結物語 (講談社BOX)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 73
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062839006

作品紹介・あらすじ

「私は何も知りませんよ。あなたが知っているんです――阿良々木警部補」
怪異譚となる前の“風説”を取り締まる、直江津署風説課で働きはじめた警察官・阿良々木暦。
町を離れた、ひたぎと翼。
二十三歳になった三人が選ぶ道と、暦が最後に伝える想いとは……?
知れば知るほど、知らないことが増えていく――これぞ現代の怪異! 怪異! 怪異!

永遠に、この恋心はほどけない。

感想・レビュー・書評

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  • 阿良々木暦23歳の巻。言葉遊びも事件解決もやけに小さくなってしまった。老倉育とのやり取りに往年?の勢いを多少みたけど。

  • 阿良々木暦の新人キャリア奮戦記、ではないけどその時代のお話。
    阿良々木はつまらなくなったなー…って感じながら読み進むと最後には復活したかな。
    羽川つばさとの一夜物語が一番良かったです。
    きっと本物だったはず。
    弱さを捨て去ることが強さとは思えなかった、阿良々木との会話を自身の弱さとして読み込み無双になるのかな?羽川さん。

    ひたぎの最後のセリフに懐かしさとキレイな結びだなと感じた夏。


    って、まだ終わらないのかw
    なんだモンスターシリーズって、おい!w

  • ああ、すべて最後のヶ原さんが持っていったーって感じ。いいよねぇ、ヶ原さん。泣き顔をサングラスで隠すとか、「I love you 」「暦、蕩れ」。対して、羽川翼、ツバサハネカワ、どうした?世界には自分とそっくりな人間が3人いるという風説をそのまま使ったのは面白かったけど、性格変わっちゃった?戦場ヶ原ひたぎがいつも通りだっただけになんだか悲しい対比になったような。老倉育もなんだかんだいいながら阿良々木暦の良き話し相手になっているとは・・・ここはちょっと報われた感があったかなあ。神原駿河はドクターとか・・・いやはや
    5年の月日が流れ、それぞれの経過を垣間見た本作。良かったですよ。

  • オフシーズン最終巻。

    みんないろんなものを捨てて、拾って、抱えて、大人になってゆく。
    阿良々木くんも、あの頃の子どもだった自分とさよならし、大人になったその姿で怪異たちと歩んで行く姿が、愛しかったです。
    特に老倉さん、ちゃんと生きててよかった……!
    子どもの自分とはさよならしたけど、あの頃の気持ちまでさよならしなくてもいいんだってラストは、とてもよかったです。
    これからも忍ちゃんとひたぎちゃんと、しあわせに暮らしてほしい!

  • 開いてびっくり阿良々木くんが23歳!??
    暦物語みたいに、短編を繰り返していく話の中で、今まで出てきたみんなの近況が分かっていくという流れ。
    阿良々木警部補…!うん、ずっとずっと思っていたことだけれど、阿良々木くんはやっぱり警察官になったね。かれんちゃんもなっていて、しかも阿良々木くんよりも先で、それもとってもしっくり来ました。月火ちゃんがハチャメチャなのもなんとなくクスッと笑えたし、撫子が漫画家になれたことも、ぜんぶぜーんぶよかったなァって。
    人魚のお姉さんのお話、ゴーレムのお姉さんのお話、狼のお姉さんのお話…それぞれ新しいキャラクターがたくさん出てきたけれど、やっぱりわたしは過去編の、あの、阿良々木くんと一緒に青春をしていた彼女たちが懐かしくてたまらなかった。
    羽川のお話、阿良々木くんの悪いことの台詞から、ずっと苦しくて苦しくて…最後の一文で泣いてしまった。
    そんな、そんなことってある?
    大好きだった羽川の選択が、とても羽川らしくて、羽川以外にはとれない選択で、羽川翼を体現していて、だけれどもどうしてもどうしてもそうあって欲しくなくて、いつまでもいつまでも阿良々木くんの側にいて笑ってほしかったよ。
    はたまた、阿良々木くんが、老倉育とあんなに楽しくお話できるようになっていて、その感触に、ああ、もうあの頃の2人じゃないんだってそう思った。西尾維新マジックなんだよね。そういう些細な言葉遊びで時間の流れを感じさせるところ。
    ひたぎちゃんと喧嘩して別れちゃったときに気づいた阿良々木くんの、成長したのに成長しようとしていない、その言葉に胸を打たれた。私もそう。大人になったから、大人だから、それを言い訳にして、自分に限界を決めて、そうやって生きてて、だけれどもそんな自分自身が、そしてその人生が面白くなかった。
    阿良々木くんみたいに、生きていけたらいいな。

  • 風説課職員のキャラクター(物理)がどれもぶっ飛んでて最高。最後の戦場ヶ原とのシーンはちょっとうるうる。翼さんは流石すぎました。

  • 結物語/西尾維新 #読了 10/27
    大学卒業後、阿良々木暦は警察官として働いていた。研修のため戻ってきた地元で配属されたのは風説課。自分も含めて、そこには人間じゃない人がほとんどだった。誰も彼も、遠い存在となってしまった彼の想いとは…

  • 短編4篇収録。それぞれ怪異を解決。阿良々木くんとひたぎさんが結婚。

  • 大学生編すら飛ばしていきなり主人公が警察官になってた話。風説課ってとこで、怪異と関係ある人たちと一緒にいろいろ解決する話。人魚とかゴーレムとか狼とか出てきた。羽川さんが世界をまたにかけてめちゃ活躍してた。最終的に喧嘩してた戦場ヶ原さんと仲直りしてまた結ばれた話。

  • 【所蔵館】
    総合図書館中百舌鳥

    大阪府立大学図書館OPACへ↓
    https://opac.osakafu-u.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2000951731

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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