果て無き騙し合いの勝者とは。

感想・レビュー・書評

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  •  序盤の叙情的な男子の初恋部分さえ乗り越えればあとはさくさくと読めるって言うか、ほぼ話芸。語り口が軽妙でえっ?って思うようなネタもさくさくと読み進められる。リズムが良くて読むのが楽しい。
     そしてミステリにつきもののどんでん返しされ続けるのもまた心地よい。面白い。

  • 小ネタの元ネタが分かりかねる。バキとバードかなぁと考える箇所はあるが自分程度の知識では追えないなぁ。河原町ルヴォワールにそのまま流れ込む流れが続編ものの映画みたいでよかですね。

  • 私にはイマイチ面白さがわかりませんでした。

  • 「烏丸」が今ひとつだと思ったのでやや心配でしたが、これは文句なくおもしろかったです。無理に叙述トリックを使うのはやめて、真っ向勝負の豪快な物理トリックは、まあ冷静に考えると結構無理もあるのでしょうが、僕は十分楽しめました。
    人間関係のトリッキーさもおもしろくて、良くできています。
    次の「河原町」が物語の最終章だそうですが、読むのが楽しみになりました。

  • ルヴォワールシリーズ、思い出の第三会。
    これ四部作だったんですね、もう次巻完結じゃないか!
    今回は双龍会よりも賭博の宴、権々会がメイン。
    達也の復讐劇。達也ー!達也ー!
    三作目になると、どんでん返しなんて必要ないです。
    あの子もあの子も幸せになってくれたらそれでいい。

    あと論語君やばい。超絶鬱陶しい。馬鹿馬鹿しいけど愛してる。
    言吹きで寿の論語君が、愛の為に幸せにならなきゃ双龍会なんてくそくらえだと思うのです。

  • 今回はロジック対決よりもギャンブル対決がメイン。本作の一癖も二癖もあるキャラクター達に、ギャンブルの心理戦とトリックによる化かし合いは相性抜群ですね。達也の過去とその復讐にスポットが当たり、シリーズものとしても大きく動きがありましたが、それより撫子と論語が気になって仕方ない。撫子にずいぶんページ割いてると思ったらラストでこのヒキですか。撫子と論語が好きなので、次作が気になりますね。

  • まだ新鮮味はなくならない。
    有川浩のキュンキュン小説もいいけど、私にはこれぐらいのキュンで充分だな~(※この本は恋愛小説ではない)

  • まだ新鮮味はなくならない。
    有川浩のキュンキュン小説もいいけど、私にはこれぐらいのキュンで充分だな〜(※この本は恋愛小説ではない)

  • 青龍会から舞台は大賭博場へ。登場人物達が多彩で魅力的、達也の過去も含め、今回は大どんでん返しも!次回がとても楽しみだ。

  • (2013.2)

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著者プロフィール

ミステリ作家。1983年、奈良県生まれ。2009年に『丸太町ルヴォワール』で講談社BOXからデビュー。同作から始まる〈ルヴォワール〉シリーズ(講談社)のほか、著作に『キングレオの冒険』(文藝春秋)、『シャーロック・ノート』(新潮文庫nex)など。

「2022年 『円居挽のミステリ塾』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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