怪盗パピヨン steal2 -黒鉛の塔の秘密- (講談社青い鳥文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062852067

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  • “大きなあくびをしながら、ぼさぼさ頭をかいていた雅也が、奈那の存在に気づいた。
    「おっ。ナゾナゾもいるのか。」
    雅也の表情が、一瞬にして笑顔に変わる。
    笑うと、えくぼができ、とても人なつっこくなる。
    「ナゾナゾじゃないよ。桃園だってば。」
    「ははは。ま、どっちでもいいじゃねえか。」”[P.56]

    これ主要人物に色の名が入ってるのな……。

    “ドラグーンが、ほんとうに黒坂先生だったら、どういうことになるのか。
    奈那の脳みそは、ミキサーでかきまわされたように混乱してきた。
    それで、あいまいな返事しかできなかった。
    「パピヨンをつかまえることが、ミスクラの第一目標なのは、変わらない。だけど、これからは、ドラグーンに関するなぞもとかなくちゃいけないと思うんだ。」
    「うん。わかったわ。ドラグーンがマスクで顔をかくしているのも、パピヨンをつかまえようとしているのも、なにか理由があるはずだもんね。」
    もしかすると、パピヨンとドラグーン、いや、胡蝶先生と黒坂先生には、深い因縁があるのかもしれない。”[P.212]

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