スノーホワイト 名探偵三途川理と少女の鏡は千の目を持つ (講談社BOX)

  • 講談社 (2013年2月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784062838313

みんなの感想まとめ

特異な設定とユニークなキャラクターが魅力のミステリー小説で、主人公は中学生の女の子という新鮮さがあります。彼女は「真実の鏡」を使い、推理をせずに答えを知るという特異な探偵役を担っていますが、実際にはメ...

感想・レビュー・書評

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  • 白雪姫に出てくる「真実の鏡」を使い、推理もせずに先に答えを知ってしまえるという特殊な設定が特殊。主人公は中学生の女の子で一応探偵役ではあるのだが、メモを取るのも精いっぱいと基本的にポンコツ。挙げ句、事件について聞かれても答えしか分かってない状態だから「相手が納得のいく説明」を鏡に聞いたりしちゃう。ミステリー小説における「推理」という過程をすっ飛ばすやり方や、それを可能とするため有名ファンタジーからチートアイテムを持ってきた状態から話が始まる点はまさに特殊ミステリと言え、しかし難しさは無いので、ミステリに対して苦手意識を持ってる人ほどハマる気がする。

  • 極悪探偵三途川理シリーズ2作目。
    前作キャットフードでは三途川と緋山は知り合いではなかったようだったけど、今作ではいつの間にか知り合いになってるし緋山も探偵として活動していたので、読む順番間違えたかな?と思ったけど、これが2作目で間違いないようだ。
    ミステリに「真実が何でも分かる鏡」なんてアイテムが出てきたらお話にならないじゃないかと思ったけど、三途川がその不思議アイテムをいかに使って相手を欺き犯行を成し遂げるかは見ものだった。
    毒リンゴで眠っていたのは白雪姫じゃなくて赤毛の緋山でしたが、今回も緋山が最後の美味しい所を掻っ攫っていきました。
    いいところまで追いつめるのに最後はやられてしまう三途川というのがこのシリーズのパターンなのかな?三途川は何だか憎めなくて結構好きです。探偵なのに悪役なのが面白い。最後ヒキガエルにされちゃったけどどうなるんだろう?

  • どこまでも濃度を高めた作品であると思います。ファンタジー設定を生かした謎解きの純度は高く質が良いです。くストーリーはコメディタッチで展開が早く、次々と現れる謎とその解決に驚き続けました。謎解きを突き詰めたエンターテイメント性の高いミステリ作品になっていると思います。

  • 「何でも知ることのできる不思議な鏡」をつかって小さな探偵事務所を営む女子中学生・襟音ママエ。

    ほんとに、鏡に頼りまくっているところが、いっそ清々しい(笑)

  • 正直ピザの件はかったるくて、読み飛ばしてしまいました…。
    前作で次作は三途川出てくるのかな?とか思ったのですが、出てきましたね。でもって、基本的にクズなんですね、この人。ただ、鏡は見事に使いこなしていて、頭はいいんでしょうが…残念。
    緋山くんが本当に探偵になっているとは思いませんでした。今後も美味しいとこ取りしてくんですかね?

  • シリーズの探偵がクズすぎる。
    主人公と助手くんは可愛い。

  • 史上最高に外道な名探偵、三途川理シリーズ二作目。外道っぷりにますます拍車がかかっています。なのに不愉快な感じがなく楽しめてしまうのは、「悪はくじかれる」結末が予測できるからだろうなあ(笑)。
    物語のキーとなる「鏡」が凄い。こんなものがあったら探偵なんて楽勝ですが。それじゃあ面白くないよねえ。そして次々と鏡の有効利用を編み出す三途川。……あいつにあんなもの与えちゃダメー! と叫びたくなってしまいました。どこまで利用、もとい悪用するんだこの人は。
    ミステリとしての仕掛けは小ネタが多いような印象だったのですが。物語の展開がとにかくぐいぐい引っ張ってくれるのと、キャラクターの面白さに気をとられて、簡単なことでも案外いろいろ気づかなかったなあ。ラストの謎も完全予想外。

  • 第2弾。

    なるほど白雪姫。
    とりあえず、ひやま君の出番を増やして欲しいけれどたぶん無理なんだろうなあ…。笑。
    テイストがつかめたので、1作目より好きかも。

  • 傑作!!
    探偵がヒールって新しい!!

