ごんぎつね 新美南吉傑作選 (新装版) (講談社青い鳥文庫)

  • 講談社 (2008年3月29日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784062850087

作品紹介・あらすじ

心に沁みる、すばらしい童話が読みやすく、1冊に11編も収録!
新装版 日本の名作が、いま甦る

自分のいたずらが原因で、兵十(ひょうじゅう)のおっ母がうなぎを食べられずに死んだと思ったごんは、そのつぐないに、ひとりぼっちの兵十の家に、いわしや栗をとどけましたが……。いたずら好きなひとりぼっちの小狐の悲しい最期を描いた『ごんぎつね』ほか、『手袋を買いに』『屁』『おじいさんのランプ』『牛をつないだ椿の木』『花のき村と盗人たち』など、心に残る名作11編を収録。

みんなの感想まとめ

心に残る名作が詰まった短編集で、特に「ごんぎつね」をはじめとする11編の童話が、子供たちの心情や社会の一端を鮮やかに描き出しています。作者の独特な視点や時代性が表現されており、読者は子供の頃の思い出や...

感想・レビュー・書評

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  •  代表作「ごんぎつね」他の童話を収録している。
    「ごんぎつね」以外には、執筆当時の時代性や、作者の主観が粗削りに表現されているものが多い気がする。

  • 南吉の童話作品はだいたい読んだが「空気ポンプ」と「屁」がまだだったので。
    「空気ポンプ」は自転車屋のパンク修理がしたくて仕方ない少年たちが、丁稚を外出させて、留守の店で念願のパンク修理をするのだが、空気入れを壊してしまう。発覚するのではないかと恐れて過ごす少年の不安感はよくわかる。私も母の留守中に口紅を出してたら根元からボッキリ折れて、あわててくっつけたけど、うまくくっつかず、適当にごまかして蓋をしたことを思い出した。(その後母に叱られたかどうかは全く覚えていないのに)
    南吉はそんな子供の心を鮮やかに描き出す。
    「屁」もよくクラスでおならをする少年がいて、笑い者になっているのだが、ある日主人公がしたおならも、その少年のおならだと誤解され、本人も否定しない。主人公の抱く罪悪感。(おならの匂いで食べた物を当てる少年もいて、笑える)
    「百姓の足、坊さんの足」も名作だし「花のき村」も笑わせたあとほろっとさせる作品なので、バランスのいい選集だと思う。

  • 短編集です。
    教科書にでてくるような作品が多数収録されていますが、
    改めて目を通すと、きれいな文章ばかりで、音読したくなりました。
    文章を書き写すのも、こどもの勉強としていいかもしれません。
    文章から色彩が感じられるので、写経のように苦行っぽくはならないでしょう。

    とにかくストーリーが面白いです。中学年以上の子におすすめです。

    2010/07/31

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著者プロフィール

1913年、愛知県知多郡半田町(現・半田市)に生まれる。中学時代から童話を書き始め、『赤い鳥』『チチノキ』などに投稿。東京外国語学校在学中に病を得、20代後半の5年間は安城高等女学校(現・県立安城高等学校)で教師をしながら創作活動を続けた。1943年、29歳の生涯を終える。代表作に「ごんぎつね」「おじいさんのランプ」「手袋を買いに」「でんでんむしの悲しみ」を始めとして、多くの童話・小説・詩などの作品を残す。

「2024年 『だれのかげ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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