- Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062838689
作品紹介・あらすじ
“それがきみの――青春の終わりだ。”大学受験当日の朝、北白蛇神社へ向かった阿良々木暦。彼を待ち受けていたのは、予期せぬ笑顔と、最終決戦の号砲だった――すべてのはいまここに収束する……!
感想・レビュー・書評
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いやぁすげえすげえ。比較的綺麗に伏線を回収しきった感がある。実は本シリーズ、青春モノだったんだなぁ。
『続・終』で何が語られるかについては非常に興味あり。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
化物語から始まった物語の終。
楽しかった。
長い遠足だった。
お家に帰り着いた。
「まよいヘル」
はちくじ〜ぃ、キュンとなる懐かしさ。
「ひたぎランデブー」
化物語TV最終回を思わせた、懐かしさ。
「おうぎダーク」
「阿良々木くん」と呼ぶ、懐かしさ。
化物語の原点に戻り、暦の原点、深淵を掘り下げた巻だった。
化物語に出逢ってよかったと思えた巻でした。
「続・終物語」で終わってしまうのか...(な?)
斧乃木ちゃんが一番深いキャラだったんじゃないか?と思って読み終わり。 -
“それがきみの――青春の終わりだ。”大学受験当日の朝、北白蛇神社へ向かった阿良々木暦。彼を待ち受けていたのは、予期せぬ笑顔と、最終決戦の号砲だった――すべての<物語>はいまここに収束する……!
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キレイに伏線も回収しきって大団円。
ラスボスに対する主人公の行動はまあ、いわれてみればそうだねぇ。と一貫したもので、よく大団円にできたな、と。
まあ、某元幼女のデレっぷりがはんぱないのでそこばかりが印象に残ったなぁ。 -
<物語>シリーズは、やはり暦の自我の物語であった。
と、終わってから思い返せば、いたるところにそういうフラグというか、象徴はあったと思う。
つか、そもそも高校生が自我を得るだけの物語なら、ここまで膨大な量にならなくてもよかろうと思うのだが、暦くんが壮大に自我をなくしていたのだから致し方あるまい。
なくしていたというか、閉じ込めていたというべきか。
過去のトラウマによって、幾重にも幾重にも包まれてしまったその薄紙を一枚一枚ヒロインたちがはがしていったということだろう。
けれど最後の一枚を切り裂いたのは、忍野メメだった。
「人は勝手に助かるだけ」と、メメはうそぶくけれど、助けてほしいという意思がないものには手を差し出せない。これだけの量の物語をかけて、暦は自分のために自分の手を差し出すことをようやく覚えたのだろう。
個性が大事なんぞとよく言われているが、個性と自我は違う。
そしてそれに気づいていない人がどれだけ多いことか。
そんな目くらましを打破する暦の自我回復物語であった。 -
長年読み続けて来たこのシリーズも本作をもって完結となるようだ。最終局面で急に現れた感のある押野扇の正体がわかったことで完結ということであろう。まだ続・終物語というのがあるらしいので読まざるを得ない。ところで本作のアニメ化がないというのはどういうことだろうか、アニメを完結しないつもりかそれとも映画化してもう一儲けということか。
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「まよいヘル」
地獄に落ちた受験前。
真宵ちゃんに会えたのは嬉しいけれど、あの後ずっと地獄に居たのかと思うとなんとも言えない気分だな…。
そしてどんどん終わりに向かう物語、敵はやっぱりあの子なのだろうか。
「ひたぎランデブー」
戦場ヶ原さんと高校最後のデート。
なんかこの二人の絡みを見るのがすごく久しぶりな気がする…。
ツンツンした戦場ヶ原さんもいいけれど、たまに見れるデレた彼女も凄く可愛いな。
そして最後の最後、やっぱり出てきた扇ちゃん。
この子のお願いにはどう答えるのだろう…。
「おうぎダーク」
彼女の正体と終わりの話。
謎に包まれていた扇ちゃん、正体が少し予想外だった。
だけど、言われてみれば納得のいく正体でもあった。
そして、最後の最後に本当に忍野さんを連れて来た羽川さんは色んな意味で凄すぎる。
彼女に勝てる人はいないのではないだろうか…。
なんだかんだ、最後はみんなハッピーエンドになった物語。
終わりの続きはどんなお話なのか楽しみだな。 -
やっと終結ー\(^o^)/
と見せかけてまだあるのかよ(笑)
扇ちゃんの正体にそっかーって感じ。
相変わらずアララギくんと女の子の絡みが楽しい♪
また全巻読み直したいなぁ~ -
セカンドシーズンあたりからの蛇足感も全ては終物語へ繋ぐ為だったのかと。今までの伏線やら何やらを見事に回収していて上手ーく大団円にまとめてます。
あとこの巻についてくる特製しおりはこれまで物語シリーズを買ってきた読者へのご褒美でしょうか。
そのシリーズも早や10年…あと1冊で本当に終わりらしいけど、この作者の事だからスピンオフとかいっぱい出すのかなー。