河原町ルヴォワール (講談社BOX)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 122
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062838627

作品紹介・あらすじ

「ルヴォワール」シリーズ最終章! 京都・鴨川で龍樹家当主・落花が水死体で見つかり、死の謎を巡って私的裁判・双龍会が開かれる。落花の妹・龍樹撫子は、兄・大和を姉殺しの真犯人として告発、弁護役の元恋人・城坂論語と対決することに。一方、龍樹家の龍師・御堂達也と瓶賀流は、落花の死の謎を探るうち、京都一の権力者・黄昏卿と遺伝子研究の病院との関係を掴む。双龍会で暴きだされる真相とは――?

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第4作目で最終巻。前回の終わり衝撃から今作冒頭の衝撃…そして毎度どんでん返しすごいな〜(安心したけど)論語と撫子は幸せになれ…みんな好きになったなあ。

  • 最後は綺麗にしまった。

  • ほぼオールキャストでそれぞれ見せ場もありつつのシリーズ完結。落花の死という衝撃展開からはじまり、目まぐるしく変わる事件の形と超展開に翻弄されました。終盤近くまで、SF的な方向に流れてしまうのかと不安になったり、わりとあっさり終わっちゃうのかと心配したりもしたのですが、最後は、ああそういうことだったのか!っときれいに爽快にだましてくれました。

  • 実に面白かったです。落花流水は百合だ大好きだとダブルミーニング的に言ってきた私ですが、烏丸から徐々に勢力を伸ばしてきた達也流カップルについて「四歳差の姐御と弟子カップル!エロ漫画で読みたい!」気持ちが止まらないので似た感じのエロ漫画読みたいです。

  • なかなかこの巻だけ文庫化にならないから単行本を読んでしまった。論語ってこんな坊ちゃまヴィジュアルだったんだw。そんなはず無い!認めたくないという落花死亡の衝撃的設定に負けること無いストーリー展開で、この話にもコロッと騙されたなぁ。途中「あれ?読むページ間違えたかな?」というデジャヴ感に翻弄されました。お見事でした。(流さんが達也の袖を摘まんでの“おねだり”技を覚えたのにビックリww)

  • 今までルヴォワールシリーズは「逆転裁判」だと思っていたのですが、実は「スパイラル~推理の絆~」だったという超展開。

    京都の地名に親和性のある人にはたまらないお話だと思われます

  • 私にはイマイチ面白さがわかりませんでした。

  • ルヴォワールシリーズ読了。『撫子』のイメージが『仙石』から『龍樹』に。まぁ「なでこ」と「なでしこ」だから、音に出せば違うのだけど。

  • 4部作シリーズの最終作ですが、おもしろさでは3番目といったところでしょうか。殺人トリックの方はちょっと強引で無理ありすぎという感じですが、本作の最大のトリックはそちらではなくむしろストーリー展開の方にあり、こちらは十分堪能できました。

  • 前巻までの複線をわっしわっし回収してるな~と思って読んでたら、筆者あとがきに、”ほんとは10?部構成で考えてたのを無理やり本巻でまとめた”とあったので、確かにまだまだ書くべきエピソードありありやろ!?と思ってたところ納得。個人的には達也と流エピソードをもっと見たかったな~。もったいない・・・
    本巻は撫子と論語が主役なので漫才的掛け合い(?)が少なめ。でもおもしろかった。
    キャラ、話のテンポ・読みやすさ、ミステリ要素部分など等久々の作者ヒットだったので、作者の次回作に期待大。

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著者プロフィール

ミステリ作家。1983年、奈良県生まれ。2009年に『丸太町ルヴォワール』で講談社BOXからデビュー。同作から始まる〈ルヴォワール〉シリーズ(講談社)のほか、著作に『キングレオの冒険』(文藝春秋)、『シャーロック・ノート』(新潮文庫nex)など。

「2022年 『円居挽のミステリ塾』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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