半熟卵のエンジン (講談社BOX)

著者 : 歩祐作
制作 : ふみ ふみこ 
  • 講談社 (2014年5月8日発売)
4.13
  • (3)
  • (3)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
  • 本棚登録 :45
  • レビュー :4
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062838696

作品紹介

大学受験を控えて勉強に追い詰められた「おれ」のささやかな楽しみは、普段は喧嘩ばかりしている姉ちゃんが作ってくれる、美味しい夜食だった。どんぶりにのってふるふると揺れる半熟卵は、未来を予感してふかす、僕のエンジンのようで……。
表題作「半熟卵のエンジン」ほか、だれかに話すほどでもない、でも、自分にとっては大切だった場所、記憶。
青春時代の、触れたら壊れてしまいそうなエピソードを丁寧に切り取った短編集。

【収録作品】
「うつせみ」:学校に馴染めない僕の避難場所。それは屋上にある、掃除用具を入れるロッカーの中だった。しかしある朝その現場を思いがけない人物に見つかってしまい――。
「笑い猫キック」:公園にある、にやにや笑いの猫の置物に真剣勝負を挑む女子高生の私と、おませな小学生・オトヒコくんとの日々。
「夕陽のすみで待っていた」:誰も使っていない教室の机に書いた落書きから、不思議な文通がはじまって……。
「鈴どろぼうと金の秋」:お調子者のクラスメイトから、「毎週金曜日だけ付き合ってほしい」という謎の告白を受けた私は、彼に協力することにして――。
「半熟卵のエンジン」:大学受験を控えた「おれ」に、ある晩から姉ちゃんが、夜食をつくってくれるようになって――。

半熟卵のエンジン (講談社BOX)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 5つの作品を収録した短編。著者のプロフィールを見たら若くてびっくり。大学生という事もあり、学生の気持ちがとても上手く描かれている。どの話も良かった。『うつせみ』の衝撃というのは読了後も結構きている。学生の時期っていうのは多感な時期でもあるのでやはり繊細なんだろうな。

  • 流されたい欲望を嫌悪感で押しつぶしたら搾り出される
    甘酸っぱい汁だよ!これは

  • しんみりする作品だけでなく、陰のある作品も入っている。
    自分に当てはめて考えられる題材が散りばめられているので、どんな人でも収録作のどれかは楽しめるはず。

全4件中 1 - 4件を表示

半熟卵のエンジン (講談社BOX)のその他の作品

歩祐作の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
柴崎 竜人
米澤 穂信
辻村 深月
坂木 司
辻村 深月
有効な右矢印 無効な右矢印

半熟卵のエンジン (講談社BOX)に関連する談話室の質問

半熟卵のエンジン (講談社BOX)はこんな本です

ツイートする