- Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062851039
作品紹介・あらすじ
「ハチはいま、大好きだった上野先生に、会いたくて会いたくて、しかたなかった上野先生に、やっとやっと、会えたんだよね――。」雨の日も雪の日も、主人の帰りを駅で待つ。日本一有名な犬ハチと、飼い主のあたたかい心の交流を描いたノンフィクション。愛する者と暮らすことのすばらしさ、別れのせつなさに胸をうたれます。あなたを待つ人はだれですか。
感想・レビュー・書評
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上野教授宅出入りの植木職人、菊さん(教授亡き後のハチの飼い主)の子供の視点で語られた新しいハチ公物語でした。詳細な資料に基づいたお話なので映画的な脚色もなく、読みやすい。長らく病気療養中につき休筆されている真斗さん描き下しの挿絵も大変うれしい。
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3年生の子どもに読ませた後、私もちゃんとした話を知らなかったので読んでみました。
中盤くらいから、もう涙が止まりませんでした。ハチが大好きだった上野先生と一緒にいられたのは、たったの1年ちょっと。それなのに何年もずっと駅までお迎えに行って待ち続けるって本当にすごいです。待ち続けた間も、最期の時も、ハチはどんな気持ちだったんだろうと思うと胸が締め付けられます。あとがきにもありましたが、大切な人と一緒にいられる時間はとても儚くて、奇跡的なものだとハチに教えられました。今、大切な人たちと一緒に過ごせている時間をもっともっと大事にしようと思います。 -
小学校の時に図書室で見つけて読んだら学校だったのに涙が止まりませんでした。
最初の方は当時の私には難しかったのですが、最後まで読むと本当にいい話だと思いました。 -
映画よりもよかった。犬の気持ちは人間の感情だけでは判断することはできないが、という内容があとがきに書かれているのもよかった。表紙の子犬かわいい。
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子供が借りてきた書籍で何気なく読みましたが、涙が止まりませんでした。動物だからといって美化されているのではなく、深い絆で心通わせた感動物語でした。
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H29年度イベント「ブックリンク~本でつながる心と心~」で、中学生が紹介してくれた本です。
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うう• • • 悲しいお話だな〜
泣ける、泣ける、泣けるよ~ -
主人公のハチ公上野先生に飼ってもらい先生が亡くなってからも、待ち続ける。感動の物語です
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・ハチという犬が、かいぬしが大好きで、そのかいぬしがとつぜん亡くなって、それを知らないハチは、ずっと待ちつづけたというお話です。
・ハチが大好きだった上野先生を待ち続けるというところが泣けるし、おすすめです。最後には、ハチと上野先生が…。 -
少し前に読み終わりました。
ハチ公の話を読むのはこれが初めてなので、他の本との比較は出来ませんが、児童文学らしく読み易い作品だったと思います。
ただ違和感はありまして、それはその場にいないキャラクターの一人称視点で物語が進んでいく、という点です。
これは単純に、そういう作品に触れる機会が無かった為の違和感かな、とも思います。
作品の内容について触れるつもりはありませんが、全体を通して、ハチを中心とした暖かな家族愛を感じました。犬好きさんにはオススメです。
この本を買った経緯は、そもそも挿絵を描かれている真斗先生が目当てだった訳ですが、文字の方でも存分に楽しませて頂きました。
挿絵に関しては、安堵と喜びで、とても文字には表現できません。
この本を読んで、命の重さについて考える事ができました。
最初に感じた一人称の違和感が無ければ、星五つをあげたい作品です。
著者プロフィール
岩貞るみこの作品






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