探偵チームKZ事件ノート キーホルダーは知っている (講談社青い鳥文庫)
- 講談社 (2011年5月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062852159
作品紹介・あらすじ
なぞの少年が落とした、ふしぎなキーホルダー。その中身を調べてみたら、なんとそこにはとんでもないものが!小6の彩と4人の男の子たちが作った探偵チーム「KZ」。まったくちがった5人が、それぞれの特技を生かし、協力しながらなぞ解きにいどみ、活躍する本格ミステリー。小学上級から。
感想・レビュー・書評
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若武とアーヤ、いい感じやないの。と思っていたら最後はカレやあの子からもまさかの「付き合って」ラッシュ。あはは。先に読んだ娘がキャーキャー言うてたのはこのあたりか。
今回は、手がける事件も、リアリティはともかく共感できるところのあるもので、前作よりは楽しめた。また何よりアーヤたちが中学受験を終えて、各自がその結果を受け止めるまでの心の動きが描かれ、興味深かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
内容がすごい。
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▼娘(8)との付き合い&親としての好奇心で読んでいるシリーズ。第3作。
▼主人公のアーヤ(小6)が、中学受験をする。前作の終わりで受験シーズンが近づいていた。果たしてアーヤの受験どうなる。小学生の親としてはドキドキなところだったのだが、本作の冒頭で受験は終わっていた。やはり中学受験というのをねっとり描く狙いはなかったのだろうな、と。結果は、第1、第2希望を落ちて、第3希望の私立中学に進学することに。アーヤの家は兄(高校生)も私立だったはずだから、言ってみればかなりお金持ちの家庭。
▼相変わらずアーヤと4人のイケメン男子たちが少年少女探偵をする仕掛けですが、今回は前作と違って事件そのものはさほど胃が痛くなるようなダークなものでは(結果的に)なくて、それはそれで読みやすい。
▼ただ、いよいよ明瞭になってきたのは、探偵という段取りで物語は前進するのだけど、全編を貫く主題が「いつも劣等感に襲われている女子が、イケメンたちと仲間グループになり心理的に安全かつ自己肯定感を得られる人間関係を持つことで、執拗な劣等感から徐々に徐々に自信を持っていく(でももちろんそう簡単に色んな劣等感はなくならない。なぜなら物語は続くから)」であることがより明瞭になってきた気がします。
▼そして第4巻に向けて。どうやら4巻から「中学生編」らしいのだけど、アーヤと4人が今後も仲良く探偵作業ができる段取り、つまり「この楽しい日々が終わらない」ということにちゃんとなっていく。こればかりは確かに、子供(学校のクラスとか塾や部活の人間関係とか)でも、大人(会社の配席とか上司とか友人とか)でも、「ああ、今の感じは楽しい(または安全)だけど、進学とか進級とか転勤とか昇進とかで、この日々が終わっちゃうなあ」ということは常にあるのでは、エンタメ物語としてはそこをちゃんと維持してくれるのは正しいと思いました。 -
気持ちがキュンキュンする本です。
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黒木くんかっこいいヨ。
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何故これをまるでハッピーエンドのように書けるのかが分からない…。
だいたいその理由はなんですか…それ別にそんな大ごとしなくていいでしょう。仮病でもなんでもいいじゃないか。
個人的な理由のために使っていいものじゃないと思うよ、それ。カラスだって無駄死にじゃないか。
ダメなことをダメと言えない、子供の理屈でOKとしちゃってハッピーエンドなんて…。
子供だましの作品なの?って思ってしまいます。 -
面白かった✨
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シリーズ第三作。今回は毒薬事件。メンバーはそれぞれ受験を終え、進学先が決まる。