  • 鏡の使い方が最後の方は理解できなかった。嫌な探偵とファンタジーのミックスが面白い。

  • 「講談社BOX」から出版のミステリーって感じ。設定、文章はライトだけどもちゃんとしたミステリーでした。
    結構このシリーズ好きかも。

  • 「キャットフード」に続いて、本来読みたかったこちらも読破。「名探偵三途川理」がいよいよそのドキャラぶりを爆発させており、楽しめました。
    「謎の答えを何でも正しく教えてくれる魔法の鏡」というミステリにとっての超反則アイテムが出てくるのですが、このアイテムの存在によって、手がかりと結論との間の「論理的推論の過程」をどうこじつけるのかという、ある意味「本格ミステリ」の楽しさのコアの部分を非常に明快に浮き出させてくれています。
    後半は三途川探偵による、この鏡の独創的な利用法のアイデアが秀逸で、全体を通して非常に内容の濃い楽しめるミステリでした。

  • 図書館で借りた本。
    鏡よ鏡・・・と質問すれば何でも答えてくれる不思議な鏡を持っているママエは、中学生ながらその鏡の能力を使って探偵の仕事をしていた。
    考えることが嫌いなママエは、依頼を受けてもすぐに鏡に答えを聞いて、「推理した」の一言で聴いてもいない事実を言い当てるくだりは、個人的にムカっときた。少しは考えろ!と突っ込みながら読み進め、最後には許せる程度には回復した。
    なんて書いちゃうと、自分に対して何様だ!って思う。

  • [ 内容 ]
    “魔法”と“探偵”が出逢うとき、完全犯罪の幕が上がる。
    「なんでも教えてくれる不思議な鏡」を使ってちいさな探偵事務所を営む女子中学生・襟音ママエ。
    自分の頭ではまったく推理をせず鏡の力に頼りっきりのママエだったが、とある事件がきっかけで、ずる賢い天才探偵・三途川理に命を狙われることになってしまい―!?
    奇想の新鋭が放つ、知恵と勇気の探偵小説。

    [ 目次 ]


    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • きっちりとミステリしてるが、小人が助手で、質問すると何でも答えてくれる鏡を使って犯人を捕まえる探偵なんて設定からメタ。
    最初の短編3篇は導入部。それでも推理は可能だしトリックはよくある手口。
    その後の中編は鏡を持った探偵同士のバトル。というより小悪党探偵が鏡を駆使して相手を出し抜こうとあの手この手で攻めてくる。最後は強制的に終わらせる。本格よりバカミスに近い。

  • 本格ミステリー大賞受賞作。

  • 「白雪姫」をモチーフとして、何でも教えてくれる鏡が登場するのだが、まさかこんな使い方があったとはといた。前作「キャットフード」も設定がおもしろかったがラストが失速した。今作の方が内容的には上。名探偵三途川理が一般的な名探偵とはまったく違う立ち位置なのも、前作から読んでいるので慣れた。

  • 探偵三つ巴

    ”鏡”というチートアイテムがうまく特殊設定として生きててすごい。
    また緋山、かわいそう。
    三途川、小悪党感すごい。

  • ノックスの十戒に真正面から挑んだ作品です
    見事に本格ミステリーしています

  • 論理的思考(=探偵)と神の視点(=何でも知ってる鏡)を巧みに融合させた新感覚の推理もの、面白かった。何しろ、副題にある三途川の扱いからして面白かった。本作がシリーズ2作目らしいので、他のも読んでみようと思う。
    ところで、本格ミステリ大賞受賞とのことだけど、講談社BOXに本作のようなまともなミステリがあったと知って反省。

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著者プロフィール

1984年、香川県生まれ。京都大学大学院理学研究科修士課程修了。京都大学推理小説研究会出身。2010年『キャットフード 名探偵三途川理と注文の多い館の殺人』(講談社BOX)でデビュー。〈名探偵三途川理〉シリーズは他に『スノーホワイト』『踊る人形』(以上、講談社文庫)、『ワスレロモノ』『トランプソルジャーズ』(講談社タイガ)。近著に『そのナイフでは殺せない』(光文社)。

「2020年 『死者と言葉を交わすなかれ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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