業物語 (講談社BOX)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1179
感想 : 82
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062838924

感想・レビュー・書評

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  • 語り部スーサイドマスター、火憐、羽川。
    忍の命名秘話はオフシーズンらしい前日譚と感じだけど、スーサイドマスターの語り苦手意識有り。
    真庭忍軍の誰かに似てる感じもしたり特筆したオリジナル感もなく、忍の師匠という立ち位置であるだけに残念。否、忍のキャラが立ち過ぎてるが故に至極難しいことではあるとは思うけど、それならそれでポンコツに振り切るという択もあったんじゃないかと想ったり。
    キスショットアセロラオリオンハートアンダーブレードという訳の分からない名前を付けたからには、それなりの背景があるんだろうと想像してしまうので、遂にそれを回収してくれただけでも、拍手喝采するべきなのかもしれない。

    火憐ちゃんの回は、正直この話いるのか?と思ってしまった。
    冒頭空手の師匠が登場してきたので、てっきり師匠との絡みがメインとなるかと思ったがそういう訳でもなく、愚物語で余接ちゃんが火憐ちゃんのことを持ち上げるシーン(暦と月火と共に暮らす一般人として凄え)があったがその点を火憐ちゃん視点としてフォーカスする訳でもなく、なんとも勿体ない短編だと感じてしまった。
    仮にこれをオフシーズンとして物語の核心には迫らないことに振り切るならば、忍だけで助けに行かせるとかではなく多様なキャラで助けに行かせて『私は皆に助けられてるんだ』的ENDに持ってても良かったと思う。

    羽川翼回。良いです。羽川が忍野を連れてきた方法の話。
    しっかり深掘りして欲しいとは思ってたので良かったし、懐かしいキャラが登場してきたのも良かった。
    残念だったのは最後結局能力で万事解決なんだ。という点。羽川が羽川らしい知恵を使う点があまりなかったのが残念。

    愚物語やっぱり結構良かった。


  • 物語シリーズは好きなんだけどOFF SEASONシリーズは個人的にはあまり面白くない。たぶん登場人物が少なく会話のやり取りが無いからかなと思う。

著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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