- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062851473
作品紹介・あらすじ
シャングリラで、神の御子の肖像画に描かれていた玉ちゃんそっくりの女の子。そこで出会った女の子チェリンちゃんと、その兄バサンくんに助けられ、いつみたちは、玉ちゃんをさがすため、風の御使いが降りる祭礼にいくことに。だが、そこには冥府遣いの陰謀が。そして神の御子と玉ちゃんに隠された秘密とはいったい…!?4人はぶじに人間界へ帰れるのか!?小学中級から。
感想・レビュー・書評
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購入日:2010/08/01
読了日:2010/08/01
続きが気になったので買ってきてしまった。
うーん。
序盤から中盤に掛けての展開はいいと思うんだけれど、クライマックス!というところが、いまいち面白みに欠ける。
ベタベタなセリフ回しにベタベタな展開。
小さい子どもには分かりやすくてうけるってことなのかな。
肖像画のネコと玉ちゃんは同じネコだと思っていたので、玉ちゃんだけ昔のニキラアイナに来て、そこで神格化されたとかだと思ったりしていたので、別ネコだったというのは、予想を裏切られた。
ますます玉ちゃんがヒロイン化してゆく…。
そして、今回も次巻へ続く。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これからどうなるのか気になる反面、やはり小学生の子供には厳しすぎる試練だなって思います。
2010.7.30 -
読み途中
悲劇のはじまり...?
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読了。
以下落書き。
堕ちた?
また悪堕ちというのはやめてほしいような、でも人間不信に陥る彼女たちをもっと見たいような気もする。どこに漬け込んでどこからアプローチしてくるか分からない敵って不気味
あと、いつみに関しては別人格とかチカラとか、そういうモノを扱いきれるのか、仮にも暴走したらどうなるんだろう、とか気になる。
その辺り前々から匂わせているものがあるような...
伏線や謎が多いという印象。広げた風呂敷をどう畳んでいくのか気になる。
畳み方は一つではないだろうし。
妄想し過ぎた
とりあえず一巻読んで、
基本設定をもう一度確認した方が良いかな...
この作者は悲劇的な展開しか書かないのかな?
と今更ながら言ってみる。シビア。 -
涙だ。
わたし、泣いているんだ。負けを認めたくないのに。ムスビをおそろしい目にあわせたくないのに。
ぽたり、ぽたり、と涙が落ちる。
大巫女のカウントダウンに首をふり、もう一度顔をあげてムスビを見る。
ムスビが笑っていた。
〈いっちゃん、だいじょうぶですよ。〉 -
「摩訶不思議ネコ・ムスビ」シリーズの6冊目。
行方不明になった玉ちゃんをシャングリラでさがすいつみ、莉々、ムスビ。そっくりの子を見つけ出すが、その前に風龍が立ちはだかる。
風龍には、わたしたちがどう見えているだろう。[中略]
わたしも盃をえらんだときとおなじ、見えているもの、ではなくて、見えないなにかを感じようと決意して、目をとじた。p.181
太陽(アガリ)遣いと冥府(フカ)遣い、猫の国ニキラアイナ、巫女(ウマリ)に天猫(ラキネコ)...前作の刊行から9か月、シリーズの設定と用語を思い出すのにひと苦労。
子どもはこういうギャップは軽く越えてしまうのだろうが。