フラッガーの方程式 (講談社BOX)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 48
感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (436ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062838337

作品紹介・あらすじ

何気ない会話や行動を「フラグ」として認識し、ありきたりな日常をドラマチックに変えてしまう謎の装置"フラッガーシステム"。平凡な高校生・東條涼一は、淡い期待と下心から、そのデバッグテストの参加者(主人公)を引き受けてしまうのだが…両親が海外へ転勤、家出少女といきなり同棲、ツンデレお嬢様とのラブコメ、魔法設定で悪の組織と闘い…etc.やがてフラッガーシステムは「ある意味」感動的なラストへ向けて、涼一が思いもよらない暴走をはじめる。

感想・レビュー・書評

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  • デビュー2作目。前作の「ノワール・レヴナント」も
    バリバリに才能を感じさせる作品ですが、こちらは
    作風や文体もかなりくだけ、異なる手触りながら、
    この方面でもビシビシと才能が伺えます。確実に
    売れていく方...だと思われますね。

    ごく平凡な高校生「東條涼一」が被験者となった
    フラッガーシステムなる眉唾な装置。この装置は
    主人公が、アニメ、コミック、ラノベ...の主人公的な
    波乱とトピックとストーリーに満ちた、まさに物語の
    「主人公」となる事が出来る...なるご都合主義に溢れた装置。
    その装置によって翻弄される「東條」くんの密かな恋心と
    ストーリーが「ご都合主義」に展開される...
    というヘンテコな作品。

    作品の中で所謂ライトノベル的展開をふんだんに
    盛り込んでおきながら、ライトノベル以上の読み応えと
    世界と、なによりも面白さが全編から滲み出る。そして
    何より作者のアニメ、ライトノベルに対しての愛情も
    伝わってくる、なんともいじらしく、可愛らしい作品。
    ギャグセンスも上品かつ、ツボのおさえ方が絶妙で
    押し付けがましくない笑いが好感。そのギャグパートで
    展開されたフラグ(伏線)が後半の、シリアスなパートで
    これでもか!と活きてくる、作者得意の伏線回収は
    おみごとです!!

  • 素晴らしい読後感!

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著者プロフィール

1989年生まれ、小説家。関東在住。第十三回講談社BOX新人賞Powersを『ノワール・レヴナント』で受賞しデビュー。その他の著書に『フラッガーの方程式』『失恋覚悟のラウンドアバウト』など。

「2021年 『ノワール・レヴナント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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