- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062851251
作品紹介・あらすじ
ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために!
冒険……友情……恋……
読みはじめたらとまらない!胸が熱くなる、命をかけた冒険活劇!
「わたしの名はダルタニャン。わたしの剣を受けてみろ!」ルイ王朝華やかなりし頃のフランス、花の都パリ。片田舎からやってきた、熱い心をもつ青年ダルタニャンは、3人の勇敢な銃士、アトス・ポルトス・アラミスに出会う。そして彼らと共に、国家をゆるがす陰謀に立ち向かうことに!恋と友情に命をかけた、手に汗にぎる冒険活劇、ここに登場。
※小学上級から
感想・レビュー・書評
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舞台はルイ王朝が華やかな頃のフランス。
田舎から立派な名のある銃士目指して
パリにやってきた青年ダルタニャンの
恋に決闘に陰謀に友情とテンポよく躍動する物語。
よく知っている三銃士の話が慣れ親しんできた
ひとみ先生の文で読めて楽しい♡
個性が強く、それぞれにクセのある
素敵な三銃士に、バッキンガム公爵と王妃の
秘められた恋と悪女ミレディ。
one for all, all for one.
どんどんと映像を見るように流れる大胆でスピード感のある
展開とキャラクターたちの楽しさにあっとゆう間の読了。
久しぶりに映画版も見てみよう~♪詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
岩波書店の『モンテクリスト伯』が面白かったのでこちらにも着手。いずれ娘も読むかと思い、青い鳥文庫で読んでみました。
やっぱり、話は面白いです。文章も、まあ、読みやすい。
巻末の解説によると、従者への暴行等、時代錯誤的な箇所は省いたとのこと。
他の新訳や完訳も読みたくなってきました。
ただ、この絵はいかんですよ…。文章中の説明と合っていない。主人公はこんな優男なの!? ほんとうに? ところどころ出てくる挿絵に興ざめ。
いやでも、これが子ども向けとしては正しいカタチなのかもしれない。 -
75:映画化をきっかけに、借りてきました。藤本ひとみさんが書かれてるということで、不安半分、期待半分というところでしたが、うまくまとまっていて、とても面白かったです。何度読んでも、ダルタニアンのダメっぷり(気が多い、おっちょこちょい、直情径行、など!)はひどいですが……(笑) 解説にもあるように、現代の感覚とは少々異なる部分もあるのですが、ではアニメ三銃士はどうやったっけ、といらぬ好奇心スイッチが入ってしまったのでした(笑)
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ミュージカル舞台の予備知識にと
簡単に読めるこども向けを買ったのだけど
あれから3年…やっと読み終わった(笑)
こども(小4)曰く、
ミレディが悪いことして処刑される話でしょ?!
…違います。
ダルタニアンの成長物語です…けど
たしかに
ミレディ部分濃い内容かもしれません。 -
子どもが寝る前の読み聞かせ用。神話的なものがネタ切れになったので、自分で選んでは読まなさそうな、古典の紹介に。血気盛んな若い主人公を、主従関係のない年上の仲間が支えるという構図は、宇宙戦艦ヤマトの古代くんと真田さん他、みたいなところがあるなあと思って読んでいた。
主人公のダルタニヤンは、年長の三銃士にいろいろと助けてもらうのだけれど、三銃士のほうは、若い彼をどう思って助けているのだろう。ダルタニヤン視点からだと、それは「友情」ということで描かれるのだけれど、年長者の視点で読むと、「あぶなかしくて、放っておけない」「今後の成長が楽しみ」というような、まあ一言でいえば「かわいい」という感情で動いているのだろう。でもそれがダルタニヤン視点だと、対等な仲間ということになっているようで、そのあたりのギャップがどのように生じているのかなというのが興味深い。おはなし的には単純なエンターテイメントとしての古典的な展開が楽しめる。子どもも楽しみに聞いていた。 -
旧版(桜井成夫訳、金斗鉉絵、1988年発行)を読みました。
旧版では会話がキャラ立ちしていなくて臨場感に欠けましたが、新版ではどのような会話が描かれているのでしょうか。
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20130712/p1 -
児童書だから、かなり噛み砕いて書いてありそうではありましたが一度読んでみたかったもの。
ていうかこれ4人なのに三銃士なのね(笑)
ダルタニャンが青くて可愛い。
敵が美女で悪女っていうのもいい。
男はいつだって女に狂わせるってのもいい。
武士道や大河ドラマや時代劇とは違う価値観。
日本の自制の精神とはちがう、恋愛により狂わされて翻弄されまくる男たちはそれはそれでいいよね。
挿絵がすごくマンガっぽいから、すごく読みやすい。
でも今度は本物を読みたい。 -
図書館で借りました。
「三銃士」は、GR(PGR2)、映画版(キーファー・サザーランドがアトス役のもの)、それからNHK人形劇「新・三銃士」と見て&読んで来ましたが、日本語で読むのは初めてでした。
(GRを読んだ時は、フランス語の名前を覚えられず+話に乗れず、イマイチだったんですが…;)
なぜ、児童書版を選んだかと言うと…
①長いと最後まで読めなさそうだったから。(図書館本だし)
②イラストが可愛かったから。
③訳が気に入ったから。
以上、三点の理由で決めましたw
イラストは、表紙を見て分かるように素敵に描かれているんですが、
ロンドンに向かうことになったダルタニアンのはりきりぶりや、
彼をからかう三銃士の表情がなんとも言えませんww
訳も読みやすくて、セリフも良く、
四人のやりとりに何度も読みながら笑ってしまいました。
巻末には、当時の豆知識も掲載されていて、
結構オススメの一冊です☆ -
ちゃんと読んでいなかったので今更ながら。
娘も青い鳥なら読んでくれるかな、と。
藤本先生なら、と作者買い(^_^;)
1センテンスが短いなぁと思ったら、新聞小説だったんですね。
時代や習慣、道徳など違いすぎてよく分からないところもありますが、
豪快で円満な?大団円は、エンタメとして今にも通じるんだなと思いました。