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Amazon.co.jp ・本 (316ページ) / ISBN・EAN: 9784062838832
作品紹介・あらすじ
大晦日までの僅かな期間、日没とともに開き、日の出とともに閉まる、謎に包まれた市「細蟹の市」。手に入らないものはないといわれ、人々の欲望と幻想が妖しく交差する――。たった一人の市守り・サザによって守られ、永遠に続くと思われていたこの異形の市だったが、ある人物の来訪によって少しずつ破滅へと向かい始める……。
大晦日までの僅かな期間、日没とともに開き、日の出とともに閉まる、謎に包まれた市「細蟹の市」。
手に入らないものはないといわれ、人々の欲望と幻想が妖しく交差する――。
たった一人の市守り・サザによって守られ、永遠に続くと思われていたこの異形の市だったが、ある人物の来訪によって少しずつ破滅へと向かい始める……。
みんなの感想まとめ
人々の欲望と幻想が交錯する謎めいた市を舞台に、登場人物たちの運命が絡み合う物語が展開されます。大晦日までの限られた時間の中で、市の破滅が徐々に訪れる様子は、読者に不安と緊張感を与えます。特に、閉鎖され...
感想・レビュー・書評
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最後は嫌な後味が残りつつ、終わった。
細蟹を抜け出しても、二人は抜け出せない閉鎖された世界、細蟹の糸からは逃れられるのかは疑問。
夜宵、宵鳴、鳴夜、そしてまた夜宵といった
タイトルの無限ループもその不安を強くする。
しかし、何にとらわれていても
最期まで二人が寄り添っていることは
きっと確かであり、それが二人にとっては
一番幸せなのかなと思う。
そう思えば、二人にとっては最高の終わり方だったのかも。
あさなさなとゆうなゆなも朽ちる代わりに呪いから解放されたかと思うと(そうあってほしい)、良かったね…と思わずにはいられない。
ただ、細蟹を崩壊させるにしても、ここまで人が殺されたり狂ったりする必要あったのか。
前作のおぞましさに美を感じた分、狂った登場人物の描写やセリフの描写が直接的で、時々興醒めしてしまいそうな時もあった。 -
ついに訪れる、市の破滅と終焉。
こんな終焉は、望んでいなかった。
しかし、ではどんな終焉なら望んでいたというの?ともうひとりのわたしが問いかける。
こうなるしかなかった、とも思う。
死にたがりの奇蹄目、夜宵さんも食べない悪夢をさまよいながら、世界の果てまでただ二人。
怖ろしくて、
哀しい、
誰か二人を救ってはくれまいか。 -
「夢」
聞こえてきた歌は。
あの方とは一体何者なのか、私は何故迎えを待っているのか疑問が沢山思い浮かんでくるな。
「真赭」
一日で見た亡骸の数。
どちらが本当の事を言っていたのか分からないが、どちらも亡くなってしまったら真実は分からないな。
数少なくなってしまったからこそ、手を取りあって生きていくべきだったのでは。
「復ち水の酒」
探し求めた物はない。
こんな状態で現れたら心配するのも分からなくはないが、あまりに非現実敵な状態だと逃げたほうがいいのかもな。
死に怯える事は分からなくもないが、ここまで生に執着するのは何故なのだろう。
「細蟹 - 牽牛」
日記を書き始めたが。
こんなに自然と目の前で犯行に及ばれたら、おかしいという感覚が麻痺してしまいそうだな。
自分の意志で生きてこなかったら、指示を出してくれた人が居なくなったら何も出来ないだろうな。
「細蟹 - 赫怒」
暗示をかけられた者達。
とても単純な言葉だからこそ、誰もが簡単にかかってしまい死ぬまで戦う事になったのかもな。
元気にはしゃいでいる者が多いが、残り少ない時間を過ごしている者はどのくらい居るのだろうか。
「まこと - ぬばたまの」
夢の中に囚われたまま。
いつまでも自らの望む世界に居続けたら、知らぬ間に肉体は限界を迎えるのだろうか。
他人の夢に入り込んだとしても、望まない世界に存在するのだから出入りは楽なのでは。
「まこと - しろたえの」
彼女を連れて向かった先。
全てを忘れてしまったからこそ戻るという選択肢がうまれ、あの場を離れる事が出来たのかもな。
もしも言葉に耳を傾けていたら、足を進める事も出来ず留まっていたのだろうか。 -
読み終わりました〜!
正直なところ、気になるところはありますが
こんな世界なので、そういう終わり方も
ありかなと思いました。好みは激しいかも…。
気になる部分は個人的に想像して
楽しもうと思います(笑)!満足!!!!!!!!
(柴村さんの他の作品も読みたい) -
うーん、よく分からない。最終巻らしく不気味な雰囲気がこれまで以上だったけど、理解が難しい場面も多かった。そもそも理解できるものなのか…。でも、この世界観を三部作で味わえて楽しかった。ラストシーンは恐ろしく、美しい。
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1作目で虜になり2作目で期待し、
そして最後に「読まなければよかった…」
未消化の部分がもやもやする。勿体ない気がしてなりません。もう少し読みたかったです。もう少し語られる物語があっても良かったのでは。
個人的にはこのラストはちょっと、という意味で読まなければ良かったと思うのですが
これはこれでありなラストかもとは思いました。
サザさんがサザさんだったら選べなくてきっとなかったような結末で。
細蟹さまの一人勝ち!とも言える気がw -
死んで行く登場人物。細蟹の市。
謎が解かれていくようだが謎が増えた気がした。
丹とカンナはこれでよかったんだと思いたい。
不気味で切ない。
読んでいる間、鈴木雅久の夢で逢えたらが脳内BGMで流れてました(笑) -
夜宵、宵鳴、鳴夜と続いた細蟹の市をめぐるお話。初めは何がどうなっているのかさっぱり分からず、頭が混乱した。嘘でしょ、と思うくらいどんどん人が死んでいき、崩壊していく。途中崩壊が一気に進みすぎて方向性がわけ分からなかった。かなりグロテスクな描写が多いので、苦手な方はお気をつけて。最後、サザとまことは幸せになれたかな…。
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まず表紙で泣く。
カンナとまことの・・・・・・ううっ・・・・・・
決してハッピーエンドではないと思うけど、それでも『市』から解放された2人は、満ち足りたまま舟に乗ったんだよな・・・と。夜宵さんいい人、いやいい獏。
なんだかんだメトメが1人ハッピーに終わってねえか!!?
あといとちゃんは大丈夫だったのかな・・・・・・。
まあ、とにもかくにも3部作完結おめでとうございます、ありがとうございました!
すげーーーーー好きな作品です!
また柴村先生こういう雰囲気の作品書いてください!! -
5月30日読了。図書館。
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夜宵から続くシリーズ3巻目。
夜宵→宵鳴ときて→鳴夜 と回文が一周しこれにて終焉。
柴村さんの新刊待ってた!しかも夜宵シリーズの続刊で嬉しい!
前作で不協和音が響き始め、今作ではあちこちで軋み始め一気に崩れ落ちていくような。不気味で物悲しい雰囲気が好きだった。幻惑三部作、楽しませて頂きました。
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